遺品整理でテレビを処分する方法は? 処分費用や処分前の確認事項も

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「遺品整理で出たテレビはどう処分すればよいのか?」「処分費用はいくらかかるのか知りたい」とお悩みではありませんか? 遺品整理で出たテレビの処分方法はいくつかありますが、テレビの状態や自分の希望に合った方法を選択すべきです。

この記事では、遺品整理でテレビを処分する方法や処分費用の目安・遺品整理業者に依頼する方法などを詳しくご紹介します。

  1. テレビを処分する前に確認すべきポイントは?
  2. 遺品整理でテレビを処分する方法3つ
  3. 遺品整理で出たテレビの処分費用を紹介
  4. 遺品整理業者を利用するメリット
  5. 遺品整理でテレビを処分する方法に関するよくある質問

この記事を読むことで、テレビを粗大ゴミとして捨てられない理由や、費用をかけずに処分する方法などが分かるはずです。

1.テレビを処分する前に確認すべきポイントは?

まずは、テレビを処分するにあたって、事前に確認すべきことをまとめました。

1-1.家電リサイクル法について理解しておく

テレビを処分する際は、家電リサイクル法について知っておく必要があります。家電リサイクル法は2001年に施行された法律です。家庭から出た廃家電をリサイクルすることで、資源の有効利用とゴミの減量化を目的としています。この法律により、テレビを含む家電4品目については、自治体が回収することができなくなりました。処分する際はリサイクル料金を支払い、家電量販店などを通じてリサイクルに回す必要があるのです。

1-2.親族や友人に欲しい人がいないか

遺品整理で出たテレビは、まず、親族や友人などに欲しがっている人がいないか確認してみるとよいでしょう。譲り先が見つかれば、お金をかけて処分する必要がなくなります。ただし、状態をきちんと伝えたうえで譲るようにしてください。できれば、実物を見てから譲り受けるかどうかを決めてもらうのが一番です。

1-3.買取に出すことができる状態か

テレビの状態によっては買取に出すことも可能なため、すみずみまでチェックしてみましょう。故障などの不具合がなく、傷や汚れが目立たないもの・人気メーカーのものなどは、買取対象になりやすいはずです。特に、製造から5年以内のテレビは、廃棄するよりも買取に出すことを検討したほうがよいでしょう。

2.遺品整理でテレビを処分する方法3つ

遺品整理で出たテレビを処分する方法には、以下のようなものがあります。

2-1.家電量販店に引き取りを依頼する

家電リサイクル法では、小売業者に不要になったテレビの回収を義務づけています。そのため、テレビを購入した家電量販店に依頼すれば引き取ってもらうことが可能でしょう。どの販売店で購入したか分からない場合は、最寄りの家電量販店に相談してみることをおすすめします。引き取りを依頼する際はリサイクル料金と収集運搬料金を支払う必要があるため、事前に金額を確認しておくとよいでしょう。

2-2.指定引取場所へ持ち込む

自分で指定引取場所へ持ち込んで処分する方法もあります。この場合、事前に郵便局の窓口でリサイクル料金を支払うことが必要です。自分で運搬するため、収集運搬料金はかかりません。こちらから最寄りの指定引取場所を検索してみるとよいでしょう。

2-3.遺品整理業者に依頼する

遺品整理業者に依頼すれば、テレビも適切に処分してもらえます。ほかの遺品も仕分けして適切に処分してもらえるため、大変便利です。中には遺品の買取を行っている業者もあり、状態のよい遺品は買取してもらえます。

3.遺品整理で出たテレビの処分費用を紹介

遺品整理で出たテレビを処分する際、費用はどのくらいかかるのでしょうか。

3-1.リサイクル料金は約1,200円~

テレビのリサイクル料金は、メーカーやサイズによって異なります。国内大手メーカーの場合は以下のような金額が目安になるため、参考にするとよいでしょう。

  • ブラウン管テレビ:15インチ以下 約1,200円~・16インチ以上 約2,200円~
  • 液晶プラズマテレビ:15インチ以下 約1,700円~・16インチ以上 約2,700円~

3-2.収集運搬料金は2,500~3,000円が相場

テレビの収集運搬料金は、販売店によって異なります。新しいテレビと買い替える場合に比べて、処分だけを依頼する場合のほうが高くなることが多いでしょう。相場は2,500~3,000円前後ですが、事前に必ず確認してください。

3-3.遺品整理業者に依頼した場合の費用相場は?

遺品整理業者の費用は、間取りで決まる場合がほとんどです。相場としては、以下のようになります。ただし、遺品の量が多くて運搬車両を増やさなければならない場合や、ハウスクリーニングも依頼する場合などは、さらに料金が高くなるでしょう。

  • 1LDK:70,000~200,000円前後
  • 2DK:90,000~250,000円前後
  • 2LDK:120,000~300,000円前後
  • 3DK:150,000~400,000円前後

4.遺品整理業者を利用するメリット

遺品整理業者を利用するとどのようなメリットがあるのかをご紹介しましょう。

4-1.自分で遺品整理するのが難しい場合でも安心

遺品整理業者に依頼することで、自分で遺品整理をするのが難しい人も安心できます。「遺品の量が多くて手をつけられない」「手伝ってくれる人がいない」「遠方に住んでいる」など、遺品整理がスムーズに進まず困っている人も多いでしょう。業者に依頼すれば短時間で効率的に遺品整理を終えることができるため、こうした悩みを解決できるはずです。

4-2.大切な遺品を間違って処分せずに済む

「自分で遺品整理をして大切な遺品を処分してしまった」という失敗も防ぐことができます。経験豊富な遺品整理業者であれば、どんな場所に遺言書や重要書類がしまってあるか、見当がつきやすいものです。また、遺品の価値にも詳しいため、高価な遺品を間違って処分してしまう心配もありません。

4-3.遺品の買取も依頼できる

処分だけでなく遺品の買取も依頼できるのは、大きなメリットでしょう。買取先を別途探すより、回収と買取に同時に対応してもらえるほうが、手間の軽減につながります。また、遺品整理費用から買取分を差し引いてもらえるため、費用を抑えて遺品整理ができるはずです。

5.遺品整理でテレビを処分する方法に関するよくある質問

「遺品整理でテレビを処分したい」という人が感じるであろう疑問とその回答をまとめました。

Q.テレビの寿命は一般的にどのくらいでしょうか?
A.使用頻度や使用環境にもよりますが、平均寿命は10年前後といわれています。

Q.遺品のテレビは供養してから処分したほうがよいですか?
A.供養するかどうかは気持ちの問題なので、気になるようであれば依頼するとよいでしょう。不用品回収・遺品整理のゼロプラスでは、遺品の供養も受け付けています。

Q.遺品整理業者が在籍している業者を選んだほうがよいのでしょうか?
A.遺品整理士の資格は、遺品の取り扱いや遺品に関する法規制に関する知識を持っている証(あか)しになります。遺品整理士が在籍している業者のほうが安心して任せることができるでしょう。

Q.携帯用液晶テレビや車載用液晶テレビも家電リサイクル法の対象になりますか?
A.いいえ、対象外です。自治体のルールに従って処分してください。

Q.悪質な遺品整理業者とのトラブルは、どこに相談すればよいですか?
A.国民生活センターの窓口に相談すれば適切なアドバイスをもらえるでしょう。

まとめ

遺品整理で出たテレビを処分する方法や処分前の注意点・処分費用などをまとめてご紹介しました。テレビは自治体が回収する粗大ゴミとして捨てることができないため、事前に正しい処分方法を知っておく必要があります。遺品整理をスムーズに進めるために、ぜひこの記事を参考にしてください。