孤独死の清掃はどうすべき? 清掃方法と事前の対策ポイントを解説!

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「孤独死が起きた部屋を清掃したいけど、方法が分からない」「孤独死を未然に防ぐ対策が分からない」など、孤独死問題でお悩みの方が増えています。孤独死は、日本の社会問題になっているほど年々増加している問題です。そこで、本記事では、孤独死の清掃に関する疑問を解決すべく、清掃方法や対策などを解説します。

  1. 孤独死の清掃における問題点を知ろう!
  2. 孤独死の清掃方法・内容は?
  3. 孤独死を防ぐ方法とポイント
  4. 孤独死に関してよくある質問

この記事を読むことで、孤独死の清掃方法とポイントなどが分かります。困っている方や、未然に防止したい方はぜひ参考にしてください。


1.孤独死の清掃における問題点を知ろう!

最初に、孤独死の清掃における問題点を把握しておきましょう。問題点が分かれば、孤独死対策も順調に立てることができます。

1-1.増加傾向にある孤独死

名前のとおり、誰にも気づかれずに1人きりで死ぬことを孤独死といいます。一般的に「自室内で誰にも看取られず孤独のまま死亡すること」と解釈されており、死亡してしばらく期間が経過してから発見されるケースがほとんどです。少子高齢化や高齢者の1人暮らしが増加する中、孤独死も年々増え続けています。ニュースや新聞紙でも取り上げられ、社会問題になりつつあるのです。孤独死はほとんどが1人暮らしの高齢者なので、高齢化社会と核家族化・社会からの孤立を防がなければ防止できません。

1-2.孤独死の清掃はとてもやっかいで特殊

孤独死の問題点は、清掃が普通の清掃とは異なる点です。孤独死の多くは、第三者や身内の方に発見されるまで放置されているので、肉体が腐敗した臭いや血痕などが室内に残る可能性があります。腐敗臭や血痕という特殊な汚れは、専門の清掃業者へ依頼するケースがほとんどです。身内の人がいない場合もあるため、その際は管理会社や管理人が手配しなければなりません。

1-3.孤独死の清掃は感染症リスクが高い

普通の清掃とは異なる孤独死の現場は、特殊清掃業者に依頼し消臭・除菌をしてもらうまでは入室しないほうがいいといわれています。なぜなら、室内に残っている血痕や体液から感染症にかかるリスクがあるからです。しかし、特殊清掃が完了する前に、孤独死の現場に入って通帳・判子など大切なものを探したいという方も多いでしょう。どうしても現場に入りたいときは、防護服を着用してください。それでも、感染症のリスクはあるので、できれば入室しないようにすることが大切です。

1-4.賃貸の場合は費用が追加されるケースもある

故人が賃貸物件に住んでいた場合は、親族が特殊清掃にかかる費用を支払う義務があります。清掃費用以外にも水道光熱費・電話代・健康保険・レンタル料金などの支払いが発生することもあるのです。また、孤独死が発生した部屋は、次の賃借人が集まりにくくなるので、その損害賠償を大家から請求されることもあるでしょう。その場合は、敷金の20~30%+2年間の家賃の20%が請求されるといわれています。しかし、近年は孤独死が増えていることもあり、請求されることが少なくなりました。

2.孤独死の清掃方法・内容は?

それでは、孤独死の清掃方法と具体的な内容について解説します。

2-1.特殊な技術で行う清掃方法

孤独死が発生した部屋は、血痕・体液・死臭などによる汚れが染みついています。普通の汚れとは異なるため、特殊な洗剤と技術で清掃を行うのが特殊清掃と呼ばれる方法です。まずは、室内に蔓延している死臭や異臭を取り除くことから始めます。たとえば、最新のオゾン消臭器など最新技術を使って、臭いの発生原因を完全に取り除いていくでしょう。臭いだけでなく、汚物の除去清掃・消毒や、害虫駆除、血痕も特殊な洗剤と機械を使ってキレイにしていきます。感染症のリスクが高いので、除菌も欠かせません。部屋の状態によって特殊清掃の方法も異なるため、事前に確認しておいたほうが安心して依頼できるでしょう。

