実家整理のステップと手順を解説! 遺品整理サービスを利用する方法も

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実家が大きければ大きいほど、遺品の量がたくさんあればあるほど整理に手間と時間がかかります。なかなか時間が取れず、どうやって実家を整理すればいいのかと悩んでいる方は多いでしょう。ステップや手順をしっかりと把握して始めれば、スムーズに終わらせることができます。自分たちで整理できない状況なら、遺品整理サービスを利用するのも選択肢の1つです。本記事では、実家整理の方法とポイントなどを解説します。

  1. 実家整理の重要性とは?
  2. 実家整理のステップと手順
  3. 遺品整理サービスの活用方法とメリット
  4. 実家整理のポイントと注意点
  5. 実家整理に関してよくある質問

この記事を読むことで、実家整理の重要性や注意点なども分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.実家整理の重要性とは?

最初に、実家整理の重要性をチェックしましょう。

1-1.大事なものを失くす心配がない

実家が大量の不用品やゴミであふれていた場合、どこに何があるのか把握できないと思います。家の中には、ゴミと思えるものから故人が大切にしていたものなど、さまざまなものが存在していることでしょう。実家にものが散乱していると、大事なものを失くす恐れがあります。実際に、現金・通帳・土地の権利書などの重要な書類を紛失したというトラブルもあるので注意が必要です。大事なものが紛失しないように、実家整理は大切な作業となります。

1-2.ケガをしないために

たくさんのものが実家に散らかっている状態では生活動線が確保しにくくなり、転んでケガをする恐れがあります。ケガをしないためにも、実家の整理は大切です。特に、親が高齢になると足腰が悪くなり、ちょっとした段差で転んでしまいます。高齢者の転倒は寝たきり状態につながる恐れがあるため、そのような事態を防ぐためにも早めの実家整理が必要です。

1-3.いざというときのために

親が亡くなったり、実家に誰もいなくなったりすると、身内が実家を整理する必要があります。実家整理をしていない状態だと、遺品の仕分けや不用品の処分に手間と時間がかかりがちです。一部の不用品は自治体収集で処分できるとしても、粗大ゴミの収集に時間がかかったり、冷蔵庫やベッドなどの大型家電や大型家具の運搬が大変になったりします。また、不用品の量が多いと処分費用も高額になるでしょう。いざというときのためにも、常に実家整理を行うことが大切です。

2.実家整理のステップと手順

ここでは、実家整理のステップと手順を解説します。

2-1.実家整理のスケジュールを立てる

まずは、実家整理のスケジュールを立てましょう。大まかなスケジュールでも構いませんが、より具体的に立てたほうがスムーズに実家整理ができます。いつからいつまで実家整理を行うのか、何人で実家整理をするのか、どこから始めるのかなど優先順位を決めてください。優先順位を決めておくと日程に分けて作業が進みやすくなります。また、スケジュールを決める際は、時間に余裕を持つことが大切です。無理なスケジュールは立てないようにしましょう。

2-2.残すものと処分ものに仕分ける

次に、残すものと処分するものに仕分けていきます。不用品が大量にあるほど仕分け作業が大変になりますが、まずはゴミと思えるものから処分するのがおすすめです。明らかに不要でゴミだと判断できるものから仕分けることで、スペースに余裕が生まれます。また、大型サイズのものから仕分けるのもポイントです。仕分け作業で捨てるべきか残すべきか悩んだときには、一時保管ボックスを活用するといいでしょう。ある程度、仕分け作業が落ち着いた後でもう一度考えることができます。

2-3.不用品を処分する

仕分け作業で不用品に分類したものは、早めに処分することも大切なポイントです。不用品をそのまま放置していると、せっかく整理した実家が再びゴチャゴチャになってしまいます。また、前述したように、不用品の処分には意外と時間がかかるので注意が必要です。特に、大型家具や大型家電・粗大ゴミに該当するものなどは、処分までに手間と時間がかかるため、早めに処分したほうがいいでしょう。

