遺品整理の失敗を防ぐ方法は? よくある例と予防法を詳しく解説!

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「遺品整理で失敗したくないが、どんな点に気をつければいいのだろう」「失敗を防ぐコツを知りたい」とお考えではないでしょうか。遺品整理は想像以上に大変な作業なので、よく分からないうちに始めると、途中で挫折してしまいがちです。まずは、遺品整理のポイントを正しく理解しておくことが必要でしょう。

そこで今回は、遺品整理の失敗を防ぐ方法について詳しく解説します。

  1. 遺品整理でやりがちな失敗は?
  2. 遺品整理の失敗を防ぐためにできること
  3. 遺品整理の失敗を避けるための業者選び
  4. 遺品整理の失敗に関するよくある質問

この記事を読むことで、遺品整理でよくある失敗や予防法がよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。


1.遺品整理でやりがちな失敗は?

最初に、遺品整理でやりがちな失敗にはどんなものがあるか見ていきましょう。

1-1.価値が分からず処分してしまう

遺品整理では、よくある失敗のひとつに価値が分からず何でも処分してしまうことが挙げられます。金銭価値が高いものを処分してすると、親族からクレームがつきやすいので注意しましょう。特に、骨とう品・趣味のコレクション品・着物などは、専門知識のある人に見てもらってから処分することをおすすめします。

1-2.形見分けでもめる

親族間でよくもめるのが、形見分けです。自分がほしいものをもらえない・ほかの人のほうが高いものをもらったなど、トラブルが多く見られます。中には、いらないものを強制的に形見分けされて困ることもあるでしょう。形見分けは、故人の遺志と親族の希望を十分に考えて決める必要があります。

1-3.相続を考えずに進めてしまう

遺産が多い場合は相続が関係するため、勝手に遺品整理を行うと失敗します。相続が関係するときは、遺品整理を慎重に進めてください。特に、金銭価値が高いものを勝手に売ってはいけません。また、遺品整理で現金などの資産が見つかった場合も、相続対象に含める必要があります。

1-4.賃貸の退去期限に間に合わない

遺品整理を開始するのが遅れると、賃貸の退去期限に間に合わないことがあります。通常、借り主が亡くなると、賃貸契約が解除となり退去を迫られることになるでしょう。まずは、賃貸契約書をチェックしてください。退去期限から逆算し、遺品整理を進めていく必要があります。なお、退去の際に原状回復を求められる場合は、遺品整理の後も作業も考えてスケジュールを立ててください。

1-5.自分たちでやろうとして挫折する

自分たちだけで遺品整理しようとして失敗する人が多くいます。人数がいれば何とかなるだろうと手をつけても、結局途中で挫折してしまうのです。想像以上の物量があり仕分けで苦労したり、重いものを運び出すなどにより足腰を悪くしたりすることもあります。また、作業の効率が悪く、予定どおりに進まないなどの問題もあるでしょう。

1-6.悪徳業者にだまされてしまう

大切な人が亡くなった後は、悪徳業者にだまされやすいものです。悪徳業者は、新聞のお悔やみ欄などをチェックして言葉巧みに近づいてきます。「遺品を無料整理している」などの甘い言葉を信じて依頼してはいけません。法外に高い費用を請求されたり回収依頼をしていないものまで回収されたりなど、トラブルに遭う可能性が高いので注意しましょう。大切な人が亡くなった悲しみに加え、だまされて悔しい思いをすることになります。

2.遺品整理の失敗を防ぐためにできること

遺品整理の失敗を防ぐためのコツを詳しく解説しましょう。

2-1.やるべきことやスケジュールを確認する

作業を開始する前に、やるべきことやスケジュールを確認しておくことが大切です。きちんと準備していないと、途中で挫折しやすくなります。まずは、以下のことを確認してください。

  • 作業日程
  • 誰がやるか・分担はどうするか
  • 形見分けの品をどうするか
  • 不用品の処分方法

2-2.生前整理をしておく

親が元気なうちに生前整理をしてもらえば、遺品整理で苦労せずに済みます。今は、終活を進める人が増えていることからも、話をしてみるといいでしょう。親にやる気になってもらうためには、生前整理のメリットを伝えることが大切です。安心して老後を迎えることだけでなく、相続や形見分けについても自分の意思を反映できることを理解してもらいましょう。

2-3.できるだけ親族総出で行う

遺品整理は、できるだけ親族総出で行うことをおすすめします。特に、親族の中でも発言力がある人に手伝ってもらいましょう。実際に作業してもらうことで後から文句を言われるのを防げるからです。また、大人数で作業したほうが効率よくスムーズに片付くのもメリットと言えます。

2-4.故人の遺志を反映させる

遺品整理で失敗しないためには、故人の遺志を反映させることも必要です。たとえば、遺言状やエンディングノートがあれば、できるだけ従うようにしましょう。親族から異議が出ても、故人の希望であることを告げると納得してもらいやすいものです。生前整理の一つとして、親にエンディングノートや遺言状の作成もすすめてみるといいでしょう。

2-5.専門業者への依頼を検討する

遺品整理は、専門業者に依頼することもおすすめです。プロならではの経験と知識により、効率よく片付け・処分してもらえます。費用はかかりますが、自分たちでやるよりも失敗しなくて済むのがメリットです。また、第三者である業者に依頼したほうが、親族同士のもめごとも防ぐことができるでしょう。

