終活でおひとりさまも準備しよう!エンディングノートや遺言書作成

0
はてなブックマークに追加
0
Twitterでシェア
0
Facebookでシェア
0
Google+でシェア
LINEで送る

終活という言葉が注目され、元気なうちに身辺整理をしておこうとする動きが出てきています。自分にもしものことがあった場合、遺品整理や不用品処分で、残された家族に迷惑をかけたくないと思う方も多いことでしょう。家族への負担を減らしたい気持ち、とてもよくわかります。
ひと昔前まで、生前整理を意識する人が少なかったものです。しかし、高齢化社会になり、家族と離れて暮らす独居老人が増えています。万が一のことがあった際に、子どもへ大きな負担がかかることを避けるため、高齢者施設への入所や遺産相続時のトラブル回避に備えた対策が必要です。身の回りをコンパクトにしておくことで回避できます。
この記事では、今話題になっている終活や元気だからこそできる身辺整理のご紹介です。

  1. 終活とは? 
  2. 終活の必要性
  3. エンディングノートがおすすめ
  4. 生前整理について
  5. 葬儀の準備
  6. 遺言について
  7. 終活セミナーや終活コンシェルジュ
  8. 終活やエンディングノートでよくある質問
  9. まとめ

この記事を読むことで、残りの人生をよりよいものにし、後悔のない時間を過ごすことができるでしょう。


1.終活とは? 

「終わりよければすべて良し」
人の人生も同じです。人生の最後は潔く良いものにするため、 自分の手でさまざまな準備をしておくことを終活といいます。

1-1.終活の歴史

子どもたちが巣立ち、配偶者と離別や死別となり、ひとり暮らしになる高齢者が年々増加傾向です。自分の時間を満喫する「おひとりさま」という言葉も流行(りゅうこう)する一方、もしものことがあったときに家族が困らないよう老後への備えも必要になります。
終活は、2010年にユーキャンの新語・流行(りゅうこう)語大賞にノミネート、2012年にはランキング10位以内に選出されている言葉です。

1-2.終活という言葉の意味

終活は、就職活動の略称である就活を真似(まね)て作られた言葉です。2009年に週刊朝日が終活関連の連載をした際に、人生の終わりと人生の締めくくりに向けた活動を組み合わせ、「終活」という造語にしました。連載を機に、終活ブームのきっかけ作りをしたことで知られています。

1-3.社会背景と終活ブーム

少子高齢化といわれる今、子どもひとりにかかる親の介護や遺品整理などの負担が大きくなってきています。遺品整理は不用品処分や仕分けが難しく、故人を失った悲しみの中で行うには厳しいといわれているのです。家族へ少しでも負担をかけず、元気なうちに身軽になって老後を存分に楽しむために行います。子どもになるべく迷惑をかけないようにしておきたい、おひとりさまの老後を楽しみたいという方を中心にブームになっているのが終活です。

1-4.終活の目的

終活という言葉が流行(りゅうこう)した当初は、元気なうちに残された家族が困らないよう準備するという意味で捉(とら)えられていました。しかし、今は早めに身辺整理して自分の人生を生き生きとしたものにするために行われています。前向きに生きるきっかけ作りの1つとなっているのです。

2.終活の必要性

終活をすることで、身軽になって人生を楽しめるということがわかりました。実際、自分が終活しようとしても、生前整理の進め方がわからない・何のためにするのかなど十分理解できていない方が多いのです。生前整理はポイントを知っておくと進めやすいもの。終活のコツを覚えておいてください。

2-1.終活はいつごろから始めるべきか

終活を始める人の多くは、70代以降とシニア世代が多いのが現状です。何歳から始めるのが理想という定義はありませんが、元気で体が動くうちに始める方がいいでしょう。
人生にはいくつかの節目があります。子どもが巣立つとき・定年退職・配偶者の死去・自身の病気がわかったときなど。最も多いのが、配偶者の死去をきっかけに終活を行うという意見です。同じ時間を過ごした配偶者が亡くなり、自分の人生を見直すきっかけになるのでしょう。
しかし、子どもの独立を機に、夫婦だけの暮らしを見直そうと配偶者とともに終活を行う動きも出てきています。

2-2.おひとりさまは何をすればいい? 

