葬儀後にもやることは山積み!? 必要な手続きなどを解説

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葬儀は、故人の死後最初に行う大きなイベントです。葬儀が終わったら一息つきたいという人も多いでしょう。しかし、実は葬儀後にもやることはたくさんあります。また、期限つきの手続きも多く、順序立てて取り組むことが大切です。
今回は、葬儀後にやることをカテゴリー別に解説していきましょう。

  1. 葬儀後に行わなければならない手続きとは?
  2. 故人の持ち物を整理する方法
  3. 葬儀後の手続きに関するよくある質問

この記事を読めば、葬儀後に何をしたらいいのかがよく分かります。葬儀後の手続きについて詳しく知りたい人は、ぜひ読んでみてくださいね。


1.葬儀後に行わなければならない手続きとは?

はじめに、葬儀後に遺族が行わなければならない手続きを紹介します。どのような手続きがあるのでしょうか?

1-1.行政に関わる手続き

以下にご紹介する手続きは、自治体の行政施設や年金事務所に行って行いましょう。なお、期限は死亡した日を含めてからの日数です。

  • 世帯主変更届:世帯主が亡くなった場合に必要。14日以内に行う
  • 介護保険資格喪失届:故人が介護保険を受けていた場合に必要。14日以内に行う
  • 国民健康保険資格喪失届:故人が国民年金に加入していた場合に必要。会社の保険等に加入していた場合は会社が手続きを行うので不要。14日以内に行う
  • 後期高齢者医療資格喪失届:故人が75歳以上の際に手続きが必要。14日以内に行う
  • 年金受給権者死亡届:年金事務所で手続きを行う。厚生年金の加入者は10日以内、国民年金の加入者は14日以内に手続きを行うこと。

手続きのうち年金受給者死亡届以外は、市町村役場で行うことができます。故人が加入していた年金・保険の種類を把握しておかないと混乱しますので、気をつけましょう。手続きを行うには、死亡の事実を証明する書類や相続人の印鑑・健康保険証や介護保険証などです。分からないことがあったら自治体の担当課に尋ねるか、自治体のホームページを確認しましょう。手続きの期限が短いので、葬儀が終わったらすぐに市町村役場に足を運んでください。

1-2.葬儀関係の手続き

葬儀に関する手続きは以下のようなものがあります。

  • 葬儀社への支払い:葬儀社から請求書が届いたら行う。見積書と相違がないか確認してから支払うこと
  • 香典返し等の手続き:会葬者の名簿・弔電のリストを整理し、香典返しや挨拶状の発送手続きを行う。できるだけ早めにやること。領収書を取っておくと、相続税の減税対策となる
  • 各種あいさつと打ち合わせ:菩提寺(ぼだいじ)や葬儀を手伝ってくれた人、故人がお世話になった人へのあいさつ。四十九日を行う場合は、菩提寺へあいさつに行く際に打ち合わせること。葬儀が終わって1週間以内を目安に行う

葬儀に関する手続きは、明確な期限がありません。しかし、葬儀が終わってから時間がたちすぎると不義理になってしまいます。葬儀から1週間以内を目安に手続きを行いましょう。香典返しや挨拶状の手配は、葬儀社が相談に乗ってくれます。

1-3.遺産や保険に関する手続き

遺産や保険に関する手続きは、以下のようなものです。

  • 遺産の相続・放棄の手続き:遺産を相続するか放棄するかを決める手続き。90日以内に行わなければ、相続するとみなされる。
  • 生命保険の手続き:故人が生命保険をかけていた場合、受け取りの手続きを行う。生命保険は基本的に遺産には含まれない。3年以内に支払い手続きをしないと、受け取る権利が消滅するので注意すること。なお、埋葬料の支払いを請求する場合は、90日以内に行う。
  • 高額医療費還付金の申請:故人が多額の医療費を支払っている場合、申請をすると自己負担分以上が返還される。市町村役場や全国保険協会、会社等に90日以内に申請すること

なお、相続に関する手続きは相続をするか放棄するかを決める手続きです。遺産の分配は90日以内に行う必要はありません。

1-4.注意点など

今までの項目でご説明したように、行政や遺産・保険に関する手続きには期限があります。行政に関する手続きのほうが期限が短いので注意しましょう。また、分からないことがある場合は自治体の担当部署に問い合わせたり、弁護士等に相談したりすることが大切です。手続きをスムーズにするためには、生前から血縁者や家族で加入している保険や年金・財産や借金の額などの情報を共有しておきましょう。

2.故人の持ち物を整理する方法

この項では、遺品整理について説明します。ぜひ、参考にしてください。

2-1.遺品とは何か?

遺品とは、故人の持ち物のうちで遺産以外のものです。愛用品や日用品・家具家電などが該当します。葬儀が終わったら、遺品整理にも取りかからなければなりません。各種手続きのように期限があるわけではありませんが、故人が賃貸物件で1人暮らしをしていた場合は、退去の期限に間に合わせる必要があります。

2-2.遺品整理はいつまでに行うの?

前述したように、遺品整理に期限はありません。故人が持ち家に住み、遺族がいつでも整理に行けるならば四十九日の法要を済ませた後で少しずつ行いましょう。一方、賃貸物件に住んでいた場合は退去までに片づける必要があります。整理まで行えないという場合は、トランクルームに一時遺品を保管し、少しずつ整理してもいいでしょう。また、故人と遺族の住居が離れている場合も、人手があるときに一気にやったほうが手間がかかりません。

2-3.遺品整理にはプロの手を借りよう

膨大な量の遺品を残す人は、珍しくありません。親の家の片づけに悩んでいる人も年々増えています。今は、ゼロプラスをはじめとする遺品整理を請け負う業者も増えてきました。そうした業者に依頼すれば、遺品を自分たちで分別して処分する手間が省けます。時間がない人や人手が足りない場合は、プロの手を借りましょう。

3.葬儀後の手続きに関するよくある質問

Q.葬儀後の手続きを期限内に行わなかった場合は、何か罰則はありますか?
A.罰則はありませんが、保険料等の引き落としがされたり年金が受給されたりしてしまうので処理手続きに時間がかかるでしょう。また、遺産の放棄は故人が亡くなった日か、相続人が故人の死を知った日から90日以内に手続きしなければできません。

Q.1で紹介された手続き以外にやることはありますか?
A.はい。携帯電話やプロバイダー等の解約や、賃貸物件の退去の手続きなどがあります。

Q.遺品と遺産の違いがよく分かりません。
A.遺産は、現金・株などの有価証券・土地・資産価値の高い美術品などです。遺品はそれ以外のものと考えましょう。なお、生命保険は基本的に遺産には含まれません。

Q.遺産のうち、借金だけを放棄することはできないのでしょうか?
A.できません。遺産を放棄するならば土地・建物・有価証券等の資産もすべて手放す必要があります。

Q.遺産の分配は、時間をかけても大丈夫ですか?
A.はい。問題ありません。

まとめ

いかがでしたか? 今回は葬儀後に必要な手続きについて解説しました。人が亡くなると、葬儀をはじめとしてやることが山積みです。どんなに注意しても手続きを忘れてしまうこともあるでしょう。必要な手続きをリスト化しておくなど、工夫が必要です。また、遺族同士協力して各種手続きを行いましょう。1人ですべてやろうとすると大変です。また、普段から自分が亡くなった後に行ってほしいことなどをエンディングノートに記しておくといいでしょう。