不用品だらけの実家がゴミ屋敷の危機! 確実に捗る片付け法とは?

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片付かない、整理ができない、近頃は掃除をするのもおっくうで、部屋が汚い。
年齢を重ねた実家の両親から、グチが聞こえるようになりました。あらためて実家の様子を見てみると、物が多すぎて部屋も廊下も狭くなっている。押入れやタンスは満杯で、収納をするスペースがない……!
このような経緯から、実家の片付けを手伝い始める人は多いのではないでしょうか。ただ、自分の生活の合間を縫って、親の家へ片付けに通うのは大変な負担になります。親が自分なりの生活流儀を変えられず、せっかく整理してあげた空間が、まもなくカオスに逆戻りということもありがちです。ここで親と衝突し、片付けをあきらめてしまう人が多いのが現実でしょう。
しかし、片づけられない親を放置すれば、実家は不用品があふれるゴミ屋敷になってしまうかもしれません。不衛生なだけでなく、転倒や、頭上からの物の落下といった事故も心配です。今後、家をたたんで老人ホームに引越しする可能性や、介護ベッドや車いすが必要になる局面なども考えると、ぜひ解決しておきたい問題と言えます。
この記事では、親との関係をこじらせず、実家の片付けを確実に進める方法をご紹介しましょう。

  1. 実家片付け問題は日本中のお悩み
  2. 片付かない実家を放置すると、何が起こるか
  3. はかどる実家の片付け方法
  4. 実家の片付けに必要な業者選び
  5. 実家の片付けに関するよくある質問
  6. まとめ

この記事を読めば、実家の片付けに困っている方は、問題点を整理し方針を立てることができます。後半は具体的な片付けの方法と注意点をまとめたので、これを参考に実践してみてくださいね。


1.実家片付け問題は日本中のお悩み

子どもの頃は楽しく過ごした実家。どうして物があふれ、片付かない家になってしまったのでしょうか? 実は現在、この問題を抱える人が全国的に急増しているのです。その原因と問題点を考えてみましょう。

1-1.実家がくつろぎの場所ではなくなる日

実家では、使わなくなった家具や年代物の家電は置いたまま、読み終わった本や服のストックは増えるばかり。帰るたびに「散らかっているなあ」と感じはじめ、やがて物の多さに圧倒されるほどとなり、ついには孫たちも「おばあちゃんの家は汚いからいや」と言いだす。こうなると三世代の集まりは、旅行やレストランなど外で済ませることに。
人が来なくなった家は、ますます散らかし放題となっていきます。久しぶりに見に行くと、実家がゴミ屋敷同然になっていた! という事態は人ごとではありません。

1-2.実家が片付かないのはどうして?

昔はきれい好きだった母が掃除をしなくなり、きちょうめんだった父が物を出しっぱなしで平気なのはなぜ? と不思議に思いませんか。でも、年をとると片付けがしんどくなり、出しっぱなしが便利に感じるのは自然の流れです。捨て時の判断力が鈍るのも、老化現象のひとつ。体力・気力の衰えとともに、整理や片付けがまめにできなくなるのです。
次第に物がたまって片付けのハードルが上がり、障害物で掃除がしづらくなり、またそこへ物を置いてしまうという悪循環に陥ります。

1-3.片付けられない親のメンタルを考えてみる

昭和世代の親は「もったいない精神」をたたきこまれ、「物を持つのは豊かな証拠」という時代を生きてきました。まだ使える物を捨てることに罪悪感すらおぼえる世代です。
また、高齢になると漠然としたさびしさや不安を感じることが増えます。必要以上に物をためこむことで、「何があっても備えは万全」といった満足感を得ているのかもしれません。

2.片付かない実家を放置すると、何が起こるか

価値観の違う親に片付けろと注意すると、けんかになりそうですね。だからといって、とことん放置すると取り返しのつかないことになりかねません。親の家をどのタイミングで、どう手伝ってあげればよいかを整理しましょう。

2-1.片付けられない実家にひそむ危険

統計によると、家庭内での転倒・踏み台などからの転落が原因で、年間1,800人以上が死亡しています。そのうち86%が65歳以上であり、高齢者には小さな事故が致命傷になることがうかがえるデータ。けがが治ったとしても、そのまま要介護状態になることが多いので、家庭内の安全確保は最も重要です。

2-2.どんなときに片付けが必要?

