リサイクルショップだけじゃない!? 必見、家具のリサイクル方法!

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長年愛用してきた家具をただ捨てるのは罪悪感がある。そんな方におすすめしたいのが『リサイクル』です。ただ単に処分するだけではなくリサイクルすれば、新たな人に渡ってまた長く使ってもらえるでしょう。

リサイクルといえばリサイクルショップへの持ち込みだと思います。しかし、家具は重いものが多いですよね。女性やご年配の方などは、地力でリサイクルショップに持ち込むのは難しいと思います。できれば、リサイクルショップへの持ち込み以外の方法も知りたいところでしょう。

そこで、今回は家具のリサイクル方法について中心にご紹介します。

  1. 家具のリサイクルについての基礎知識
  2. 家具を『譲るリサイクル』と『売るリサイクル』
  3. 家具リサイクル業者選びについて
  4. 特殊例の家具リサイクルについて
  5. 家具リサイクルのよくある質問

この記事を読めば、家具をリサイクル方法や処分する方法を学ぶことができます。後悔しないためにも、ぜひ最後読んでみてくださいね。


1.家具のリサイクルについての基礎知識

1-1.家具の種類について

まずは家具にどのような種類があるのかを把握しておきましょう、自分が処分したいと思っているものが実は家具ではないということもあります。ぜひ参考にしてください。

  • デスク(机)……オフィスデスク、勉強机、書斎机などが代表的。
  • テーブル……食卓のことを主に指す。
  • ダイニングテーブル……食堂(ダイニング)に置くためのテーブル。
  • リビングテーブル……居間(リビング)に置くためのテーブル。ソファーなどの高さに合わせた低いものが多いようです。ちゃぶ台もこのジャンルに入ります。
  • サイドテーブル……補助用のテーブル。すでにある机の作業範囲を広めるため、横に置かれることが多い家具です。
  • サイドボード……脇棚などとも呼ばれる、横長で高さの低い飾り棚。本来は、食器棚もこの項目に入りますが、日本ではなじみがないので区別していても構いません。
  • チェスト……胸(チェスト)の高さ程度までの小型整理タンス。細かい分類にローチェストとはいチェストがあります。そのほか、座ることが可能なベンチチェストもこの項目に入るでしょう。
  • リビングボード……リビングに置くための収納棚。飾り棚として、お皿やカップなどを収納することもあります。
  • テレビボード……テレビなどのAV機器を置くための台。
  • キッチン収納……調理器具などの台所用品や、調味料などを収納するための家具。
  • キャビネット……書類などを整理する箱や、戸棚や飾り棚のこと。ちなみに、キャビネットとは、納戸や物置のことを指します。
  • シェルフ……棚のこと。本棚が代表的。
  • チェア(椅子)……背もたれのある1人用の椅子のこと。
  • スツール(椅子)……背もたれがない1人用の椅子のことを指します。
  • ベンチ(長椅子)……木、もしくは石で作られた複数人用の長椅子。
  • ソファー(長椅子)……クッションが効いた複数人用の長椅子。
  • 洋ダンス……衣類やアクセサリーなどを収集するための家具。クローゼットもこの項目に入ります。ちなみに、ウォータークローゼット(WC)はトイレのことなので間違えないでくださいね。
  • ベッド……寝台のことです。
  • シューズボックス……玄関に置く収納家具。主に靴を入れる用途で使われます。

1-2.リサイクルのメリット

不用になった家具を処分しようと考えたとき、真っ先に思い浮かべるのは『捨てる』か『リサイクル』するかではないでしょうか。リサイクルと聞くと『面倒そう』というイメージが先行して、魅力を感じない方もいると思います。しかし、実際には大きなメリットがいくつもあるのです。

まず上げられるメリットといえば、『お得』という点でしょう。家具の状態や種類などにもよりますが、家具は売却が可能です。リサイクルショップや不用品回収業者に売却したり、自分でオークションやフリーマーケットアプリで出品してみたり。場合によっては思わぬ収入となるかも知れません。

また、『楽さ』という点でも場合によってはリサイクルの方が優れています。というのも、不用品回収業者の多くは依頼すれば自宅まで引き取りに来てくれるからです。また、普通のリサイクルショップでも、最近は宅配などで送ることが可能なお店が増えています。

自治体に依頼して普通に捨てるとなると、家具を指定の場所まで運び出さなければいけません。家具は重いものが多いので大変です。また、エレベーターのない団地などで、高層階にすんでいる人などは、自力で行うのはほぼ不可能でしょう。

ほかにも、気持ちの部分でのメリットもあります。長く使い続けた家具は愛着や思い出もあるはずです。単純に捨ててしまうのは忍びないということもあるでしょう。リサイクルならば、また他の人に使い続けてもらえますよ。