おひとりさまと聞くと自由なイメージが強いでしょう。しかし、実際には自分の死後に誰に身辺整理を委ねればいいかわからない。不安の方が大きいのです。普段から親族と疎遠になっているなら、孤独死などの心配もつきまといます。遺骨の引き取りを拒否される事例もあるほど、おひとりさまは深刻な問題です。
おひとりさまの老後でやっておきたいのは、自身の死について真剣に考え、あらかじめ死後の処理を依頼できる人物を複数準備しておくこと。親族や友人など親しい人以外に、専門家に委ねる方法もおすすめです。おひとりさま向けの終活プランなども出ていますので、上手に活用してみてください。

2-3.終活で準備すべきこと

終活は考えたときが始めどきです。やるべきことをリストアップし、どんどん実行していきましょう。

  • 身辺整理をして不用品処分
  • 形見分けや財産分与について考える
  • エンディングノートや遺言書の作成
  • 写真や動画をデジタル化してコンパクトに保存する
  • 病気になったときにどうしてほしいかを記しておく

身の回りをシンプルにする生前整理からスタートし、自身が病気や万が一のことがあった場合にどうしてもらいたいかを明確にしておくことが大切です。残された家族が途方に暮れることがないようにしましょう。終活をしていくうちに、人生でやり残したことがわかってきます。明るい人生にするためにも、終活で人生を見直すのは意味のあることです。

3.エンディングノートがおすすめ

終活とともに認知度が高まっているのが、エンディングノートの活用です。遺言書との違いなど、まだよく知られていない部分もあります。エンディングノートの活用方法などをご紹介しますので、終活に生かしてみてください。

3-1.エンディングノートとは? 

遺言書は法的根拠を持ち、故人の死後に効力を発揮するものです。財産分与についての事項などを記載するのが一般的でしょう。しかし、書式が決まっており、規定書式に添って書かない限り無効とされてしまいます。
エンディングノートは法的効力を持たない反面、自由度が高いもの。記載する事項や書式も自由です。市販のエンディングノートを活用し、自分が病気になったとき・葬儀への希望・供養方法・遺品をどうしてほしいかなどを記載します。

3-2.終活ノートの書き方

エンディングノートは、終活ノートとも呼ばれています。書き方は誰もが悩むポイントでしょう。大切なのは、自分の人生を振り返りながら仕上げること。書き始めると膨大な量になってしまいがちです。しかし、一気に書き上げる必要はなく、メモ書きから始めて細かな内容は後回しにしてください。
市販のエンディングノートを活用するメリットは、項目ごとにわかれていること。記載漏(も)れがなく、万遍なく書けるので便利です。
しかし、規定の枠にとらわれたくないという方もいます。自由に書けるのがエンディングノートのメリットですので、あくまでも参考にし、パソコンなどを利用して書きたいことを存分に書いてみてください。

3-3.エンディングノートに記載する内容とは? 

人により、エンディングノートに書きたい内容が異なります。ご自身の希望に添う内容にする参考にしてみてください。

  • 個人情報(戸籍・運転免許証番号・パスポート番号・携帯電話番号とキャリア)
  • 親族や知人など知らせてほしい人(関係や続柄・連絡先・葬儀告知の希望有無)
  • 家族へ伝えたいこと(病気になったときの延命処置について・葬儀と墓の希望・残された家族へのメッセージ)
  • インターネットに登録されている内容(自動継続されてしまう有料サービスの名称とIDやパスワード)
  • 財産情報(銀行名・支店・口座番号、通帳と登録印鑑の保管場所)
  • 負債状況(借入先・ローンの詳細)
  • 加入している生命保険(加入内容と保険証券の保管場所)
  • 有価証券(証券会社名と口座番号)
  • 不動産資産(土地の場所と不動産権利書の保管場所)
  • 価値ある品について(貴金属・宝飾品・絵画など)
  • クレジットカード(カード会社と番号)

会社経営など事業をしている場合、法人名義の取引先銀行名・支店・口座番号・登録印鑑の保管場所も記しておく必要があります。売掛金や買掛金などの情報も記載しておくべきです。普段から経理を依頼している税理士や顧問弁護士の連絡先も忘れずに記載しておきましょう。

