孤独死の対策で押さえておきたいポイントは? 親の孤独死を防ごう!

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「孤独死」とは、誰にも気づかれずに1人きりで死ぬことです。核家族化によって子どもと離れて暮らす高齢者が増え、近所や地域との付き合いが少なくなっているため、1人ぼっちで亡くなる方が増加しています。両親と離れて暮らしている方の中には、「親が孤独死しないか心配」と思っている方がいるはずです。もし、親が孤独死をした場合はどうすれば良いのでしょうか。本記事では、「孤独死」の現状や問題にアプローチし、予防と対処法についても説明します。

  1. 孤独死の基礎知識
  2. 孤独死が増えている理由は?
  3. 孤独死を予防する対策は?
  4. 身内が孤独死した場合にするべきことは?
  5. 特殊清掃とは?
  6. 孤独死に関してよくある質問

この記事を読むことで、孤独死の予防と対処法が分かります。気になっている方や心配な方は、ぜひチェックしてください。


1.孤独死の基礎知識

まずは、孤独死がどんなことなのか、基礎知識や問題点をチェックしておきましょう。

1-1.孤独死の定義

孤独死には、法律上明確な定義がありません。一般的に、「自室内で誰にも看取(みと)られずにそのまま死亡すること」と解釈されています。具体的な定義がないのは、いろいろな原因や状況で孤独死が起こるからです。
たとえば、心筋梗塞(しんきんこうそく)や脳溢血(のういっけつ)など急病が起きても、家族と一緒に暮らしていたり近所の人と頻繁に付き合いがあれば、すぐに気づいてもらうことができ命が助かるかもしれません。しかし、近所や地域との付き合いがなく、身内とも離れて1人暮らしをしていると、そのまま気づいてもらえずに亡くなってしまうことが多くなるのです。

1-2.孤独死の現状、問題は?

孤独死は、近年増加しており、日本の社会問題となっています。「読売新聞」が2016年に行った調査によると、孤独死の数は19道県と東京23区で約17,000人に上ることが分かりました。全死亡者数のうち、約38%が孤独死という結果になったのです。あわせて、1人暮らしの65歳以上の高齢者も年々増えていることが分かり、今後も孤独死が増えると懸念されています。孤独死は身近な問題になりつつあるので、決して人ごとではありません。これからは、孤独死にいかに備えるべきかが大きな課題となります。

2.孤独死が増えている理由は?

では、孤独死が増えているのは、どのような理由があるのでしょうか。主な理由をいくつかピックアップし解説していきます。

2-1.高齢化社会と核家族化

孤独死が増えている主な理由は、「高齢化社会」と「核家族化」という社会背景です。2014年の総務省の発表によると、日本における65歳以上の高齢者の数は、3,296万人と過去最高を記録しました。高齢者が増え子どもが少なくなっている昨今、さまざまな事情から家族と世帯を共にしない高齢者も増えています。子どもと離れて生活したり、未婚で家族がいない高齢者などです。高齢化社会、核家族化と、日本における社会問題が高齢者の孤独死を加速させています。

2-2.社会・地域からの孤立

昔と比べると今の日本は、近所や地域の付き合いがほとんどありません。2010年に内閣が行った「近所付き合いの程度」の調査によると、高齢者の約64%が近所付き合いは「ほとんどない」もしくは「挨拶をする程度」と回答しました。これは、地域社会との接点が少なくなった点が大きな原因です。普段から近所の人と会話をしない、付き合いのない生活をしていれば、いざ困ったときに頼れる人がおらず孤独死へとつながります。

3.孤独死を予防する対策は?

