掃除機の処分方法は? 処分前の注意点や自治体以外で処分する方法も

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掃除機をどのように処分すればいいのか、悩んでいる方は多いでしょう。処分方法を誤ってしまうと、不法投棄扱いになったり環境破壊につながったりする恐れがあるので注意しなければなりません。また、まだ使える掃除機を処分するのはもったいないと感じるでしょう。

そこで、本記事では、掃除機の処分方法や注意点などについて解説します。

  1. 掃除機は何ゴミに分類されるのか?
  2. 掃除機を処分する前の注意点
  3. 掃除機を自治体の回収に出す方法
  4. 自治体以外で掃除機を処分する方法
  5. 掃除機の処分に関してよくある質問

この記事を読むことで、掃除機を処分する前の注意点やポイントなどが分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.掃除機は何ゴミに分類されるのか?

まず、掃除機は何ゴミに分類されるのでしょうか。

1-1.一辺30cm以上のものは粗大ゴミ

ほとんどの自治体では、掃除機を粗大ゴミとして扱っています。具体的なサイズは自治体によって異なりますが、一辺が30cm以上になるものは粗大ゴミとして処分することになるからです。掃除機の多くは一辺が30cm以上になるので、粗大ゴミとして捨てることになるでしょう。粗大ゴミは燃えるゴミや燃えないゴミとは違う方法で処分しなければなりません。具体的な方法に関しては、後ほど【3.掃除機を自治体の回収に出す方法】で説明するのでぜひチェックしてください。

1-2.不燃ゴミとして処分することも

自治体によっては、掃除機が不燃ゴミ扱いになっているところもあります。粗大ゴミは粗大ゴミ処理券(シール)を購入しなければならないので処分手数料がかかりますが、不燃ゴミは無料です。粗大ゴミよりも比較的簡単に処分できるでしょう。また、自分で掃除機を分解して不燃ゴミで処分する方がいますが、無理に分解するのは危険なので気をつけてください。お住まいの地域がどのようなゴミの分類をしているのか、自治体のホームページ等を確認することが大切です。

2.掃除機を処分する前の注意点

ここでは、掃除機を処分する前の注意点をいくつか紹介します。

2-1.中身を処分する

掃除機を処分する前に、中身をきちんと処分しておかなければなりません。中身というのは、汚れがたまっている紙パックやホコリなどです。紙パック式の掃除機であれば、中にセットする紙パックを取り除いてから捨てましょう。サイクロン式の掃除機なら、吸収したホコリや汚れをきちんと除去してから処分します。自治体のホームページでも、中身をきちんと捨ててから処分してくださいという注意書きが記載されているものです。ほかにも、注意すべき点がないかホームページを確認してください。

2-2.粗大ゴミの回収日を確認する

粗大ゴミとして掃除機を処分する場合、事前に回収日をチェックしておきましょう。不燃ゴミは週に1回の回収がほとんどですが、粗大ゴミになると月に1~2回が目安となります。不燃ゴミよりも回収頻度が少なくなるため、すぐに処分したいという方は自治体以外の方法で捨てるのがおすすめです。また、粗大ゴミの回収日は地域によって異なるので、回収日をチェックし、その日に合わせて捨てるようにしましょう。

2-3.捨てる前に状態をチェックする

掃除機を捨てる前に、状態をチェックするのも注意点の1つです。もし、正常に使うことができる状態であれば、処分ではなく買取という形で手放せるかもしれません。一般的に、不具合がなく正常に使うことのできる状態なら、ほとんどの買取業者で買い取ってもらえるでしょう。買い取ってもらうことができれば、処分費用がかからないので一石二鳥です。まだ使える状態なのに処分するのはとてももったいないことだからこそ、処分前に掃除機の状態を確認してください。

3.掃除機を自治体の回収に出す方法

それでは、掃除機を自治体の回収に出す方法を解説します。

3-1.粗大ゴミとして処分する場合

粗大ゴミとして処分する場合は、あらかじめ事前申し込みが必要になる自治体があるので注意しなければなりません。不燃ゴミや可燃ゴミとは違って、いつものゴミ捨て場に持っていけば回収してもらえるわけではないので気をつけましょう。事前申し込みからの流れは以下のとおりです。

