ワープロの処分方法は? 買い取ってもらうコツと注意点も解説!

はてなブックマークに追加
Twitterでシェア
Facebookでシェア

まだ、正常に使うことができるワープロをゴミとして捨てるのは非常にもったいないことですよね。「要らなくなったけどゴミとして捨てられない」「ほかに処分する方法はないのか」など、ワープロの処分で頭を抱えている方が多いでしょう。壊れていないワープロなら、買い取ってもらうこともできます。ただし、業者によって買取条件が決まっているので注意が必要です。本記事では、ワープロの処分方法と買い取ってもらうコツを解説します。

  1. ワープロを処分する前に知るべきこと
  2. ワープロの処分方法
  3. ワープロを買い取ってもらう方法
  4. ワープロの処分に関してよくある質問

この記事を読むことで、ワープロの正しい処分方法と買い取りのコツが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。


1.ワープロを処分する前に知るべきこと

まずはワープロの特徴を知り、処分前に確認しておきたい項目をチェックしておきましょう。

1-1.ワープロは需要が低下している

インターネットが当たり前の時代になり、今や多くの人がノートパソコンや据え置き型のパソコンを使用するようになりました。ワープロはパソコンが登場する前に使われていたもので、すでに多くのメーカーが製造をストップしています。使用者が少なくなり需要が低下しているのは確かですが、故障しても直しに必要な部品がないため、流通していない中古のワープロを求めている人もいるのです。ただし、中古のパソコンのように需要が高いわけではありません。着実に需要は少なくなっていることを把握しておきましょう。

1-2.処分する前に状態を確認しよう!

完全に壊れていたワープロは廃棄するしかありませんが、まだ正常に使用できる状態なら処分以外の方法で手放すことができます。たとえば、リサイクルショップや買取専門店で買い取ってもらえるかもしれません。無駄な費用をかけたくない方は、処分する前にワープロの状態をチェックしてみてください。需要が低下しているので査定額に期待はしないほうがいいですが、売れるなら売ったほうがお得でしょう。

1-3.ワープロのデータは消去したほうがいいのか?

ワープロでも、データ記録や保存技術が備わっている機種があります。比較的、新しい時代に発売されたワープロには保存機能が搭載されているので、取扱説明書が残っているならデータ削除の方法を確認してください。ワープロに記録できるデータはたかが知れていますが、住所・電話番号・未公開文書が流出する恐れがあります。気になる場合は、データをきちんと削除してから処分したほうが安心です。取扱説明書がなく削除方法が分からない場合は、インターネットで調べてみてください。それでも分からない場合は、データ削除のサービスを行っている業者に依頼しましょう。

1-4.ワープロはPCリサイクル法の対象商品ではない

PCリサイクル法の対象品目に当てはまる場合は、自治体で処分せずメーカーによる回収が義務付けられています。しかし、ワープロはPCリサイクル法の対象外なので、掃除機など小型家電製品と同様の扱いになるでしょう。

2.ワープロの処分方法

主な処分方法は、自治体による回収か、回収業者へ依頼する方法になります。それぞれの具体的な方法とメリット・デメリットを紹介していきましょう。

2-1.壊れていて使えないものは自治体処分

自治体で処分する場合は、各自治体によってゴミの分類と処分方法が異なるので注意が必要です。前述したとおり、ワープロはPCリサイクル法の対象外となるため、多くの自治体で粗大ゴミまたは燃えないゴミの扱いになるでしょう。一辺が30cm以上のワープロは、ほとんどの自治体で粗大ゴミ扱いとなります。粗大ゴミの場合は、地元のスーパー等で粗大ゴミ処理券を購入し、事前の申し込みが必要不可欠なところもあるので注意してくださいね。また、小型家電リサイクル法に基づいて処分方法を定めている自治体では、公共施設や家電量販店などに設置されている小型家電回収ボックスに投函(とうかん)することになります。一般ゴミとして処分はできないので、事前の確認が必要です。

2-2.ほかにも不用品があるときは回収業者へ

処分方法が分からない・すぐに処分したい・ほかにも処分したい不用品がある場合は、不用品回収業者へ依頼したほうがいいでしょう。回収業者は、ほとんどの不用品をまとめて回収しているので、的確かつ迅速に処分できます。また、まとめて処分することで費用がお得になる定額プランも利用できるのです。ただし、処分費用がかかるので見積書を細部まで確認する必要があります。

2-3.無料回収業者に要注意

「無料で回収します!」という無料回収業者は、安易に依頼してはいけません。なぜなら、最近、無料回収業者との間で「追加料金を請求された」「不法投棄されていた」などのトラブルが多発しているからです。確かに、無料で回収してもらえるのは非常に魅力的ですが、悪質な業者の可能性が高いでしょう。無料回収業者へ依頼するよりも、適切な費用を支払って処分してもらったほうが安心して任せることができます。

2-4.業者選びのポイント

悪徳業者と優良業者を見極めるためには、押さえておきたいポイントがいくつかあります。業者選びの際は、最低でも以下のポイントに注目し複数の業者を比較してくださいね。

  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 程費用で回収してくれるか
  • 不用品の回収実績があるか
  • 買取サービスも受けつけているか
  • 法人向けの不用品も回収しているか
  • 口コミや評判がいいか
  • 無料見積もりや無料相談が可能か

3.ワープロを買い取ってもらう方法

正常に稼動できるワープロは買い取ってもらうことができるので、具体的な買取方法とポイントを解説します。状態がいいワープロを持っている方は必見です。

3-1.買取基準は状態で決まる

ワープロを買い取ってもらえるか否かは、状態と発売年月、そしてメーカーと種類によって判断されることになるでしょう。特に、ワープロの状態は査定時の大きなポイントとなります。もちろん、壊れていたり不具合が生じたり、正常に使えない状態は買取不可になるでしょう。また、有名メーカーのものかどうかも大きな判断基準となります。

3-2.買取が期待できるメーカー・機種は?