3.遺品整理の失敗を避けるための業者選び

遺品整理の失敗を避けるためには、業者選びが重要なポイントになります。

3-1.時間や労力が足りないときなどにおすすめ

以下のようなケースは、遺品整理を業者に依頼することをおすすめします。

  • 物量が多すぎる
  • 人手が足りない
  • 多忙
  • 賃貸の退去期日が迫っている
  • 遠方で作業しづらい
  • 孤独死などで特殊清掃が必要

3-2.効率よく作業でき不用品の処分もしてもらえる

遺品整理を専門業者に依頼すると、以下のようなメリットがあります。

  • 効率よく作業できる
  • キレイに仕上がる
  • 不用品の処分を依頼できる
  • 労力や時間を節約できる
  • 希望の日時に作業してもらえる
  • 遺品整理の疑問や不安をアドバイスしてもらえる

自分たちだけで遺品整理しようと考えていても、実際に作業してみてお手上げになってしまうことも多いのです。最初から専門業者に依頼すれば、無駄な労力を使うこともありません。

3-3.費用は広さ・汚れ具合・物量などによって異なる

業者に遺品整理を依頼した場合の費用目安は、以下を参考にしてください。以下は、当ゼロプラスの一例です。

  • 軽トラパック(家電5~6品程度):29,800円
  • 平車パック(1K~1DK程度):69,800円
  • 2tホロ車パック(1LDK~2K程度):99,800円
  • 2t箱車パック(2K~2LDK程度):119,800円
  • 4t箱車パック(3LDK~5LDK程度):219,800円

なお、特殊清掃や遺品供養などが必要な場合は、別途オプション費用がかかります。詳しくは、業者から見積もりをもらって確認してください。

3-4.悪徳業者の特徴は?

悪徳業者にだまされないためには、主な特徴を知っておくことが大切です。たとえば、以下のようなものがあります。

  • 「無料回収」を必要以上に強調する
  • 平日の昼間にいきなり押しかけてくる
  • 強引に家に上がり込もうとする
  • 口がうまい

特に、高齢者や女性がひとりだけで在宅しているときを狙ってくるので注意しましょう。せっかくだからと家に上げてしまうと、貴金属類など金銭価値の高いものを無理やり回収する・法外な回収費用を請求されるなどのトラブルに遭う可能性があります。悪徳業者は、単に営業成績を上げるためだけに近づいてくるのです。遺品整理で思わぬトラブルに巻き込まれ、被害に遭わないように気をつけてください。

3-5.信頼できる業者に依頼すること

遺品整理は、信頼できる業者に依頼することが大切です。具体的には、以下のポイントを満たす業者を選びましょう。

  • 遺品整理で豊富な実績がある
  • 丁寧な作業や応対の良さで定評がある
  • 可能な限り買取もしている
  • 見積もりは無料
  • リーズナブルで分かりやすい料金システム
  • 希望の日時で作業してもらえる
  • 遺品整理士が在籍している
  • 遺品供養の手配を依頼できる
  • 作業時の損害賠償保険に加入済み

なお、当ゼロプラスでも遺品整理のご相談をお受けしております。まずは、お気軽にご連絡ください。

4.遺品整理の失敗に関するよくある質問

最後に、遺品整理の失敗に関する質問に回答します。それぞれ確認してください。

Q.遺品整理で失敗しやすい人の特徴は?
A.以下に当てはまる人は、遺品整理で失敗しやすいので注意しましょう。

  • 無計画
  • 飽きやすい
  • 片付けが苦手
  • 独断でものごとを進めがち
  • ものを捨てる習慣がない

Q.作業が大変なので複数回に分けてもいい?
A.相続や賃貸の退去が関係ない場合は、複数回に分けて作業してもいいでしょう。なお、作業が大変なら、手伝ってもらえる人を探したり業者に依頼したりすることも検討してください。

Q.遺品整理の際に親族が勝手に貴重品を持ち出したのですが?
A.まずは、持ち出した本人に返してもらいましょう。形見分けする場合であっても、故人の遺志とほかの親族の了承が必要です。なお、特に金銭価値の高いものについては、相続が関係する可能性があるので注意してください。

Q.途中まで作業してから業者に依頼すると安くなる?
A.状況によります。たとえば、不用品の仕分けが終わっているのなら、業者の作業量が減るため安くなる可能性はあるでしょう。なお、作業が中途半端に終わっているところから依頼した場合は、安くなるとは限りません。

Q.遺品整理の際に業者が柱に傷をつけたのですが?
A.まずは、証拠写真を撮影しましょう。スマホなどでも、撮影日時が残る形で保存しておけば立派な証拠になります。その後、業者に連絡して現場を確認してもらいましょう。業者の落ち度による傷ならば、補償してもらえるはずです。

まとめ

今回は、遺品整理の失敗について詳しく解説しました。遺品整理で失敗しないためには、何をいつまでにするべきか確認し、きちんと計画を立ててから手をつけることが大切です。また、親族とよく話し合って進めることも心がけましょう。遺品整理は、実際に始めてみるととても大変な作業であることが分かります。遺品整理専門業者に依頼することも検討してみましょう。時間や労力を大幅に節約できて、スムーズに片付くなど多くのメリットがあります。信頼できる業者とよく相談して進めれば、失敗せずに済むでしょう。