子どもたちが出て行ったあと、親の家にもそれなりの生活スタイルができています。親としては、子どもによけいな口出しをされたくないものです。多少家の中が乱雑に見えても、必要なものが必要なときにさっと取り出せ、いきいきと暮らしているようなら大丈夫。しかし、元気がなくなり、何をするにも時間がかかるようになったら、注意が必要です。思い切って不用なものを処分し、暮らしやすい環境を整えましょう。

2-3.実家の片付けのタイミング

親が片付けなければと自覚するのは、何かしらライフイベントがあったときです。機会を逃さず実行にうつしましょう。

  • 家の中で転んでけがをした
  • 体が衰え、動きが悪くなった
  • 小さな住居や老人ホームに引越したい
  • 両親のうち一方が入院、または亡くなった
  • 三世代同居することになった

孫が泊まりに来るといった小さなイベントでも、親がその気になるなら良い機会になりますよ。企画してみるのもいいでしょう。

2-4.遺品整理で困らない3つのポイント

遺品整理のとき困るのが、「物が多すぎて何がなんだかわからない」という親の家の状況です。親が元気なうちに押さえておきたいポイントは3つあります。今すぐ遺品整理をしなければならない状況の方も、この3点を参考にしてみてください。

2-4-1.貴重品の保管状況を知る

現金・預金通帳・土地の権利書など、貴重品の保管場所は知っておきたいものです。入院などに際しても、入院費やもろもろの支払い代行のために必要になりますね。いざという時は相続手続きの期限に追われるので、あわてないようにしましょう。

2-4-2.高価なものの存在を知る

書画・骨董や希少な古書などは、素人にはわからない価値があります。うっかり廃棄処分するのは避けたいですね。そういったものがあるなら、専門業者に引き取ってもらうのがいいか、子どもに持っていてほしいか、親の意向を聞いておきましょう。

2-4-3.本人にとって大切なものを知る

一般には価値がなくても、本人には特別に大切なものがあります。趣味の道具や思い出の品などがそれに当たるでしょう。趣味の仲間にお譲りしたり、供養したりして、ぞんざいに扱わないようにしたいものです。

2-5.生前整理はリフレッシュになる

亡くなったときの備えとして親からいろいろ聞き出すのは気が引けるものですが、親子の意思疎通をはかる機会になるうえ、親が自分の暮らしを見直すきっかけになるかもしれません。
高齢者が生前整理をすることで、残りの人生をよりよく過ごそうと前向きになった、という証言があちこちから上がっています。ごちゃごちゃとした身辺をすっきりと整理して、快適に暮らせるようになるといいですね。

3.はかどる実家の片付け方法

さあ、実家の片付けを始めましょう。具体的な方法はここから。

3-1.片付けの目標を決める

まず、目標をはっきりさせ、順序を決めましょう。思いつくまま、あちらこちらと手をつけると収拾がつかなくなります。着手まえに大切なのは、親と目標を共有することです。
たとえば引越しをするなら、持っていくものを選び、残りを処分すること。今の住まいのままなら、動きやすい通路と空間を得るために不用品を大処分するなどです。目標がはっきりしていれば、途中でぶれることなく片付けを進められます。兄弟姉妹にも声をかけて合意を取り付けておき、あとでもめないようにしましょう。

3-2.目標到達のための心構え

片付けられない高齢者宅によく見られるのは、成人した子どもの物がそのまま置いてあること。兄弟で使った二段ベッド、学習机、部活の道具、成長記録のアルバム……。あなた自身と兄弟姉妹の物があるなら、それをまず撤去します。これができなくては、親の持ち物に手を付けられませんね。

3-3.片付けを進めるコツ

「長く使っていない物は処分する」、これが鉄則です。家具などの大物は5年以上、服などの小物は3年以上使っていないもの、など基準を決めて処分するとはかどります。
まだ使えるのにもったいない、と思ってしまう場合はリサイクルショップなどへ持ちこむことにしてもいいでしょう。しかし、その場に置いておくのではなく、明確に「処分するもの」として分類・移動するのが、ぶれないコツです。