4.生前整理について

終活で身の回りを整理することを、生前整理と呼びます。元気なうちにできることであり、終活を意識したときにすべきことです。生前整理で不用品処分や遺品整理を楽にするための準備をすることは、体が動かなくなった後では重労働。なるべく早めに終えるようにしたいものですね。

4-1.遺品について

高齢者施設への入居を考えている・人生を見直したい。そんな方が生前整理を始めています。生活用品は、日々暮らしているうちに膨大な量に膨れ上がるもの。必要品と不用品の仕分けだけでもひと苦労します。形見分けや財産分与を考えている方にとって、生前整理は大変意義があること。判断力がしっかりしているうちに、自分の意思でどれを誰に委ねるかを決めることができます。
特に、価値ある品をめぐり、故人の死後に家族がもめることが多いのです。家族間のトラブルを防ぎ、死後に混乱を招くことがないよう、生前整理を行っておくといいでしょう。

4-2.遺品整理の必要性

もし賃貸住宅に暮らしているなら、自分の死後すぐに家族が遺品整理を行い、速やかに貸し主へ引き渡すことが必要になります。
長く暮らしているほど、ものは増える傾向にある一方、気力や体力は年齢を重ねるごとに減退してしまうのです。生前整理が必要になるのは、体が自由に動かすことができる・認知症などを患って判断力が鈍る前に行うことが理想的でしょう。

4-3.デジタル遺品整理について

デジタル遺品とは、近年注目されるようになった言葉です。写真や動画は、時間をかけて膨大な量に増え、住居の収納スペースを占領してしまいます。
とはいえ、大切な遺品の1つ。そこで、注目されているのが、写真や動画のデジタル化です。コンパクトに収納することができ、残された家族も途方に暮れることなく整理することができます。
気づいたら、写真や動画にあふれていた。撮影技術が進歩し、誰でも気軽に撮影を楽しめるようになった反面、保存が難しいなど悩ましい問題となっています。 

5.葬儀の準備

終活では、自分の葬儀や墓についての事前準備も含まれています。理想とする葬儀や誰を呼んでほしいかなど、希望をあらかじめ伝えておくことも重要です。

5-1.葬儀についての終活

人生のしめくくりは自分の手で。葬儀について、普段から親しい人や家族と話し合う機会を持っていますか?自分の葬儀をプロデュースするように、どのような葬儀にするか具体的に決めておくことができるのです。
遺影に使いたい写真・葬儀場・宗派・棺桶(かんおけ)の種類など、理想的な葬儀の準備を進めることも、人生を美しくしめくくる大切な要素となります。
棺桶(かんおけ)の種類について、事前に入棺して試すことができる終活サービスも始まっているため、ぜひ活用してみてください。入棺時に着用する服装選びも合わせて行いたいものですね。お気に入りの服や思い入れのある服など、事前に選んでおきましょう。

5-2.生前葬

終活で注目されているのは、生前葬です。生前葬は通常の葬儀とは異なり、主催者が元気なうちに執り行うもの。親しい人を集めて、感謝の気持ちや愛情表現をする場でもあります。また、生前葬を行うと長生きするとも噂(うわさ)され、前向きに人生を生きるきっかけ作りになっているのです。

5-3.自然葬

自然葬は、火葬後に墓地へ埋葬せず、海・山・樹木などに散骨して自然に回帰する葬儀のことを意味しています。思い出の地に散骨してほしいなどの意向がある場合、エンディングノートに記載して家族ともよく話し合いを重ねておきましょう。
自然葬の歴史は、古代より日本でも行われてきたもの。近年では国内に限らず、海外の海などに散骨する事例もあります。これまでのやり方にとらわれない、自由なスタイルであることが魅力の1つでしょう。

5-4.葬儀保険について

葬儀費用がいくらかかるかご存じですか?全国平均で230万円といわれています。葬儀後に請求書を見て金額の高さに驚く遺族も少なくありません。
葬儀費用の内訳は、祭壇や棺桶(かんおけ)など葬儀費用一式・飲食代・宗教者への謝礼など。思わぬ出費になるため、葬儀に備える葬儀保険の必要性が叫ばれています。葬儀保険では、葬儀費用一式と関連費用を賄うことができ、いざというときに子どもたちに大きな負担をかけなくて済むとニーズが高まっている保険です。
葬儀保険の加入にあたり、医師の診断書や告知が必要ないものがほとんど。月額の掛け金も少ないため、誰もが加入しやすい保険となっています。

