遺品整理の見積もりでよくあるトラブルは? 注意点も詳しく解説!
「遺品整理の予定があるが、見積もりのトラブルが多いと聞いて不安だ」「遺品整理の費用目安やトラブルを避ける方法を知りたい」とお考えではありませんか? 遺品整理をスムーズに進めるためにも、見積もりの段階できちんとチェックし、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
そこで今回は、遺品整理の見積もりについて詳しく解説します。まずは、見積もりでどんなトラブルが起きやすいかを知り、事前に対策しましょう。
- 遺品整理の見積もりでよくあるトラブル事例
- 遺品整理の費用目安は?
- 遺品整理の見積もりを依頼するときの注意点
- 遺品整理の見積もりでトラブルを防ぐポイント
- 遺品整理の見積もりに関するよくある質問
この記事を読むことで、遺品整理の見積もりで注意するべきポイントがよく分かります。遺品整理の予定がある人は、記事を読んでみてください。
1.遺品整理の見積もりでよくあるトラブル事例
最初に、遺品整理の見積もりでありがちなトラブル事例を見ていきましょう。
1-1.ホームページに記載された金額より高い
遺品整理の見積もりでは、ホームページに記載された金額より高いことでトラブルになる例が多く見られます。ホームページでの提示価格が安くても、実際には何かとオプション作業が発生して高くなるケースもあるのです。ホームページでの提示金額は、あくまでも一例であることを理解しておく必要があります。
1-2.見積もりより実際の請求費用が高い
見積もりの金額より実際の請求費用が高いことでトラブルに至る例も多くあります。見積もりの金額が安いから契約したにもかかわらず、実際には何倍もの高額費用を請求されるのです。悪質業者に多く見られるケースなので、十分に注意しましょう。悪質業者の場合、クレームを入れても、正当な理由があって請求していると言い張って話し合いに応じてくれないことでしょう。やり取りを続けるうちに、依頼者側があきらめて支払いに応じると考えているからです。
1-3.不明な項目で計上されている
見積もりで不明な項目で計上されている場合も、トラブルになりやすいものです。たとえば、以下のような例があります。
- 事務手数料
- 諸経費
- 調整費
たとえ少額であっても、不明な項目で計上されている場合は、業者にきちんと確認してください。明確な理由がない項目で費用計上する業者は、そのほかにも何かとトラブルを起こしがちなので注意が必要です。
1-4.見積もりは無料のはずが有料だった
多くの遺品整理業者では、無料で見積もりをしています。しかし、中には見積もりだけでも有料だったり契約に至らない場合は有料とするケースもあったりするので注意してください。また、実際の請求書で見積もり費用を計上してくる可能性もあります。思わぬトラブルを避けるためにも、本当に見積もりが無料なのか確認しておくといいでしょう。
2.遺品整理の費用目安は?
遺品整理の費用目安をケースごとに詳しく見ていきましょう。
2-1.部屋の広さや物量による費用の違い
遺品整理の費用は、部屋の広さや物量により異なります。
2-1-1.1K~1DK・物量が少ない場合で4万~10万円程度
1K~1DK程度の広さで物量が少ない場合は、4万~10万円程度が遺品整理の相場です。作業人数も1~2人程度で済み、短時間で仕上がることからも費用が極端に高くなることは少ないでしょう。
2-1-2.2DK~3DK・一般的な物量の場合は13万~20万円程度
2DK~3DK程度の広さで一般的な物量がある場合の遺品整理は、13万~20万円程度が相場になります。なお、マンションやアパートなどの集合住宅より一軒家のほうが物量が多い傾向があり、費用も高くなりがちです。作業人数は、2~3人程度が一般的で、作業時間は半日~1日程度見ておくといいでしょう。
2-2.見積もりより費用が高くなるケースは?