3-4.NG行為に注意しよう

どんどん物が処分されるのを目の当たりにした親から、「それは捨てないで」と待ったがかかるかもしれません。親のためにやっているのにという気持ちと、片付けの疲れから、きつい言葉を言ってしまいがちです。でも、「なんでこんなものが必要なの」「どうせ使わないくせに」といったさげすむようなワードは避けましょう。本人にしかわからない必要性や愛着が、もしかしたらあるのかもしれません。ひととおり事情を聞いたうえで、古い家電は発火の危険があることや、黒カビは有害であることなど、処分の理由を具体的に説明しましょう。

「いつか使えるかもしれないから」あれもこれも捨てないという親への裏技としては、「これはリサイクルで使ってもらおうね」あるいは「うちで引き取るから」と言って、とりあえず視界から遠ざけることです。本当に必要でない物なら忘れてしまうことでしょう。あとでやっぱり処分したということになっても、強引に捨てられたという悲しい気持ちは残さずにすみます。

4.実家の片付けに必要な業者選び

自分たちだけで大掛かりな片付けを完遂するのは、大変むずかしいことです。必要に応じて業者を頼み、限られた時間と労力を節約しましょう。

4-1.どんな場合に業者が必要か?

気が向いたときに少しずつ、という片付け方法なら家族だけでできますが、長い時間と労力がかかり、終わりの見えない作業になりがちです。まず、全体を見渡して、不用品の量と片付けの作業量を点検してみましょう。手に負えない部分を切り分けて業者に依頼することが、迅速な解決のカギになります。

4-2.業者の上手な使い方

業者を使うメリットをあげてみましょう。

4-2-1.重い粗大ごみを運ばなくて済む

粗大ごみを処分するには、自治体の規定にもよりますが、一品ごとに申し込み→手数料支払い→指定日時に集積所まで運搬、というステップを踏む必要があります。不用品回収業者に来てもらえば、重い物の運び出しからやってもらえるうえ、リサイクル品の買い取りも同時に頼めて便利です。

4-2-2.家電の処分方法に悩まなくて済む

現在、家電は指定品目ごとに処分方法が細かく定められています。冷蔵庫やエアコン、テレビなどは家電リサイクル法により、パソコンは資源有効利用促進法により、それぞれ指定の引き取り所や取り扱い小売店へ持ち込むのが原則。携帯電話などのデジタル小物は、小型家電リサイクルの回収所へ出します。指定対象外のものは、燃えないごみや粗大ごみとして処分が可能です。
とはいえ、ひとつずつ対象品目かどうか調べ、持ち込み先を決めるのは手間がかかります。処分する家電が複数あるなら、まとめて業者に持っていってもらうと悩まずに済むでしょう。製造より5年以内なら高価で買い取ってくれるケースもあるので、処分費用も節約できます。

4-2-3.片付け疲れから逃れられる

大量のいらない服を袋詰めしたり、本をヒモで縛ったりといった作業は、予想以上に時間がかかります。あまりに量が多いと精神的な負担も大きく、途中で疲れ果ててしまうでしょう。作業を業者にまかせれば、家族は指示を出すことに専念できます。生前整理、遺品整理、ゴミ屋敷の片付けサービスを行う業者に依頼すれば、梱包や分別といった煩雑な仕事から解放され、苦労なく片付けを終えられるでしょう。

4-3.業者選びのポイント

どんな業者に依頼すべきか、注意点をまとめました。

  • 無料見積もりができる
  • ウェブサイトなどで会社概要、料金体系、サービス内容を公開している
  • 古物商、廃棄物運搬、遺品整理士などの許認可を受けている
  • 地域での実績があり、口コミが良い
  • 作業中に部屋が損傷した場合の補償がある

業者は数多く存在しますが、自分の望むサービスに対応できる業者かどうかを確認しましょう。粗大ごみ処分も頼みたいのに、買い取りが可能な物しか回収してくれなかったなどの失敗があると、余計な手間がかかります。