6.遺言について

遺言は、故人の死後に効力を発揮する、財産分与について記載された公的文書です。遺産相続はどの家庭でももめる要素であり、家族が分裂してしまう原因でもあります。家族間のトラブルを避けるため、生前に準備しておくことも終活における重要なポイントです。

6-1.遺言の必要性

現金を相続人でわけ合うのは、さほど難しいことではありません。法定相続分に従い、適正に財産分与を行えば解決します。しかし、難しいのは不動産について。不動産を所有している方は、事前に遺言でどうしたいかを残しておくことが、トラブル回避策ともいえます。
お金がかかわるとトラブルが起きやすいため、自分の意思を反映できる遺言書に残しておくようにしましょう。遺言があることで、故人の遺志に従って財産分与が行われます。

6-2.財産管理契約

財産管理契約は、自分の判断能力が落ちたときに、財産を適正に保護するためにできた制度です。成年後見人などと似ています。財産管理契約は、公正証書を作成して行うのが一般的です。
財産管理の開始時期や内容は、自由に決めることができます。認知症などで判断力低下を招く前から財産管理したい、自分の死後に財産管理を行ってほしいという場合に大変有効な制度です。

6-3.終活で忘れずにやっておきたいこと

遺言や葬儀内容などを決めておくことは、広く知られるようになってきました。一方で忘れられがちなのは、看取(みと)りや墓の問題。おひとりさまといった独居老人が増え、看取(みと)りをする人がいないという方もあります。自分の墓を生前に準備しているという方もいますが、いざというときに誰が遺骨を運んでくれるのか不安を抱くケースもあるでしょう。
自宅での看取(みと)りを希望しても、現実はそう多くないのです。しかし、在宅看取(みと)りを希望する人の数は7割います。終活できちんと看取(みと)りについて相談し、医師・看護師・介護士・家族の協力が得られる体制作りを行っておきましょう。病状が急変しても、迅速に対応してくれる在宅医療機関との関係をしっかり構築しておいてください。

6-4.遺言書作成法

遺言書の作成方法は3つあります。

6-4-1.自筆証書遺言

自分だけで作成できる最も簡単な方法です。費用がかからない反面、家庭裁判所へ検認手続きをしなければならない手間もあります。遺言内容は秘密にすることができるのが特徴です。

6-4-2.公正証書遺言

公証役場で作成し、証人2人が必要です。原本は公証役場に、正本と謄本は本人の手元に保管します。公証人が作成するため、遺言書の効力がきちんと発揮されるのがメリットです。紛失した場合、謄本の再発行を受けることができます。遺言の存在と内容は秘密にはできません。

6-4-3.秘密証書遺言

秘密証書遺言も公証役場で作成します。証人も2人です。保管する人物は、作成した本人・推定相続人・遺言の執行を依頼した人物など。公正証書遺言と同様に、遺言の存在と内容は秘密にできません。家庭裁判所で検認手続きをする必要があります。

6-5.遺言書作成料金は? 

自筆証書遺言作成に費用はほとんどかかりません。公正証書遺言は、公証役場手数料として1万6000円と証人依頼料がかかります。秘密証書遺言も公証役場手数料がかかりますが、1万1000円程度です。同様に、証人依頼料がかかります。事前に公証役場に確認しておくといいでしょう。

7.終活セミナーや終活コンシェルジュ

終活ビジネスは、どんどん広がっています。セミナーも各地で開催され、終活の進め方や生き生きと暮らすコツなどを教えてもらえるでしょう。

7-1.終活相談窓口紹介

終活についての相談は、終活カウンセラーに依頼する方法がおすすめです。自分の人生を悔いなく終えるため、専門家と一緒に考えていきましょう。終活カウンセラーは、インターネットからも検索できます。

上記以外にも、葬儀社などでも終活カウンセラーによる相談を受け付けています。上手に活用してみてください。

7-2.終活セミナー

定期的に終活セミナーや終活フェスタが開催されています。終活の豆知識や自分の葬儀準備を進めたい方にとって、大変有益な時間となるでしょう。専門家によるアドバイスで、いざというときへの備えができるようになります。元気なうちだからできるのが終活です。自分の死を真剣に考え、前向きに生きるきっかけにもなります。人生を見直すためにも、ぜひ参加してみてください。

