電子ピアノを賢く楽に処分! 家から一歩も出ずに買取回収に出す方法

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電子ピアノは、グランドピアノやアップライトピアノと比較するとコンパクトで部屋のスペースをとらないため、日本の家屋に向いた楽器でしょう。しかし、いくらコンパクトとはいえ、大きくて重たい電子ピアノは、処分するのに一苦労です。思い出の詰まった電子ピアノは、ゴミとしては捨てたくないと思います。リサイクルの方法がわからない方や、どうやって回収業者に依頼したらいいのか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、電子ピアノをお得に楽に処分・リサイクルする方法や、回収業者の使い方をご紹介します。

  1. 電子ピアノの処分について
  2. 電子ピアノの処分方法~自治体回収(粗大ゴミ)に出す
  3. 電子ピアノの処分方法~下取りに出す
  4. 電子ピアノの処分方法~買取に出す
  5. 電子ピアノの処分方法~回収業者に依頼する
  6. 電子ピアノの処分・買取についてよくある質問

電子ピアノを賢く処分する方法を凝縮しました。電子ピアノの処分にお金をかけたくない方・きちんとリサイクルに回したい方・買取でお小遣いをゲットしたい方にはぴったりの内容です。ぜひ最後まで読んでみてください。


1.電子ピアノの処分について

1-1.電子ピアノの寿命について

電子ピアノは保証期間が約3年、メーカーによる部品保有期間が7~8年であることがほとんどです。なかには、5年ほどで壊れてしまった方もいれば、20年以上使っている方もいらっしゃいます。使用頻度や使用環境にもよりますが、電子ピアノの寿命は10年程度とみて良いでしょう。

1-2.電子ピアノに多い故障は?

電子ピアノに起こりやすい故障パターンは以下のとおりです。

  • 音が割れる
  • ノイズが混ざる
  • 打鍵時にカチカチと音がする
  • 鍵盤(けんばん)の跳ね返りが弱い・ない
  • ペダル(サスティン・消音など)が効かない

1-3.電子ピアノの修理・廃棄について

上記のとおり、メーカーによる電子ピアノの部品保有期間は7~8年です。部品がなければ修理できないこともあります。使用年数が浅い場合は修理に出せますが、10年程度使った電子ピアノは買い替えを検討したほうがいいでしょう。その際に問題になってくるのが壊れた電子ピアノの廃棄方法です。

1-4.電子ピアノは何ゴミ?捨て方は?

電子ピアノは、自治体によって粗大ゴミとして処分してもらえる場合とそうでない場合があります。前者の場合、次項を参照に自治体での処分手続きをしてください。後者の場合、電子ピアノを業者に回収してもらったり買取に出したりする必要があります。

電子ピアノの寿命は平均で10年前後なんですね。
はい。一般的なピアノよりも短くなります。

2.電子ピアノの処分方法~自治体回収(粗大ゴミ)に出す

2-1.自治体回収(粗大ゴミ)について

電子ピアノの粗大ゴミ処理費用は、2,000円前後としている地域が多いです。基本的に、搬出は自力でおこなわなければなりません。電子ピアノの重さ・通路の狭さ・エレベーターに入るかなどを確認しておきましょう。

2-2.電子ピアノの自治体回収での処分方法

2-2-1.手順について

電子ピアノを粗大ゴミに出すには、以下の手順を踏む必要があります。詳細については自治体の粗大ゴミ回収について検索してみてください。

  • 粗大ゴミ申請をおこなう(HP・電話などで)
  • 粗大ゴミ処理券・シールを購入する(スーパー・コンビニなどで)
  • 回収日に、回収場所まで電子ピアノを搬出する

2-2-2.注意点

電子ピアノに付属しているイスも粗大ゴミ料金がかかる場合があります。イスを粗大ゴミとして取り扱っている地域では、粗大ゴミ処理券を2枚購入する必要があるので注意してください。回収・買取の場合はイスもセットで処分できることがほとんどです。

2-3.自治体回収のメリットデメリット

2-3-1.メリット

  • 比較的安全に処分できる
  • 壊れていても処分できる
  • 処分前に電子ピアノをきれいにする必要がない

2-3-2.デメリット

  • 自治体によっては粗大ゴミとして処分できない
  • 処分料金が発生する
  • まだ使えるピアノであってもお金にならない
  • 自力で搬出しなければならない
自治体では粗大ゴミ扱いになるところが多いんですね。
はい。出す前にゴミ出しのルールを必ず確認してください。

3.電子ピアノの処分方法~下取りに出す

3-1.電子ピアノの買い替えをすべきタイミングは?