  1. 自治体のホームページから事前申し込みの手続きをする
  2. コンビニやスーパーで粗大ゴミ処理券(シール)を購入する
  3. 粗大ゴミ処理券を掃除機の分かりやすい場所に貼りつける
  4. 回収日までに回収指定場所へ持ち運び完了

自治体によって粗大ゴミ処理券の金額は異なりますが、300~500円になっているところが多いようです。また、中には自分でゴミ処理センターに持ち運ぶ方法もあります。直接持ち込みをする場合は、品目によって処分費用が無料になるところもあるので自治体のホームページを確認しましょう。

3-2.不燃ゴミとして処分する場合

掃除機を不燃ゴミとして処分する場合、指定袋に掃除機を入れてゴミ捨て場に持っていくだけでOKです。前述したように、粗大ゴミとして処分するよりも楽な処分方法といえるでしょう。粗大ゴミ処理券を購入する必要はありませんし、回収日も粗大ゴミよりも多く設定されています。ただし、ここで注意してほしいのが掃除機の材質です。掃除機が金属製で一辺が30cm以内の場合、自治体によっては金属ゴミに指定されている可能性があります。また、プラスチック製の場合は可燃ゴミ扱いになるところもあるでしょう。念のため、粗大ゴミの分類と処分ルールは、自治体のホームページで確認することをおすすめします。

3-3.小型家電リサイクル法の対象品目になることも

自治体で処分する場合、小型家電リサイクル法の対象品目になる可能性もあります。小型家電リサイクル法とは、電子機器類に含まれている金属を有効利用したり、廃棄物の減量化に努めたりという目的で制定された法律です。適正処理を行うことで生活環境の保全につながります。自治体の中には、小型家電リサイクル法を推奨しているところもあり、掃除機が対象品目になっているのです。その場合、公共施設や家電量販店に設置されている小型家電回収ボックスへ投かんすることになるでしょう。ただし、掃除機が投かん口に入らないケースもあるため、入らないなら自治体に相談してください。

4.自治体以外で掃除機を処分する方法

ここでは、自治体以外で掃除機を処分する方法を解説します。

4-1.新しい掃除機の購入店に回収してもらう

新しい掃除機の買い換えを検討している方は、購入店に古い掃除機を回収してもらえるか尋ねてみてください。家電量販店や販売店によっては、新しい掃除機を購入してくれた方限定で古い掃除機の回収を行っているところがあります。無料で回収してもらえるか・お金が必要になるかは店舗によって異なるため、事前に確認するといいでしょう。買い換えで古い掃除機の回収をしてくれるなら、購入と回収が同時にできるので一石二鳥です。

4-2.不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者に依頼するのも、掃除機を処分する方法の1つです。不用品回収業者は、掃除機を含めた家電以外にも、家具・衣類・おもちゃ・楽器など幅広い品目の回収を行っています。掃除機以外にも処分したいものがあれば、まとめて回収してもらえるでしょう。1点ずつ処分するよりもまとめて依頼したほうが処分費用を抑えることもできます。また、出張回収・宅配回収など回収方法も自分のライフスタイルに合わせて選ぶことができるでしょう。不用品回収業者の中には、買取サービスを行っているところもあります。買い取ってもらえるものが多いと処分費用も節約できるのでおすすめです。

4-3.買取専門店・リサイクルショップで売却する

掃除機が正常に稼働できる状態であれば、買取専門店やリサイクルショップで売却するのもいいでしょう。家電を中心に買取を行っている買取専門店は、中古市場でどのようなものが売れるのか需要を把握しています。査定はリサイクルショップよりも厳しめではありますが、価値があるものほど高く売れるでしょう。買取専門店で売れなかった場合は、リサイクルショップに依頼するのも選択肢の1つです。リサイクルショップはたくさんの品物を買い取っているため、買取専門店よりも査定額は低くなりますが、再利用できる状態なら買い取ってもらえるかもしれません。