孤独死が増える原因を把握しておけば、対策を施すことができます。ここでは、身近にできる孤独死の予防策について説明しましょう。

3-1.定期的に連絡をする

親と離れて生活する方でもできる対策が、「定期的に連絡すること」です。可能であれば一緒に生活を共にしたいですが、さまざまな理由で同居が難しいケースが多いでしょう。そんなときは、定期的に連絡を取り合いましょう。時間を見つけては電話をかけて「どうしてる?」と尋ねるだけでも安心できます。また、「スカイプ」など無料ビデオ通話を使用すれば、相手の顔を見ることができるでしょう。

3-2.介護・福祉サービスの利用を提案する

離れて暮らしている親に、介護・福祉サービスの利用を提案するのも対策の1つです。たとえば、老人ホームやデイケアサービスなどがあります。親が「自分の家で生活したい」と主張する場合は、日中だけお世話をしてくれるデイケアサービスを利用すると良いでしょう。施設までの送迎や食事の提供だけでなく、交流ができるレクリエーションもあります。定期的に通うことになるため、孤独死を防ぐことができるでしょう。

3-3.企業サービスを利用する

定期的にお弁当を宅配するサービスや、電話で安否確認を行うサービスなどがあります。仕事や育児で忙しく、自分で連絡ができない場合はこのような企業サービスを利用すると良いでしょう。中には、人感センサーを設置し安否確認を行うサービスもあります。ただし、企業サービスを利用する際は、内容と費用を確認することが大切です。

3-4.サークルや習いごとをすすめる

孤独死を防ぐ最も有効な策は、「高齢者を孤立させないこと」です。高齢者は社会や近所との交流が減り1人になりがちですが、サークルまたは習いごとをすることで新しい友人ができます。ほかの高齢者との交流はもちろん、知識や経験が得られるので生活にも潤いが増すでしょう。人とのつながりを持つ、とても良い機会です。ぜひ、親にサークルや習いごとをすすめてみてはいかがでしょうか。

4.身内が孤独死した場合にするべきことは?

身内が孤独死をした場合の対処方法を順に説明します。

4-1.119番通報または警察へ連絡する

孤独死は、長いこと放置された状態で発見することが多いですが、早期発見の場合は生死の判断がつかないことがあります。その場合は、119番通報をしてください。倒れているのを発見したら、むやみに動かさずに119番通報をし、状況を的確に伝えます。逆に、異臭や虫が発生している場合は、死亡が明らかなので警察へ連絡しましょう。孤独死の場合は、病死や自然死であっても警察の捜査が終わるまで「異常死」として扱われます。警察の捜査前に、室内のものに触れるとあらぬ疑いをかけられる可能性もあるので注意が必要です。

4-2.自分で清掃または業者へ依頼する

警察による調査が終わったら、孤独死の現場の処理をしなければなりません。現場の状況によって、自分でできる場合と業者へ依頼したほうが良い場合があります。たとえば、遺体を長く放置して悪臭がひどく体液が床に染みこんでいる場合は、業者へ依頼したほうが良いでしょう。以下に、自分で清掃する場合と業者へ依頼する場合のメリット・デメリットをピックアップしてみました。

<自分でする場合>

  • メリット:費用が安く済む
  • デメリット:状況が悪い場合、完ぺきに処理するのが難しく時間がかかる

<業者へ依頼する場合>

  • メリット:どんな状況でも素早く、もとの状態に戻すことができる
  • デメリット:費用がかかる

5.特殊清掃とは?

孤独死の場合に行う清掃は、「特殊清掃」と呼ばれる掃除方法です。ここでは、特殊清掃の内容や業者選びのポイントなど押さえるべき要所を説明します。

5-1.特殊清掃の内容は?

特殊清掃とは、死臭や体液で汚れた箇所の除去を行う清掃です。一般的な清掃と異なり、孤独死ならではの汚れを除去するために特殊な洗剤や清掃機器を使用します。主な内容は以下のとおりです。

  • 体液・汚物の除去と洗浄
  • 消臭・消毒・除菌作業
  • 害虫駆除
  • 汚染された家財道具の撤去など

具体的な内容やサービスは業者によって異なります。そのため、業者へ依頼する際は、どこからどこまでしてくれるのか、きちんと確認しておかなければなりません。

5-2.業者選びのポイント

業者の中には、ホームページに記載された内容どおりに清掃してくれない悪徳業者が存在しています。優良業者と悪徳業者を見極めるために、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 丁寧かつスピーディーな対応か
  • 特殊清掃の実績があるか
  • 遺品整理や供養のサービスも行っているか
  • 無料見積もりと無料相談が可能か
  • 口コミ・評判が良いか

ゼロプラス」では、特殊清掃サービスだけでなく、不用品回収・買い取り、遺品整理・供養も行っています。特殊清掃とあわせて、遺品整理もできるのでスピーディーに孤独死の処理ができるでしょう。無料見積もり・無料相談も受けつけています。どんなことでもお気軽にお問い合わせください。

5-3.無料見積もりを利用しよう!