「1-2.電子ピアノに多い故障は?」のような症状が現れた場合は、電子ピアノの買い替えのチャンスです。壊れたピアノを無理やり使っても、ストレスがたまり練習効果が期待できません。今のピアノに少しでも不満を感じたら、新しい電子ピアノの購入を検討してみましょう。

3-2.新製品が安い時期は?

電子ピアノは年間を通じて販売価格が安定しています。楽器屋・メーカーなどのセール時期をねらうのがおすすめです。有楽町の国際フォーラムにて、ピアノバザールも開催されているのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

3-3.販売業者の下取りについて

新しくピアノを購入する場合、販売業者で古いピアノを下取りしてくれる場合もあります。新しく購入する電子ピアノの割引や、古い電子ピアノを搬出してくれるなどのサービス(無料/有料)が受けられる可能性があるでしょう。購入する予定のピアノ販売業者に確認してみてください。

3-4.通販業者の場合

基本的に通販業者はピアノの下取りをおこなっていません。ピアノは扱いにくくサービスとして成り立ちにくいからです。買取・回収を依頼したほうが効率がいいと言えます。

3-5.手数料など

販売業者の下取りの場合、有料で古いピアノを下取りしてもらえる場合と、新しいピアノの料金から下取り分を割引してくれる場合があります。サービス内容はメーカーや販売会社によって異なりますので、購入する販売会社に確認するのが確実です。

3-6.下取りのメリットとデメリット

3-6-1.メリット

  • 割引が適用される可能性がある
  • 新しいピアノの搬入時に古いピアノを引き取ってもらえる

3-6-2.デメリット

  • 下取りサービスをおこなっていない場合もある
  • 新規購入が絶対条件となる
  • その他、下取り不可になる条件もある(メーカー・購入状況など)

3-7.電子ピアノの下取りの注意点

電子ピアノの下取りは、あくまで「新規購入のおまけ」のようなものと考えたほうが良いでしょう。大きな割引やポイントを期待しすぎるとがっかりしてしまうかもしれません。「ついでに引き取ってくれたらラッキー」くらいの気持ちでいたほうがいいでしょう。

電子ピアノは下取りをしてもらえる可能性があるんですね。
はい。しかし、条件があるので必ず確認してください。

4.電子ピアノの処分方法~買取に出す

4-1.買取してもらえる電子ピアノとは

4-1-1.ブランドについて

以下のようなブランドは中古品でも人気が高いため、買取もしてもらいやすいでしょう。

  • YAHAMA(ヤマハ)
  • Roland(ローランド)
  • KORG(コルグ)
  • カワイ

CASIO(カシオ)は定価自体が安いため、中古品の需要は上記ブランドよりも若干劣ります。もちろん、どのブランドでも定価の高いものや美品なら、高価で買取してもらえる可能性があがるでしょう。

4-1-2.状態について

使用感のないもののほうが買取してもらいやすくなります。人気ブランドであっても傷や汚損がある場合には買取価格が下がってしまうでしょう。付属品を併せて出すことで買取価格があがりやすくなります。また、故障したピアノは買取よりも回収を考えてください。

4-2.電子ピアノをリサイクルショップへ出す

電子ピアノをリサイクルショップで買取をしてもらう場合は、まず店舗が電子ピアノの取り扱いをしているかを事前に確認する必要があります。家電を取り扱っている店舗でも、電子ピアノはNGとしている店舗も少なからずありますので注意してください。店舗への持ち込みが基本となりますが、電子ピアノを自力で搬送するのは大変かと思います。出張買取を利用できる場合もあるのでこちらも店舗へ確認すると良いでしょう。また、下記のデメリットにもご注意ください。

4-2-1.メリット

  • 不要な電子ピアノが収入になる可能性がある
  • (自力で搬送できる場合)比較的早めに処分できる

4-2-2.デメリット

  • 搬送に手間がかかる
  • 買取価格がつかない場合、無駄手間になる
  • リサイクルショップの店員は、電子ピアノの価値がわからないことが多い(買取価格に納得いかない可能性がある)

4-3.電子ピアノをネットオークションに出す

人気のあるピアノや希少価値のある電子ピアノは、ネットオークションに出すことで買取価格を高くできる可能性があります。落札者がつけばかなりお得になりますが、トラブルや搬送の手間なども考慮しなければなりません。メリットデメリットは以下のとおりです。

4-3-1.メリット

  • 落札者がつけば買取価格に期待できる
  • 搬送料金を落札者負担にできる

4-3-2.デメリット

  • 落札者がつかない場合がある
  • 落札者とトラブルになりやすい
  • 搬送に手間がかかる

4-4.電子ピアノの高価買取のコツ

電子ピアノを高く売るポイントは以下のとおりです。

  • 定価が高い場合はその証明をする
  • 保証書・付属品なども一緒に売る
  • 汚れや傷はおとしておく
  • 買取価格アップキャンペーンなどを利用する
中古の電子ピアノも一定の需要があるんですね。
はい。特に使用感の少ない新しいものは査定額も高くなるので、不要になったら早めに売却しましょう。