2.家具を『譲るリサイクル』と『売るリサイクル』

2-1.譲るリサイクル

他人に譲るリサイクルには以下のような方法があります。

  • 自治体による回収
  • 各メーカーによる回収
  • 販売店による回収
  • 不用品回収業者による回収

まず、自治体による回収について。家具を自治体に回収してもらう際には『粗大ゴミ』という扱いです。しかし、粗大ゴミとなった家具の内、状態のいいものはリサイクル品として販売することがあります。たとえば、東京都では区民から持ち込まれた家具や粗大ゴミとして出された家具を、無償提供や再生販売という形でリサイクルしているようです。ただし、注意してほしいのは自治体によって基準は異なりますし、そもそもリサイクルしていないこともあります。

粗大ゴミの出し方は簡単です。まずは地方自治体(区や市)の粗大ゴミセンターに連絡を入れます。粗大ゴミの回収依頼を出し、後は指示に従って出しましょう。

次に、家具メーカーや販売店に回収してもらう方法について。どちらも、基本的には下取りのような形で、買い換えの際にしか利用できないことが多いでしょう。また、回収を行っていないメーカーもあります。回収された家具は、アウトレットや中古家具として販売されるでしょう。ただし、メーカーや販売店の方針によっては普通に処分してしまうこともあるので注意してください。

最後は不用品業者による回収方法です。不用品回収業者は不用品を出張回収や宅配回収してくれる業者。基本的には有料です。不用品業者のいいところは、家具を運ぶ必要がないということ。自治体回収やメーカー・販売店回収の場合、自分で持ち込まなければいけないことがほとんどです。しかし、不用品回収業者は自宅まで来てくれるので、重い家具の処分には最適といえます。

2-2.売るリサイクル

売るリサイクルの場合は以下のような方法を利用するのが一般的です。

  • リサイクルショップ
  • ネットオークション
  • フリーマーケット
  • 不用品回収業者

まずはリサイクルショップ。リサイクルショップでは家具は主力商品。そのため、比較的高めに買取してもらえるでしょう。ただし、リサイクルショップの場合、持ち込みが必須の店が多いので注意してください。お店によっては宅配査定も行っているので、HPや店頭で確認してみましょう。

次は、ネットオークションについて。オークションはハイリスクハイリターンの売却方法です。ネットオークションで高く売るためには、入札を増やすために開始価格を低く設定するのがセオリーとされています。しかし、低く設定しているにもかかわらず入札が増えないこともあるでしょう。そうなれば、大損してしまうリスクもあるのです。ほかの家具の入札状況などをしっかりと確認して、値段を決めましょう。

次はフリーマーケットについて。フリーマーケットは公園などで開かれる一般的なもののほか、フリマアプリを利用してネットで行うものも増えています。フリーマーケットはオークションよりもリスクが低いので、ネット売買を始める方はまずフリマアプリを利用して感覚をつかむとよいでしょう。

最後は不用品回収業者について。不用品回収業者は有料回収だけでなく、買取も行っています。美品(状態がよい品)の場合、買取してもらえることもあるでしょう。積極的に交渉してみてください。

3.家具リサイクル業者選びについて

3-1.不用品回収業者に依頼すべき理由

ここまで、さまざまなリサイクル方法をご紹介してきました。あえてどの方法がよいかと聞かれれば、真っ先に『不用品回収業者』と答えます。

その理由は、他の方法に比べて、圧倒的に『便利』だからです。不用品か就業者は売却もできますし、査定の結果価値が付かずとも、お金を払えば引き取ってもらえます。しかも、依頼の方法は電話やインターネットからするだけ、と簡単です。

リサイクルショップで売るとなれば、価値の付かないものは引き取りを拒否されます。これで、粗大ゴミの手続きをするとなれば、二度手間です。引越しなどで早く家具を処分したい場合などには、非常に困ってしまいまうことでしょう。

ネットオークションやフリーマーケットも魅力的ですが、出品に手続きがかかります。さらに、落札者との値段交渉などもあり、手間がかかることでしょう。

このようなことから総合的に考えると、不用品回収業者の利用がベターといえるのです。

3-2.業者選びのポイント

業者選びのポイントは家具を高額買取しているかどうかです。業者によって特徴は違い、家電製品を高額買取している業者もあれば、家具を高額買取している業者もあります。もちろん、療法とも高額買取していることもあるでしょう。HPなどを確認して高額買取をしているかを確認してください。

3-3.主な家具の買取料金相場

基本的に相場というものはありません。ただし、一般的には定価の1~3割程度とされています。そこに、使用年数や、現在の状態がキレイかどうかなどで大きく変動するでしょう。

