断捨離を上手に進める方法は? 楽に片付けるコツや注意点を教えます!

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「断捨離をしたいが、うまく片付けるコツを知りたい」とお考えではありませんか? 不用品をスッキリ処分して必要なものだけに囲まれた暮らしは、シンプルでとてもすてきです。しかし、どんなもの・どんな方法で捨てるべきか、よく分からないこともあるでしょう。また、なるべく簡単かつ効率よく作業したいですよね。

そこで今回は、断捨離の方法について詳しく解説します。

  1. 断捨離とは?
  2. 捨てるものを選ぶ基準
  3. 断捨離の前にチェックすることや準備
  4. 断捨離の手順
  5. 断捨離で出た不用品の処分方法
  6. 断捨離後に心がけるべきこと
  7. 断捨離の方法に関するよくある質問

この記事を読むことで、断捨離を効率よく行うコツがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.断捨離とは?

最初に、断捨離の意味やメリット・デメリットを見ていきましょう。

1-1.断捨離は不用品を処分すること

断捨離とは、「断つ」「捨てる」「離す」の3つからできた言葉で、身の回りの不用品を処分し必要なものだけにすることです。ものを処分すると同時に、気持ちの整理をつけて新たな生活に一歩踏み入れることも意味します。必要なものだけに囲まれたシンプルな暮らしを目指すのなら、断捨離をするといいでしょう。

1-2.断捨離のメリットとデメリット

断捨離を始める前に、どんなメリットやデメリットがあるのか確認しておきましょう。

メリット

  • 部屋が広く使えるようになる
  • 気持ちがスッキリする
  • ものの管理がしやすくなる
  • 物欲がなくなる
  • 必要なものを探しやすく、なくしにくくなる
  • 収納スペースに余裕が出る

デメリット

  • 必要なものまで捨ててしまうことがある
  • 反動で衝動買いすることがある
  • 人によっては喪失感に悩まされる
  • ものと共に思い出を失うことがある

2.捨てるものを選ぶ基準

ものを捨てるときの基準を詳しく見ていきましょう。

2-1.汚れや傷みがひどい

汚れや傷みがひどいものは、すでにものとしての寿命を終えたと考え、捨ててください。衣類やタオル・そのほかの消耗品は、使うたびに汚れたり傷んだりします。まだ使えるからという理由で、無理に持ち続けることはやめましょう。壊れた家電や家具なども、保管する意味がないので捨ててください。

2-2.使う予定がないもの

今後使う予定がないものは、不用品です。たとえば、以下のようなものは断捨離してください。

  • 子どものおもちゃや子ども服
  • 昔やっていたスポーツ用品
  • 読まなくなった本や聴かなくなったCD
  • 流行遅れのブランド品
  • サイズが合わなくなった洋服や靴
  • しまったままになっている贈答品

2-3.趣味が変わったもの

以前は愛用したものでも、趣味が変わったものは捨ててしまいましょう。洋服や雑貨など、購入当時は気に入って使っていたものでも、だんだんと愛着が薄れることはよくあります。思い入れがなくなったものは、不用品です。比較的使用感が少ないものでも、趣味が変わってしまえば持っている意味がありません。

2-4.同じようなものがたくさんある

同じようなものがたくさんあるものも、不用品として処分しましょう。特に多いのが、洋服です。同じような色・デザインの洋服ばかりあっても、ワードローブの幅が広がりません。汚れや傷みなどをチェックし、必要最低限を残して処分してください。

2-5.思い出の品は無理に処分しない

思い出の品は、無理に処分しないでください。処分すると二度と取り戻すことができないため、後悔する可能性があります。思い出の品は、不用品ではありません。処分に迷うときは、いったん保留にしておき、数か月後に新ためて考えてみるといいでしょう。

3.断捨離の前にチェックすることや準備

断捨離を行う前にしておくべきことを解説します。

3-1.断捨離に必要な道具をそろえよう

断捨離を始める前に、作業に必要な道具をそろえておきましょう。具体的には、以下のようなものがあると便利です。

  • マジック
  • ダンボール箱
  • ゴミ袋
  • ガムテープ
  • 古新聞紙もしくはビニールシート
  • 汚れてもいい服装
  • マスク
  • 手袋