5.電子ピアノの処分方法~回収業者に依頼する

5-1.回収の流れ・回収方法

業者に電子ピアノの回収を依頼する場合、HPや電話などで見積もり依頼・問い合わせをおこないます。指定した日に業者がご自宅まで訪問しますので、電子ピアノを搬出してもらい、料金を精算する流れが基本です。家にいながらにして電子ピアノが処分できるのが最大の魅力になります。

5-2.電子ピアノの回収料金

電子ピアノの回収料金は5,000~15,000円程度が相場です。マンションのベランダからの吊(つ)り下げや高層階からの階段の荷卸しがある場合は1万円を超えると思ってください。

5-3.回収業者のメリットデメリット

5-3-1.メリット

  • 家にいたまま電子ピアノを処分できる
  • こん包などの手間がいらない
  • 買取もおこなっている業者であれば、買取・回収を一気にできる

5-3-2.デメリット

  • (買取価格がつかなかった場合は)回収料金が発生する
  • 電子ピアノ1点だけの回収の場合、高くつく可能性がある

5-4.回収業者選びのポイント

回収業者を選ぶ場合は、以下のポイントをおさえてください。

  • 出張回収対象範囲である
  • 料金がわかりやすい
  • 金額に関する書類はきちんと書面でもらえる
  • 無料見積もり・キャンセルができる
  • 買取にも対応している
  • 古物商・産業廃棄物収集などの資格をもっている

5-5.電子ピアノの回収にコストをかけないコツ

回収業者に依頼する場合、電子ピアノ1点だけだと高くついてしまうこともあります。なるべく多くの不用品をまとめて回収したほうが断然お得です。回収業者によっては、トラックに積み放題のパック料金を用意していることがあります。弊社のパック料金をご紹介しますので、ご参照ください。

  • 軽トラパック(家電5~6品程度):29,800円
  • 1.5トン平車パック(1K~1DK程度):59,800円
  • 2トン箱車パック:(2K~2LDK程度):99,800円

5-6.無料回収業者のトラブルや注意点

地域を巡回している無料回収車は危険ですので使わないようにしましょう。無料と言っておきながら、あとで不当に料金を請求してくるなどのトラブルが多くなってきています。特にピアノは自力での運搬が難しいので、一度外に運び出されてしまったら断ることができません。悪徳業者につけこまれないよう、料金システムや見積もりがきちんとしている業者を選ぶようにしてください。

不用品回収業者に依頼すると、すぐに処分できる可能性があるんですね。
はい。引っ越し前など時間がないときに利用するのがおすすめです。

6.電子ピアノの処分・買取についてよくある質問

Q.なるべく早く電子ピアノを処分したいのですが・・・。
A.弊社では、あいのり回収を実施しており、地域によっては即日回収することができます。対象地域は日によって変わりますので、詳細はこちらをご確認ください。

Q.電子ピアノの買取価格の相場は?
A.電子ピアノは、メーカー・状態・定価などさまざまな要素によって買取価格が決まるため、これといった相場はありません。ですが、複数の業者に買取査定(見積もり)依頼を出すことによって、より高値で電子ピアノを売却することができるでしょう。

Q.電子ピアノ以外の不用品も処分したいのですが・・・。
A.不用品をまとめて処分するのであれば、回収業者の利用が最も効率的です。一度にまとめて不用品を捨てられるので、手間や時間がかかりません。料金としても、まとめたほうが安くなる業者がほとんどです。

Q.電子ピアノをキーボードとして捨てても大丈夫?
A.足がなく、軽くて持ち運べるキーボードよりも、電子ピアノのほうが圧倒的に運搬や処分が困難です。そのため、粗大ゴミ料金は電子ピアノのほうが高かったり、そもそも受け付けていなかったりします。必ず電子ピアノとしての処分方法をとってください。

Q.回収業者とのトラブルを避けるコツは?
A.見積額を書面でしっかり提示してもらったり、不明な費目をきちんと説明してもらったりしましょう。ひとり暮らしの方は、作業時に知人に立ち会ってもらうと安心です。ご近所に回収作業が入る旨を事前に伝えておくのも良いでしょう。

まとめ

電子ピアノにはさまざまな処分方法があります。自力で持ち運ぶことが難しいですので、回収業者や買取業者の利用がおすすめです。長年愛用してきた電子ピアノをゴミとして捨てるのは気がひけますよね。古い電子ピアノを他のだれかに使ってもらうため、また資源としてきちんと有効活用するためにも、処分方法をよく検討してみてください。