7-3.終活コンシェルジュ

終活コンシェルジュは、終活相談を請け負う専門家です。特におひとりさまの老後を一緒に考え、身寄りがいない方に寄り添ったアドバイスを受けることができます。
終活コンシェルジュによるセミナーも開催されていますので、個別相談を受ける前に参加するといいでしょう。エンディングノートの書き方なども教えてもらえます。

7-4.終活に関するベストセラー紹介

終活ブームとあり、さまざまな終活本が発売されています。中でもベストセラーとなっているものをご紹介しますので、終活を進める参考にしてみてください。

  • おひとりさまの老後(著:上野千鶴子、文春文庫)
  • おひとりさまの終活(著:中澤まゆみ、三省堂)
  • 終活ハンドブック(著:本田桂子、PHP出版)
  • 人生の幕引き準備帳(著:木野島光美、ワニブックス)
  • 終活の教科書(監修:終活カウンセラー協会、タツミムック)「終活」のすすめー自分で出来る人生のしめくくり(著:市川愛、太陽出版)

8.終活やエンディングノートでよくある質問

終活に関するよくある質問をまとめてみました。

8-1.相続人がいない場合の遺産はどうなる? 

独居老人が増え、身寄りがないという事例も増えています。遺産はあるけれど、相続人がいないというのも、おひとりさま特有の悩みです。相続人がいない場合の遺産は、国庫へ帰属することとされています。あらかじめ遺言書を作成し、どこへ寄贈するか決めておくと安心です。希望する先を決めることで、遺産の行方が不安なままという事態も回避できます。

8-2.尊厳死を希望する場合はどうすべきか? 

看取(みと)りという言葉が広く認知されるとともに、自分が病気になったときの処置を決めておきたいという方が増えています。回復の兆しがない場合、延命治療はせずに尊厳死を選ぶケースも珍しくありません。日本では尊厳死はまだ積極的に行われていませんが、尊厳死宣言公正証書を作成して意思表示しておくことはできます。原則として本人の意思が尊重されますので、苦しい思いをするより尊厳死を選びたいという方は、終活の1つとして作成しておくといいでしょう。

8-3.終活相談は費用がかかる? 

終活相談は、無料で行っているものもあります。終活は人生を前向きに明るく生きるために行いますので、終活コンシェルジュや専門相談員との相性も大切です。まず、無料相談を利用してから有料サービスに進むようにしてみてください。
終活相談以外にも、終活セミナーでコンシェルジュの人となりを知ることも1つの方法でしょう。

8-4.終活は何から手をつければいい? 

終活は思いついたときが始めどきです。本格的な終活相談を利用する前に、自分なりに何かしたいという方もいます。まず、エンディングノートを書いてみてください。エンディングノートのメリットは、書式などの決まりがなく、気軽に描き始められることです。思うままに書いてみて、自分の人生を振り返ってみてはいかがでしょうか?書いていくうちに、やりたいことや決めておきたいことなどが見えてくるはずです。

8-5.遺言書の開封はどのような手順で行うのか? 

故人の死後、遺言書が発見されるという事例もあります。興味本位で開けてしまうのは避けてください。遺言書の開封には、正しい手順を踏む必要があります。家庭裁判所で検認を受け、偽造や変造を防止してから開封することが大切です。
検認が必要な理由は、誰かの手で勝手に開封された後に中身をすり替えられてしまい、相続トラブルに発展するのを避けるため。故人の意思を反映したものが遺言ですので、大切に扱うことが求められます。万が一、勝手に開封した場合、5万円以下の過料にあたるため、注意が必要です。

9.まとめ

いかがでしたか?人生の終わりは、自分の手で作り出すもの。終活を始めると長生きするといわれるほど、生き生きとした人生にできる有意義なものであることがご理解いただけたかと思います。自分の死後に、子どもや親族に負担をかけないためにも、終活は大きな役割を果たすのです。終活で自分の人生を見直し、やり残したことや後悔しないために決めておきたいことなどがわかりますので、元気で体が動くうちに始めるようにしましょう。