2-2.特殊清掃後に遺品整理を行う

特殊清掃が完了したら、素早く遺品整理を始めなければなりません。特に、賃貸物件の場合は、立ち退きまで時間が限られていたり、遺品整理が終わるまで家賃を払い続けたりしなければならなくなるでしょう。ただし、仕事をしている方や遠方に住んでいる方は、なかなか作業が進まないこともあるはずです。そんなときは、特殊清掃+遺品整理サービスが利用できる業者に依頼するといいでしょう。自分の代わりに、特殊清掃から遺品整理と不用品の処分まで行ってくれます。業者へ依頼することで、迅速かつスピーディーに作業を終わらせることができるのです。

2-3.部屋の状態によって費用が変わる

特殊清掃を依頼するデメリットは、費用がかかることです。特殊清掃の作業にかかる費用は、亡くなり方や場所など現場の状況によって異なります。いろいろな現場があるからこそ、特殊清掃の費用にも大きな差が生まれているのです。以下に、基本料金をピックアップしたので、あくまで参考としてチェックしてください。

  • 特殊清掃:30,000円~
  • 汚染された畳の撤去作業:1枚あたり2,500円~
  • オゾン消臭:10,000円~

業者の中には、特別価格・作業費用など不明瞭であいまいな内容が料金表項目に記載されているところがあります。その場合は、悪徳業者の可能性があるので注意が必要です。別項目でいくらでも追加される傾向があるため、慎重に清掃業者を選ばなければなりません。

2-4.清掃業者選びのポイント

最初に注目してほしいのが、ホームページや見積書などの料金表に総額が記載されているかどうかです。総額がきちんと記載されている業者なら、安心して依頼できます。また、どんな作業にいくらかかるのか、追加料金がかかるケースなどもチェックしておきましょう。そして、もう1つ重要なのが、正しい知識と豊富な実績を持っているかどうかです。優良業者は、豊富な実績があるので、その場の状況に合わせた正しい清掃を行います。頑固な汚れや強烈な臭いの除去が可能です。清掃方法について具体的に説明してくれるか、チェックしましょう。

2-5.依頼前にどこからどこまで作業をしてくれるか確認する

「作業してくれると思っていたのにサービスに入っていなかった」など、業者との間でトラブルが起きています。特殊清掃といっても、業者によって作業範囲が異なるので注意しなければなりません。契約を交わす前に、どこからどこまで作業をしてくれるのか、必ず確認しておきましょう。

3.孤独死を防ぐ方法とポイント

ここでは、孤独死を防ぐ方法とポイントを解説します。

3-1.生きている間に身辺整理をする

孤独死を防ぐために、自治体でさまざまな取り組みが実施されていますが、自分や家族ができることは生きている間に身辺整理をすることです。遺品整理は亡くなった後に行う整理ですが、生きている間に身のまわりにあるものを整理することを「生前整理」といいます。生前整理を行うことで、必要最低限のもので生活でき、遺族に負担をかける心配もありません。生活しやすい環境になり、ケガをするリスクも減らすことができます。

3-2.自分でできない場合は業者の力を借りよう

1人暮らしの高齢者は、「もったいない」「いつか使うかもしれない」という思いが強く、なかなかものを捨てられないところがあります。家族が促しても、素直に聞いてくれないケースが多いでしょう。そんなときは、生前整理・遺品整理業者の力を借りるのも方法の1つです。専門の業者は、生前整理のノウハウを持っているので、一緒に話し合いながら整理整頓ができるでしょう。思うように進展しない自分の代わりに、身辺整理をしてくれるのです。

3-3.費用は部屋の広さや作業員人数などで変わる

生前整理サービスを利用する際の費用は、部屋の広さ・作業員人数・作業時間などで変わります。大まかな目安は、約3万~です。遺品整理・生前整理を行っているゼロプラスの料金設定を以下にピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。

  • 1R(スタッフ1名):29,800円~
  • 1K~1DK(スタッフ2名):49,800円~
  • 1DK(スタッフ2名):69,800円~
  • 1DK~2K(スタッフ3名):99,800円~
  • 2K~2LDK(スタッフ4名):119,800円~

具体的な費用に関しては、業者に無料見積もりを依頼してください。複数の業者を比較することで、目安に費用が分かり、最も安い業者が選択できるでしょう。

3-4.業者選びのポイントをチェック!