ですから、定価の高い有名なイタリア家具や北欧家具ならば値段も高くなります。逆に、安い合皮のソファーなどを売るとなるとかなり低い値段となるでしょう。

買取額を上げるためには以下のような点に注意するようにしてください。

  • 定価が高いもの。
  • 美品なもの。
  • 天然目系木材(タモ材・ウォールナット・無垢)などで作られている。
  • はやりの光沢塗料(白や黒)を使用している。
  • キッチン家具(需要が高い)である。

3-4.買取の流れ

リサイクルショップで売却する場合は、持ち込みか宅配で査定をしてもらいます。込んでいる場合には1時間から半日程度街、その後交渉に移るという形です。

不用品回収業者の場合は、出張か宅配で査定してもらいます。出張の場合はその場で査定してもらいますので、宅配よりも早く買取してもらえるでしょう。

3-5.不用品回収業者に依頼する際の注意点

不用品回収業者に依頼するときには、悪徳業者に引っかからないように注意しましょう。悪徳業者に引っかからないためには、必ずHPを確認することが重要です。しっかりとした業者は、公式ブログやTwitterなどで常に情報を発信し、信頼を得ようという努力をしています。

逆説的に、ブログやTwitter、SNSをやっていない業者や、長い間更新停止しているような業者は要注意です。

4.特殊例の家具リサイクルについて

新しい家具を買い換えるといった場合。あるいは、不用なものを処分して家を広くしたい場合など、普通のパターン以外にもいくつか特殊な状況もあるでしょう。

この項目では、特殊例の家具リサイクルはどうすればいいのかお話しさせていただきます。

4-1.遺品整理の場合

家族が亡くなると、亡なった方の遺品を整理する必要が出てきます。人が保有するものというのは非常に多いですから、処分に困ってしまっている方も多いでしょう。

このような場合にも不用品回収業者がおすすめ。なぜかというと、最近は需要の高まりから、遺品整理に力を入れている業者が多いからです。業者によっては遺品整理士などの専門家を抱えている場合もあります。また、依頼すれば供養などもしっかりと行ってくれるでしょう。

4-2.オフィスや学校の場合

オフィスの事務所転移や閉校などによって出る大量のオフィス家具。大量処分が必要なこれらのパターンは、特に不用品回収業者が便利でしょう。リサイクルショップやオークションなどでは手間がかかりすぎるからです。

また、自治体回収でも家具だけに限ればよいでしょう。ただし、エアコンやテレビなどの家電リサイクル法にかかわってくるものもある場合、いちいち手続きしなければいけないので避けた方が賢明です。

4-3.引越しの場合

引越しの場合、引越し業者に頼めば処分してくれることがあります。ただし、リサイクルではなく処分になってしまうことがほとんどです。思い出の品など、できる限りリサイクルしたい場合は避けた方がよいでしょう。

大量に不用品が出る場合は、やはり不用品回収業者が便利です。

4-4.アンティーク

アンティークの場合、思わぬ価値があることもあるでしょう。不用品回収業者やリサイクルショップで売却するのもよいのですが、オークションやフリーマーケットで売却した方が高値が付くことがあります。

5.家具リサイクルのよくある質問

Q.本当にリサイクルされてるの?

業者側がお金を払ったものなら、リサイクルしなければ赤字になるので必ずリサイクルされます。しかし、業者側がお金をもらって回収したものに関しては、本当にちゃんとリサイクルされているのか心配になるかも知れません。

事実、悪徳業者の中には、リサイクルせずに山などに捨ててしまうようなこともあるようです。しっかりとHPなどを確認して、確かめておきましょう。気になるようなら依頼の際に訪ねてみて、しっかりとした回答があった業者を選ぶようにしてください。

Q.女性でも気軽に依頼できるの?

一般的に、不用品回収業者は男性が多い職種です。しかし、最近は需要の高まりにつれて女性スタッフも確保していることが多いとされています。女性でないといけない理由があるのなら、相談してみるとよいでしょう。

Q.査定後のキャンセルはできるの?

不用品であろうとも、これは立派な取り引きです。査定額に納得がいかなければ、客は拒否する権利を持っています。ですから、キャンセルは可能です。だまされないように気を付けましょう。

Q.分解した状態の家具でも査定できるの?

業者によっては可能ですが、基本的には組み立てられた状態で査定されます。査定前には組み立てておきましょう。

Q.出張日の指定はできますか?

可能です。もちろん、土日や祝日でも問題ありません。ただし、業者によっては時間の指定は難しい場合があります。

また、業者にもよりますが1~5日程度開けなければ予約を入れられないことがあるでしょう。即日が可能な業者もあります。

まとめ

いかがでしたか?

今回は家具のリサイクルにまつわる情報をご紹介しました。長年愛用して思い出の詰まったテーブルやタンス。ただ単に捨てるのはもったいないですよね。ぜひ、リサイクル業者を利用してみてくださいね。