4-4.業者に頼むときのコツ

複数の業者に無料見積もりを依頼して、料金とサービス内容を比較することをおすすめします。数点の不用品の引き取り依頼なら必要ありませんが、部屋の状況と荷物の量を見たうえで算出してもらうと、追加料金が発生する心配がありません。
現場で相談すると、必要品の仕分けや撤去後の清掃など、別のサービスも依頼したほうがいいとわかることもあります。その場合、作業人数などベースになる料金が変わってくるので、次のポイントを明らかにしましょう。

  • 料金内に含まれること
  • 提案できるオプションがあるか
  • オプションのサービスを含めた料金はいくらか

4-5.業者の料金設定はどんなもの?

処分する不用品が5点以上あるなら、業者にまとめて依頼するのが簡単で割安になります。
不用品回収・買取を例に、弊社ゼロプラスの料金設定を参考にしてください。トラックの容量の範囲内なら、どれだけ積んでも料金は変わりません。

【積み放題パック】

  • 軽トラックパック(家電5~6品程度)……29,800円
  • 平車パック(1K~1DK程度)  ………69,800円
  • 2tホロ車パック(1LDK~2K程度)…99,800円
  • 2t箱車パック(2K~2LDK程度)……119,800円
  • 4t箱車パック(3LDK~5LDK程度)…219,800円

※リサイクル料金は別途かかりますが、買い取り品があれば相殺できます。

4-6.作業の流れ

標準的な作業の流れは、どの業者でも同様でしょう。下記は不用品回収・買取の場合です。

  • 問い合わせ・見積もり依頼:訪問日時を予約する。
  • 訪問・見積もり:回収してもらう品目と搬出経路の状況などを見てもらう。提示された見積もり・査定額でよければ作業日時を予約。
  • 作業当日:不用品搬出・積み込み。
  • 料金清算:搬出時に壁や床などが損傷していないか、作業終了時に確認する。その後、料金を精算。

4-7.悪質な業者とのトラブルとは?

悪質な業者とのトラブルについては以下のようなケースが報告されています。

  • トラックに不用品を積んでから追加料金を請求された
  • 回収に出したものを不法投棄された
  • 作業中に壁や床を傷つけられ、補償してもらえなかった
  • 遺品整理を頼んだが、作業が乱暴で気分が悪かった
  • 貴重品をごみと一緒に捨てられそうになった

連絡先も定かでない回収業者を路上でつかまえると、違法行為やトラブルの際に訴えることもできません。
また、不用品回収だけを主要な業務とし、片付けのノウハウがない業者には依頼しないほうが無難です。特に遺品整理・生前整理はデリケートな作業になるため、実績重視で選びましょう。

5.実家の片付けに関するよくある質問

ゼロプラスのホームページに寄せられることの多い質問をまとめました。ぜひ、参考にしてください。

Q1.サービスを頼んだことを、近所に知られたくないのですが?
A.ゼロプラスでは、社名のない無印のトラックをご用意するので大丈夫です。

Q2.母の家がゴミ屋敷のようになっていて、どうすればいいかわかりません。
A.必要品・不用品の仕分けから不用品の搬出まで、お引き受けできます。

Q3.忙しくて遺品整理が先延ばしになっていますが、十分な時間がとれません。
A.ゼロプラスには遺品整理士の資格を持つスタッフがおり、立ち会いがなくてもていねいに対応します。

Q4.不用品は、どんなものでも回収してもらえるのですか?
A.生ごみ・生き物、法律に触れるものは回収できません。

Q5.不用品はできるだけリサイクルしたいのですが?
A.ゼロプラスではリサイクルに力を注ぎ、リユース品または資源として、海外へも再販しています。

6.まとめ

いかがでしたか? 実家の片付けの必要性と問題点を整理し、具体的な片付け方法をご紹介しました。実家は家族の歴史の品が詰まっているだけに、片付けは気が重く、先延ばしにしがちです。今回は、片付けの目標を立て、業者を利用しながら上手に進める方法をまとめました。この記事を参考に、物があふれる状況から一刻も早く脱出し、安全で快適な生活空間を取り戻しましょう。現在と将来の暮らしが快適になるといいですね。