3-2.断捨離の目標とスケジュールを立てよう

断捨離の目標を決め、具体的なスケジュールを立てましょう。家中の断捨離をする場合、1回で完璧に仕上げるのは困難なことがあります。少なくとも1週間程度を目安に、無理のない計画を立てましょう。なお、実際に作業を始めると、計画に対して遅れが発生することも多いものです。作業時間に余裕を持っておくだけでなく、急用で作業できない日が発生したときのために予備日を設定しておくようにしましょう。

3-3.家族にもなるべく協力してもらおう

断捨離は、作業量が多いためひとりで進めようとすると大変です。可能ならば、家族にもなるべく協力してもらうといいでしょう。人手が多ければ、ひとり当たりの作業量も少なくて済み、効率よく進めることができます。特に、物量が多い・部屋数が多い場合は、家族の協力があるかどうかが成功のカギとなるでしょう。

4.断捨離の手順

実際に断捨離を進める手順を詳しく解説します。

4-1.すべてのものを床の上に出す

最初に、収納からすべてのものを床の上に出すことから始めましょう。新聞紙やビニールシートを床に敷いてから出せば汚れません。実際に、すべてのものを床に出してみると、びっくりするほどのものがあることに驚くはずです。また、収納が空の状態になり、リセットされるのもメリットと言えます。

4-2.必要なものと不用品に仕分ける

すべてのものを、必要なものと不用品に仕分けましょう。コツは、深く考えずにどんどん仕分けることです。よくありがちな失敗に、思い出に浸ってしまい、手が止まって時間が足りなくなることが挙げられます。なるべく短時間で仕分け、余計なことは考えないようにしましょう。

4-3.必要なものだけを定位置を決めて収納する

仕分けが終わったら、必要なものだけを定位置を決めて収納しましょう。収納するときのコツは、以下を参考にしてください。

  • ものの目的にあった場所に収納する
  • よく使うものは手前や中段・使用頻度の低いものは上部や下部に収納する
  • 細かなものはトレイや入れ物を活用してまとめる
  • ​つめ込みすぎないようにする

必要なものを収納した後は、後述する内容を参考にして不用品を処分して完了です。

5.断捨離で出た不用品の処分方法

断捨離では多くの不用品が出ます。不用品の主な処分方法について見ていきましょう。

5-1.自治体回収でゴミとして出す

不用品は、素材の種類や大きさなどにより、自治体回収でゴミとして出すことができます。ゴミの区分や回収ルールは自治体によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

メリット

  • 処分費用が無料もしくは格安

デメリット

  • 集荷日時・場所が決まっている
  • 集荷場所まで運ぶ必要がある
  • まだ使えるものでも廃棄処分となる
  • 粗大ゴミは自治体に事前申請が必要な場合が多い

5-2.知人に譲る・寄付する

使用感が少なくてほぼ未使用のものや状態がよくてキレイなものは、知人に譲ったり施設に寄付したりすることもできます。まずは、知人に欲しいものがないか聞いたり寄付先の施設を探したりしてみましょう。

メリット

  • 喜んで使ってもらえる
  • ものを大切にできる

デメリット

  • 必ずしも譲り先が見つかるとは限らない
  • 配送にかかる費用は自己負担
  • 自分で配送を手配する必要がある

5-3.リサイクルショップに売る

リサイクルショップでは、中古品として再販することを目的に不用品を買取してもらえます。買取を希望する場合は、業者の店頭に持ち込んで査定を受けましょう。買取可能となり、提示金額に納得できる場合は、不用品を引き渡して代金を受け取ってください。

メリット

  • 持ち込んだその場で現金化できる
  • 1回で複数の不用品を買取依頼できる
  • 宅配買取を利用できる業者もある

デメリット

  • 買取価格が安い
  • 買取不可となった場合は引き取り処分も依頼できない
  • 個人店では店頭持ち込みだけ対応可能なことが多い

5-4.ネットオークションやフリマサイトで売る

ネットオークションやフリマサイトを利用して、不用品を売ることもできます。ネットオークションやフリマサイトは取扱品目が多く、毎日多数の取り引きが成立しているため、売れる可能性が高いでしょう。スマホやパソコン・ゲーム機など人気が高いものは、思わぬ価格で落札されることもあります。