生前整理サービスを行っている業者の中には、高額な料金を請求したり、回収した不用品を不法投棄したりするなど、不正を働くところがあります。業者とのトラブルを未然に防ぐためには、業者選びのポイントを押さえておく必要があるでしょう。最低限でも、以下のポイントに注目してくださいね。

  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 料金設定が明確になっているか
  • 無料見積もり・無料相談を受けつけているか
  • 即日対応が可能か
  • 供養サービスも行なっているか
  • 不用品回収だけでなく買取も行なっているか
  • 万一の際も安心な損害賠償保険に加入しているか
  • 資格を持ったプロが作業を行なっているか
  • 口コミや評判がいいか
  • 特殊清掃・現状復帰工事にも対応しているか

4.孤独死に関してよくある質問

孤独死に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.どんな感染症のリスクがあるのか?
A.ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入して増殖し、発熱や下痢・咳(せき)などの症状が出る恐れがあります。死体からは体液や血液が滲み出ているため、さまざまな感染症にかかる可能性が高いのです。死亡した者が何かしらの病原菌を持っている場合は、体液や血液をとおして自分の中に入り込むこともあります。念には念を、特殊清掃の現場に入るときには、しっかりと防護服などで身を保護してから入室してください。

Q.死臭が室外に漏れ出した場合に起こりうるトラブルは?
A.アパートやマンションなど集合住宅で孤独死が発生した場合、腐敗した遺体から死臭が室外に漏れ出し、近隣住民とのトラブルが起きる可能性があります。その結果、近隣住民から損害賠償を請求されるケースもあるのです。その金額は、ケースバイケースなので具体的な損害賠償はハッキリと断言できません。近隣住民とのトラブルへ発展する前に、素早く処理する必要があります。

Q.臭いが完全にとれるまで、どのくらいの期間がかかるのか?
A.現場の状況や臭いの種類・亡くなった場所によって消臭方法が異なるため、数日間は様子を見たほうがいいでしょう。ただし、特殊な消臭スプレーや洗剤などを使用すれば、強烈な臭いが充満している現場でも数時間で消臭できることがほとんどです。翌日には腐敗臭は感じなくなりますが、短期間で消臭できない場合もあるので絶対ではありません。

Q.身近で孤独死が発生したときの対処法は?
A.まず警察へ通報してください。なぜなら、孤独死ではなく自殺や他殺など事件性の可能性もあるからです。警察が遺体の身元を調べ確認できたら、遺族のもとに連絡が入ります。もし、警察へ連絡する前に遺体へ触れてしまうと、犯人扱いにされてしまうこともあるので注意が必要です。慌てず、冷静に通報することが大切なポイントになるでしょう。

Q.激安業者には清掃を依頼しないほうがいいのか?
A.特殊清掃を行なっている業者の中には、極端に安すぎるところがあります。激安業者は、きちんと消臭しない・清掃しない傾向があるので安易に依頼しないようにしてください。「安く清掃できるから」と依頼すれば、後悔することになります。再び、別の業者へ特殊清掃を依頼しなければならないケースもあるので、二度手間になってしまうのです。

まとめ

いかがでしたか? 孤独死の場合、部屋の清掃を行う親族がいないケースがほとんどです。その場合は、管理会社や管理人などが清掃を行わなければなりません。しかし、孤独死は時間が経過した後に発見されるケースが多いため、普通の掃除では落ちない血痕や臭いが残っています。その場合は、プロの清掃業者へ依頼したほうがいいでしょう。特殊な清掃道具と洗剤を使い、迅速かつキレイに掃除できます。また、孤独死をできるだけ少なくするための工夫も大切です。