業者選びのポイントを押さえた上で、複数の業者に無料見積もりを依頼してください。そして、サービスと見積もり内容を比較し、安心して依頼できる業者を選びましょう。複数の業者の見積もりを比較すれば、低費用でサービスが利用できる業者へ依頼できます。見積書の内容が細かく記載されていない業者には依頼しないようにしてくださいね。

5-4.注意点

「特殊清掃」と記載されていても、業者によって特殊清掃の範囲が異なります。たとえば、A社では異臭と体液の除去を行っていますが、B社では体液の除去が別料金になっているなどです。後でトラブルにならないためには、事前の確認が必要なので注意してください。分からないことがあれば、依頼前に尋ねましょう。

6.孤独死に関してよくある質問

孤独死に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.孤独死を放置するとどうなるのか?
A.遺体の放置期間が長くなるほど、異臭が部屋の中に漂い、体液などが床や壁に染みついてしまいます。孤独死のほとんどが、異臭に気づいた近隣住民による知らせや発見です。親と連絡が取れず異変を感じた場合は、大家や自治体に連絡するなど早めの対応を心がけましょう。

Q.賃貸の場合の注意点は?
A.孤独死をした場所が賃貸の場合は、原状回復が必要となります。放置期間が長いほど異臭や体液が染みついてしまうため、特殊清掃にかかるお金が高くなり、どこからどこまで清掃すべきか大家とトラブルになりがちです。また、早く孤独死の処理を済ませ撤去しなければ、賃貸料金を支払わなければならなくなるので注意してください。

Q.孤独死に備えるためにできることは?
A.孤独死が増えていることから、「孤独死保障」のある保険に注目が集まっています。孤独死保障とは、葬儀・清掃・遺品整理・納骨などを保障してくれる保険です。この保険に加入しておけば、いざというときにかかる費用を抑えることができるでしょう。ほかにも、親にエンディングノートの作成や生前整理をすすめるなどの対策があります。

Q.特殊清掃の料金相場はいくらぐらいか?
A.気になる特殊清掃の料金相場は、清掃を行う部屋の間取り・広さ、状況などで異なります。サービス内容ごとの大まかな費用を以下にピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。

  • 消臭剤・除菌剤の散布:約1万円~
  • 汚れた畳の撤去:1枚あたり約3,000円~
  • オゾン脱臭:1日あたり約3万円~

部屋全体に遺体の腐敗臭が蔓延(まんえん)している場合や、遺体から流れ出た体液が床下または壁の奥まで到達している場合は、オゾン脱臭またはリフォームが必要です。その際は、通常の特殊清掃よりも高額な費用がかかる可能性があります。業者と相談し、どんな清掃が必要なのか、料金がいくらぐらいになるのか確認しておきましょう。

Q.遺品整理の費用を抑えるコツは?
A.遺品の処分だけでなく、買い取りを行う業者に依頼することです。比較的状態の良いものや、まだ正常に使うことができるものは買い取ってもらえる可能性があります。買い取り商品が多いほど、遺品処分の費用が節約できるでしょう。

まとめ

いかがでしたか? 孤独死は、誰にも看取られずに1人で亡くなることです。孤独死を防ぐためには、定期的に連絡を取り安否を確認し、高齢者を孤立させないこと」が、大きなポイントとなります。また、もし親が孤独死をした場合は、早急に部屋の処理と整理を済ませなければなりません。自分でできることには限界があるので、状況がひどい場合は「特殊清掃」を行っている清掃業者へ依頼しましょう。孤独死は身近な問題だと意識しておけば、未然に防ぐことができますよ。