メリット

  • 業者で買取不可となったものも出品可能
  • 1個ずつでもまとめてでも出品可能
  • 自分が売りたい価格を設定できる
  • ネットオークションでは思わぬ高額落札もある

デメリット

  • なかなか落札されないこともある
  • 出品から発送完了までやり取りが多い
  • 自分でこん包・発送する必要がある
  • 商品クレームや支払い遅延などのトラブルが起こることがある

5-5.不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者でも、不用品の買取をしてもらえるところが多くあります。まずは、買取可能品目を確認し、業者に査定を依頼しましょう。買取可能で提示金額に納得した場合は、正式に依頼してください。

メリット

  • 不用品の買取と処分を同時に依頼できる
  • 店頭持ち込み・宅配回収・出張回収から都合のいい方法を選べる
  • 業者や条件によっては無料回収してもらえることもある
  • 回収後の不用品は再販もしくは資源リサイクルにより有効活用してもらえる

デメリット

  • ごく少量の場合は回収費用が高くつくことがある
  • 悪質業者に注意する必要がある

6.断捨離後に心がけるべきこと

断捨離後の状態を維持するために心がけるべきことを見ていきましょう。

6-1.断捨離できたことをポジティブに考える

断捨離できたことをポジティブに考えてください。部屋を片付けて不用品を処分することは、想像以上に大変な作業です。実際に、多くの人が挫折していることをやり遂げただけでもすばらしいことと言えます。断捨離に成功したことを誇りに思うことができれば、自然に現状を維持しようとなることでしょう。

6-2.簡単にでも毎日掃除する

断捨離後は、簡単にでもいいので毎日掃除する習慣をつけましょう。不用品がスッキリ片付いてすがすがしい状態でも、掃除をしないと徐々にホコリがたまって汚れてきます。部屋が汚れると、ものが散らかっていても気にならなくなり、また不用品が増えやすいのです。たとえば、ハンディーモップやコロコロクリーナーなど、汚れを見つけたときにサッと掃除できるグッズを手元に置いておくのもいいでしょう。

6-3.反動による衝動買いに気をつける

断捨離は、反動による衝動買いに気をつけましょう。不用品がなくなってスッキリすると、人によってはさみしく感じることがあります。今まで多くのものに囲まれて暮らしていた人ほど、違和感を覚えることでしょう。そのため、衝動買いに走る人もいます。せっかく断捨離しても、また不用品を買い込んでしまっては意味がありません。

7.断捨離の方法に関するよくある質問

最後に、断捨離の方法に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.断捨離を行うのにおすすめのタイミングは?
A.以下のようなタイミングで行うといいでしょう。

  • 収納がいっぱいになった
  • 引っ越し前
  • 気分転換をしたい
  • ものが多すぎると感じる
  • 大掃除
  • 生前整理

Q.断捨離をしてもまだものが多い気がするのですが?
A.仕分け基準を厳しくし、再度断捨離をしてみてください。ただし、必要なものまで断捨離してしまうと、生活が不便になるので気をつけましょう。

Q.家族が趣味で集めているコレクションを断捨離していい?
A.自己判断で勝手に断捨離してはいけません。皆さんには不用品でも、本人にとっては大切な宝物です。勝手に処分してしまうと、信頼を大きく失い取り返しがつかなくなることもあるので注意しましょう。

Q.断捨離後にものを増やさないコツは?
A.以下を参考にしてください。

  • 安いからという理由だけでものを買わない
  • 無料サンプルをもらわない
  • 収納家具を増やさない
  • 定期的に不用品をチェックし処分する

Q.断捨離のモチベーションを高めるアイデアは?
A.断捨離を無事に完了できたら、プチご褒美を用意しておくのもいい方法です。お気に入りのスイーツを食べる・小旅行に出かけるなど、ものを増やす以外の方法をおすすめします。

まとめ

今回は、断捨離の方法について詳しく解説しました。断捨離を成功させるためには、きちんと計画を立て、準備をしてから作業に取りかかることが大切です。また、効率よく作業するには、不用品の仕分けルールを決めて深く考えずに進めましょう。必要なものだけに囲まれたシンプルで上質な暮らしを目指して、どんどん断捨離してください。なお、不用品の処分は、処分と買取の両方ができるという点で、不用品回収業者に依頼すると便利です。