見積もりより実際の費用が高くなるケースを見ていきましょう。
2-2-1.危険物などの処理困難物が多い
危険物などの処理困難物が多い場合、実際の費用が高くなります。たとえば、以下のようなものがあるときは金額が上乗せになるでしょう。
- スプレー缶
- ガスボンベ
- 塗料
- ガソリン・灯油
- 自転車
- オートバイ
- 古タイヤ
- マットレス
なお、場合によっては遺品整理業者でも引き取り処分が困難なものがあります。詳しくは、業者に確認してください。
2-2-2.孤独死やゴミ屋敷で物量・作業量が多い
孤独死やゴミ屋敷の遺品整理は、見積もりよりも費用が高くなるケースが多くなるでしょう。理由は、物量や作業量が多いからです。孤独死の場合、状況によっては特殊洗浄や消毒作業が必要になります。ゴミ屋敷の場合は、トラックを余分に手配することもあるでしょう。作業員の人数も増やす必要があることも、金額が高くなる理由です。
2-3.遺品を買取してもらえる場合は安くなる
遺品整理で出た不用品の中で、買取になるものがあれば作業費用と相殺できて安くなります。たとえば、以下のようなもので中古需要が高いものは買取してもらえる可能性があるでしょう。
- 製造後3年以内の家電で故障がないもの
- 貴金属類
- 高級ブランド品
- アンティーク家具
- 趣味のコレクション品
- 骨とう品
- 着物
ただし、金銭価値が高いものを勝手に買取に出すと親族からクレームがくることがあるので注意しましょう。
3.遺品整理の見積もりを依頼するときの注意点
遺品整理の見積もりを依頼するときに注意するべきポイントを解説します。
3-1.部屋数・物量・作業内容などを正確に伝える
遺品整理の見積もりを依頼するときは、部屋数・物量・作業内容などを正確に伝えることが大切です。同じ部屋数でも、物量や作業内容によって金額が異なります。特に、遠方で現地視察をせず見積もりを依頼する場合は、注意してください。適当な内容で見積もりしてもらうと、実際の費用と大きく差が出る原因になります。
3-2.明細や内訳をきちんと記載してもらう
遺品整理業者から見積もりをもらうときは、明細や内訳をきちんと記載してもらいましょう。安い金額を提示されて契約したものの、実は基本料金だけで、実際には多くのオプション作業が発生して高額になるケースもあります。見積もりに明細や内訳を記載してもらえらば、事前にチェックし納得してから契約することが可能です。
3-3.請求金額が高くなるケースを確認しておく
見積もりよりも請求金額が高くなるのはどんなケースか、遺品整理業者から説明してもらうといいでしょう。親切な業者なら、さまざまな例を挙げて分かりやすく説明してくれます。業者としても、事前に金額が高くなる例を示しておけば、トラブル回避につながるからです。反対に、きちんと例示しない、契約をとにかく急ぐといった業者はいただけません。
4.遺品整理の見積もりでトラブルを防ぐポイント
遺品整理の見積もりでトラブルを防ぐためのポイントをご紹介します。
4-1.複数の業者に依頼して比較する
見積もりを依頼して比較すると、業者ごとの特徴が分かりやすいでしょう。それぞれの業者から見積もりが届いたら、金額の安さだけでなく以下の点も比較してみてください。
- 対応の早さ
- スタッフの態度・言葉遣い
- 金額の安さ
- すぐにしつこい勧誘をかけてこないか
きちんとした業者なら、見積もりが大切な業務であることをよく理解しています。見積もりを依頼した時点で不審な点や違和感がある業者はおすすめしません。
4-2.不明な点は必ず業者に説明してもらう
見積もりを確認して不明な点があるときは、必ず業者に説明してもらいましょう。単純な記載ミスの場合もあるので、必ず確認することが大切です。また、悪質な業者は、不明な項目で費用を計上することがよくあります。問い合わせてもきちんと説明してくれない、はぐらかされるなどの場合は、契約を見送りましょう。
4-3.金額の安さだけで選ばない
金額の安さだけで業者を選ばないことも大切です。相場と比較して見積もりの金額が安すぎる場合は、何らかの理由が隠れていることがあります。中には、金額の安さで契約を取り、実際に作業した後にさまざまな理由を付けて高額請求する業者もいるので、十分に注意してください。
4-4.豊富な実績があり評判がいい業者を選ぶ
遺品整理で豊富な実績があり、顧客からの評判のいい業者を選ぶこともポイントです。数多くの遺品整理を行っていることは、信頼できる業者である証拠とも言えるでしょう。なお、当ゼロプラスでも、数多くの遺品整理をお受けし、ご好評をいただいています。まずは、お気軽に見積もりをご依頼ください。
5.遺品整理の見積もりに関するよくある質問
最後に、遺品整理の見積もりに関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.見積もりの金額が高いので値切り交渉してもいい?
A.構いません。ただし、必ずしも値切り交渉が成功するとは限らないでしょう。なお、親切な業者なら、自分たちでできるだけ作業するなど安く済ませるためのコツを教えてもらえることがあります。
Q.見積もりに社印や責任者印がないけど大丈夫?
A.スタッフが自己判断で見積もりを出したか、急いで出したため押印を忘れている可能性があります。まずは、社印や責任者印を押したものを出し直してもらいましょう。きちんとした業者なら、すぐに差し替えるはずです。
Q.見積もりをもらうだけで契約しないことにした業者はどうする?
A.遺品整理業者にも都合があるため、なるべく早めに連絡を入れて今回は契約に至らないことを伝えましょう。業者によっては値下げを提案してくることもありますが、金額以外で不審な点がある場合は、キッパリ断ることが大切です。
Q.遺品整理の作業時間が長引いた場合、追加請求される?
A.理由によります。単純に業者の作業スピードが遅いだけでは、追加請求の理由になりません。たとえば、想定より物量が多かったり汚れがひどかったりした場合には、作業時間の延長により追加請求されることがあります。
Q.特殊清掃を伴う遺品整理の費用目安は?
A.汚れ具合と作業内容によりますが、10万円程度は上乗せになると考えてください。特殊清掃では、害虫駆除・消毒・消臭・汚物類の撤去など、多くの作業が発生するからです。より詳しいことは、業者に確認してください。
まとめ
今回は、遺品整理の見積もりについて詳しく解説しました。遺品整理で思わぬトラブルに巻き込まれないためにも、見積もりの段階で信頼できる業者を選ぶ必要があります。実際にチェックするときは金額の安さだけでなく、対応が迅速で丁寧か、不明な点はないかなどもしっかり確認しておきましょう。信頼できる業者は、見積もりの段階でも対応がよく、安心できます。遺品整理で失敗しないためにも、きちんとチェックしてください。