2-4.定位置を決める

手元に残すものをそのまま実家で管理する場合、定位置を決める必要があります。ものを整理してもすぐに散らかる方は、定位置をしっかりと決めていないケースがほとんどです。ものによって定位置を決めておけば、使用後にすぐもとの場所に戻すことができます。なお、定位置を決めるポイントは、使用場所の近くにすることです。たとえば、リモコンや雑誌類はリビング、子どものおもちゃは子ども部屋など、使用場所の近くに定位置を決めると片付けやすくなります。

2-5.各部屋を順番に片付ける

実家整理となると、すべての部屋を一気に片付けてしまいがちです。しかし、あちこちに手をつけてしまうと、すべてが中途半端になる恐れがあります。そのため、実家全体を片付ける場合は、各部屋ずつ順番に整理することが大切です。1つの部屋を整理し片付けを終えたら、次の部屋へと移ります。そのように、順番で各部屋を片付けることがスピーディーに実家整理を終わらせるコツです。

3.遺品整理サービスの活用方法とメリット

ここでは、遺品整理サービスの活用方法とメリットを解説します。

3-1.自分で実家整理ができない場合

不用品の量が多すぎる、片付けに必要な人数が集まらないなど、自分で実家整理ができないケースもあると思います。そのようなときは無理をせず、遺品整理サービスなどを利用するのがおすすめです。不用品回収業者の中には、遺品整理やゴミ屋敷の片付けサービスを行っているところがあります。自分の代わりに実家を整理してくれるので、手間と時間をかけることなく片付けを終わらせることができるでしょう。

3-2.整理と不用品処分がまとめてできる

専門業者のサービスを利用するメリットは、実家整理と不用品処分がまとめてできることです。たとえば、不用品回収業者は不用品の処分だけを行う業者と思われがちですが、中にはさまざまなサービスを提供しているところがあります。遺品整理やゴミ屋敷の片付けはもちろんのこと、不用品処分や買取・遺品の供養・ハウスクリーニングなどサービス内容は多種多様です。できるだけサービスが充実している業者に依頼すると、そのときの状況に合わせて必要なサービスが選択できます。

3-3.サービス業者の選び方が大事

遺品整理サービスなどを利用する場合は、まず複数の業者へ無料見積もりを依頼することになります。ほとんどの業者が無料見積もりを受け付けているので、提示された見積書やサービス内容などを比較しながら選ぶことが大切です。業者の中には、不当な料金を請求したり、大切な遺品を雑に扱ったりする悪徳業者が存在しているので注意しましょう。なお、業者を選ぶ際は、以下のポイントに注目してください。

  • 不用品回収と買取を行っているか
  • 遺品整理の実績があるか
  • 遺品整理士が在籍しているか
  • 無料見積もりや無料相談を受け付けているか
  • サービス内容が充実しているか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 口コミや評判がいいか
  • 見積書の内容が具体的に記載されているか

3-4.片付けや遺品整理ならゼロプラスヘ

実家整理や遺品整理などでお悩みの方は、ぜひゼロプラスヘご依頼ください。ゼロプラスでは、不用品回収・買取、生前・遺品整理、ゴミ屋敷の片付け、法人向けサービスを行っています。遺品整理に関しては、遺品の供養や特殊清掃・消臭・消毒も可能です。幅広いサービスを展開しており、無料相談も受け付けているのでぜひ一度ご相談ください。

4.実家整理のポイントと注意点

ここでは、実家整理のポイントと注意点を解説します。

4-1.実家整理を始める前に確認すべきこと

実家整理を始める前に、どのくらいの不用品があるのか、自分たちで片付けられる状況かを確認することが大切です。自分で片付けを始めても、思っている以上に不用品の量が多く、予想以上に時間と手間がかかって大変だったというケースがあります。自分たちで片付けられない場合は無理をせずに、遺品整理サービスなど業者へ依頼したほうが安心です。実家整理をスピーディーに終わらせるためにも、事前に不用品の量や実家の状況をチェックしましょう。