買取が期待できるワープロのメーカーは、東芝・富士通・NEC・シャープなどの大手メーカーとなります。特に、東芝のRupo(ルポ)という製品は、非常に力を入れられていたシリーズで、スピード性能が優れている人気製品です。ほかにも、富士通のOASYS(オアシス)・NECの文豪・シャープの書院などがあります。どの機種もすでに製造をストップしていますが、中古市場でも人気がある機種なので、多くの業者で買い取ってもらえるでしょう。

3-3.買取方法をご紹介!

ワープロの主な買取方法は、リサイクルショップに売るか、専門業者に売る方法のどちらかになります。それぞれの特徴とメリット・デメリットについて解説しましょう。

3-3-1.手軽に売れるリサイクルショップ

リサイクルショップは、ワープロ以外にもパソコンや周辺機器・衣類・家電製品・雑誌・楽器など幅広いジャンルを扱っていることが特徴的です。そのため、ワープロに詳しい人が査定するわけではなく、中にはアルバイトが査定を行っているところもあります。全国に展開しているチェーン店は、商品によって一律〇〇円と買取額が決まっているのです。状態がよければ買い取ってもらえますが、もともと需要が低い商品なので買取額は期待しないほうがいいでしょう。

3-3-2.高価買取を期待するならPC専門業者へ

基本的に、ワープロは需要が低いので高額査定が期待できませんが、できるだけ高く売りたい方はPC専門業者へ依頼するといいでしょう。PC専門業者は、ワープロやパソコンなどを中心に扱っているので、需要が高い製品を熟知しています。相場価格を常に把握していることもあり、適切な査定額を提示してくれるのです。長い間使っていなかったワープロでも現金化できる可能性があります。できるだけ、買取実績がある専門業者を選びましょう。

3-4.高く売るポイント

なるべくワープロを高く売りたいなら、査定前にキレイにするといいですよ。ホコリや汚れがついているものよりも、できるだけキレイにして売ったほうが見た目がよくなり新しい印象を与えることができます。また、購入時についてきた取扱説明書・元箱などの付属品があれば一緒に査定へ出しましょう。特に、テンキー・ワープロ対応マウス・ハガキフィーダー・スキャナーなどの周辺機器とセットにして売却することで、査定額アップにつながることがあります。要らなくなった周辺機器があれば、まとめて売ってください。

3-5.自分で売るならネットオークションまたはフリマサイト

買取額に納得できない・なるべく売りたいという方は、ネットオークションやフリマサイトに自分で出品するのも方法の1つです。ネットオークションやフリマサイトは、自分で自由に出品でき、出品額も決めることができます。買い手が見つかればすぐに手放せるのですが、見つかるまで時間がかかることもあるでしょう。また、買い手が見つかったとしても、自分でワープロをこん包し相手へ送らなければなりません。何かと手間と時間がかかることを覚えておいてください。

3-6.起動確認や不具合を事前にチェックすること

買取や出品の前に、起動確認や不具合の有無を確認しておいたほうがいいでしょう。きちんと確認せずに買取されると、後でトラブルになる可能性があります。また、起動確認とあわせて、製造メーカーと販売年月・機種も確認しておきましょう。

4.ワープロの処分に関してよくある質問

ワープロの処分に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.壊れたワープロの処分費用はいくらぐらいか?
A.自治体で回収してもらう場合、無料~500円程度で処分できます。自治体回収の大きなメリットは、ほかの方法よりも低費用で処分できることでしょう。不用品回収業者へ依頼する際は、基本料金が3,000円程度、不用品の処分費用に数千円かかる可能性があります。加えて、送料や運搬料などを請求してくる業者もあるので見積書は細部まで確認したほうがいいですよ。

Q.ワープロの買取相場はいくらぐらいか?
A.ワープロの買取相場は、数百円~5,000円が目安になるでしょう。有名メーカーで正常に稼動する状態でも、1万円の査定額がつくことはほとんどありません。ワープロが初めて登場した昭和50年代の発売価格は約500万円代でしたが、今は需要が低く求める人も極端に少なくなっています。

Q.事業で使用したワープロの処分方法は?
A.事業目的で使用したワープロは、産業廃棄物の扱いになるので家庭ゴミで回収してもらえません。自治体に相談するか、産業廃棄物の収集運搬許可を取得している業者にお願いしてください。不用品の回収と買取を行っているゼロプラスでは、産業廃棄物の収集も行っていますよ。

Q.ワープロのフロッピーディスクはどうやって処分すべきか?
A.基本的に、フロッピーディスクは重要なデータが含まれているので、マルチシュレッダーなどで粉々にして処分します。シュレッダーがない場合は、ハサミでバラバラにしたり、ハンマーで破壊したりしてください。物理的に破壊することも、データを完全消去する方法の1つです。

Q.注意しておきたい悪質な業者の特徴は?
A.買取を行うためには、都道府県から古物商の許可を取得しなければなりません。つまり、古物商の許可を取得していない業者は、悪質な業者の可能性が高い証拠です。ホームページに許可番号が記載されているか、店舗に掲載されているか確認してから依頼しましょう。

まとめ

いかがでしたか? ワープロはほとんどの自治体で粗大ゴミまたは燃えないゴミ扱いとなります。各自治体によってゴミの分類と処分方法が異なるため、必ずホームページや掲示板等で確認してから処分してくださいね。ただし、まだ使える状態のワープロなら、ゴミとして処分せず、リユース品として売ることができます。リサイクルショップや買取業者の中には、積極的に買い取っているところもあるので複数の業者を比較し、高値がついたところで売却してください。