4-4.欲しがっている人に譲る

できるだけ処分費用を抑えたい・まだ使える掃除機を処分するのがもったいないと思っている方は、欲しがっている人に譲る方法もあります。周囲に掃除機を欲しがっている人がいないか探してみてください。新生活を始める学生や新社会人などは、安価で家電を求めているので中古でも譲り受けてくれる可能性があります。欲しがっている人に譲ることができれば処分費用はかかりませんし、再利用してもらえるので気持ちも楽に手放せるでしょう。

5.掃除機の処分に関してよくある質問

掃除機の処分に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.自治体で処分するメリット・デメリットは?
A.自治体で掃除機を処分する大きなメリットは、処分費用を最小限に抑えられることです。粗大ゴミとして処分しても300~500円とワンコインで捨てることができますし、不燃ゴミの場合はお金がかかりません。指定袋の代金だけ支払えば捨てることができるので、業者に回収をしてもらうよりも費用を抑えることができます。ただし、回収日が決まっているため、すぐに捨てることはできません。また、粗大ゴミの場合は回収指定場所への運搬が必要になるので、手間と時間がかかる点がデメリットといえるでしょう。

Q.自分で掃除機を売る方法は?
A.自分で掃除機を売りたい場合は、ネットオークションやフリマアプリを利用する方法があります。ネットオークションやフリマアプリは登録すれば自分の希望額で出品でき、全国から買い手を見つけられる点がメリットです。買い手が見つかれば、すぐに掃除機を売ることができるでしょう。ただし、販売年月から経過している古い冷蔵庫は、なかなか買い手がつきません。また、落札されたとしても自分でこん包して送らなければならないというデメリットがあります。その点を踏まえた上で利用してください。

Q.どんな掃除機が高く売れるのか?
A.シャープ・ダイソン・日立・東芝・パナソニックなどの有名メーカーで、発売されたばかりの掃除機は高く売れる傾向があります。特に、最近はルンバといったお掃除ロボット(アイロボット)の人気が高いので、高価買取が期待できるでしょう。たとえば、アイロボットのルンバは約2万円~、ダイソンの最新掃除機は約1万~の査定額がつきます。あくまで目安となるため、具体的な査定額を知りたい方は無料査定を依頼してください。

Q.高価買取のコツは?
A.掃除機を高く売りたいなら、購入時の状態にするのがポイントです。特に、取扱説明書やコード類といった付属品をそろえることで高価買取が期待できます。買取専門店の中には、付属品がそろっていなければ買取不可というところもあるので注意が必要です。また、事前に掃除機をきれいにすることも大切なポイントとなります。中身はもちろんのこと、外側に汚れがついている場合はきれいに掃除してください。

Q.不用品回収業者選びのポイントは?
A.どの不用品回収業者に依頼すべきか悩んでしまうときは、以下のポイントに注目してください。

  • 不用品回収・買取実績があるか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 格安回収・高価買取が期待できるか
  • 無料見積もりや無料相談を行っているか
  • 口コミや評判がいいか
  • サービス内容が充実しているか
  • 回収・買取方法が選べるか

不用品の回収と買取を行っているゼロプラスでは、無料見積もりや無料相談を受けつけています。掃除機の処分や買取で悩んでいる方は、ぜひ1度ご相談ください。

まとめ

掃除機の主な処分方法は、自治体回収・不用品回収業者などになるでしょう。一辺が30cm以上となる掃除機がほとんどなので、粗大ゴミ扱いになる可能性があります。ただし、ほかにも処分したい不用品があったり、自分たちで運んだりするのができない場合は、不用品回収業者を利用したほうがいいでしょう。出張回収を利用すれば、業者スタッフが家に回収しに来てくれるので手間と時間がかかりません。どのようなサービスを行っているのかチェックしながら、信用できる不用品回収業者を選びましょう。