4-2.親族間のコミュニケーションも大事

遺品整理で実家を片付ける場合、親族間のコミュニケーションを大事にしましょう。基本的に、遺品整理は親族で力を合わせて行うことになります。相続者全員が遺品整理を行い、形見分けをすることでトラブル防止につながるからです。逆に、親族間でコミュニケーションを取らずに遺品整理を始めると、「大事な遺品を取られた」「勝手に遺品整理された」などのトラブルになる恐れがあります。いつ遺品整理を始めるか、どのように仕分けをするのか、親族同士でコミュニケーションを取ってください。

4-3.まだ使えるものは買取に出す

実家整理では、不用品が大量に出てくるので処分費用が高額になります。できるだけ費用を抑えるためにも、まだ使えるものは買取に出すのがおすすめです。買い取ってもらえるものが多くなるほど、処分費用を最小限に抑えることができます。特に、正常に稼働し、製造年月から3~5年以内の家電は高価買取が期待できるでしょう。不用品回収だけでなく、買取を行っている業者に依頼してください。

4-4.整理後の実家を活用する方法

整理と片付けを終えた後の実家は、どのようにすればいいのか悩みを抱えている方は多いでしょう。実家を相続する方法もありますが、相続者がいない場合は売却するか、賃貸として貸し出す方法があります。自分たちで手続きするのは非常に大変ですので、自治体の窓口や弁護士に相談しましょう。相続者が誰もいないからといって、実家を放置するのは絶対にNGです。

5.実家整理に関してよくある質問

実家整理に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.自分で片付けられる状況は?
A.ゴミ屋敷になっていない状況であれば、自分で片付けることができるでしょう。また、片付けが必要な部屋が2~3部屋程度かつ片付けしてくれる人が3~4人いる場合も、業者へ依頼する必要はありません。ただし、4部屋以上あったり、庭や物置なども整理する必要があったりする場合は、片付け業者へ依頼したほうがいいでしょう。

Q.どんなものから整理すればいいのか?
A.何も入っていない箱や袋などから片付けるのがおすすめです。重要性がないものから片付けることでスッキリしますし、さらにやる気が出てきやすくなります。また、普段は使用していない家具や家電、処分しても問題ないものを片付けていきましょう。

Q.仕分け作業をスムーズに行うコツは?
A.何を残し、何を処分するのか、ある程度の基準を決めておくことです。たとえば、遺品整理の場合、貴重品やアクセサリー類と思い出の品を手元に残し、それ以外のものは処分すると決めておけば、スムーズに実家整理ができるでしょう。捨てるものの基準を決め、その基準に従いながら実家を片付けることが大切なポイントです。

Q.遺品整理にかかる費用はいくらぐらいか?
A.処分する不用品の量や部屋の広さなどによって異なります。参考として、業者に依頼した際の費用相場は以下のとおりです。

  • 1R・1K:約5万~8万円
  • 1DK・2K:約9万~12万円
  • 1LDK・2DK:約13万~16万円
  • 2LDK・3DK:約17万~20万円
  • 3LDK・4DK:約21万~24万円
  • 4LDK・5DK:約25万円~

Q.整理後、実家を放置するとどうなるのか?
A.管理する人が誰もいないと、空き家状態になってしまいます。倒壊の危険性があったり、著しく景観を損なっていたりするなど自治体が定める条件を満たすと、特定空き家に認定されるでしょう。そして、自治体から勧告・命令・指導を受けることになります。指導に従わない場合、固定資産税の優遇措置を失う恐れがあるので注意が必要です。

まとめ

いかがでしたか? 実家整理は時間と手間がかかるため、事前にスケジュールをしっかりと決めることが大切です。また、普段使わないものや明らかにゴミと思えるものから片付けると、スムーズに仕分け作業が行えます。ただし、状況によっては、自分たちで実家整理できないケースもあるでしょう。そんなときは、遺品整理や片付けサービスなどを利用するのがおすすめです。なお、ゼロプラスでは、不用品回収と買取も行っています。実家整理でお悩みの方は、ぜひ一度お問い合わせください。