スピーカーの処分はどうやる? 具体的な方法と買取についてご紹介
スピーカーは、不要になっても処分方法が分からない・ゴミの分別はどうすべきかなど、処分方法に迷っている人もいるでしょう。近年は、ゴミの削減やリサイクルが推進されるため、スピーカーもリサイクルしなければならないのではないかと不安に感じるものです。事前に不明点を明確にしておき、スピーカーの処分をスムーズに行うことができるように、具体的な処分方法をしっかり覚えておきましょう。
有名メーカーのスピーカーや希少価値のあるスピーカーなどは、買取対象となる場合があります。処分方法と併せ、買取についても知っておきましょう。
1.スピーカーは何ゴミに分類されるのか?
まず、スピーカーのゴミ分類について考えていきましょう。
1-1.不燃ゴミ
サイズが小さなスピーカーであれば、不燃ゴミとして出すことができる自治体もあります。指定のゴミ袋に入れ、指定日に出してください。ただし、自治体によって分別ルールが異なるため、不燃ゴミとして出す前に、再度確認しておくことが大切です。
1-2.粗大ゴミ
1辺が30cmを超えるサイズのスピーカーは、粗大ゴミとみなされるケースがほとんどです。粗大ゴミは、事前申請が必要となります。自治体の粗大ゴミ受付センターに申し込みをし、手数料を支払ってください。また、指定された回収日時を守って出すことが大切です。
1-3.小型家電としてリサイクル
自治体によっては、スピーカーを小型家電としてリサイクル回収している場合があります。公共施設や家電量販店などに設置された小型家電リサイクルボックスに投入してください。ただし、投入口に入らないものは、小型家電としてリサイクル回収の対象になりません。別の方法で処分もしくはリサイクルを行いましょう。
2.スピーカーの処分方法
スピーカーは、どのような方法で処分すればいいのでしょうか? 自治体回収以外の方法もご紹介します。
2-1.自治体回収
自治体回収は、最も手軽に利用できる方法です。不燃ゴミとして出すことができる場合、費用負担も発生しません。粗大ゴミとして出す場合でも、スピーカー1点あたり数百円程度で処分できます。ただし、事前申請や運搬などを自分で行わなければならないため、手間がかかるのがデメリットです。粗大ゴミの回収日時が限られており、すぐに処分できないという難点もあります。
2-2.不用品回収業者
家具や家電などの回収を行う不用品回収業者に依頼する方法もあります。スピーカー1点だけの回収も可能です。しかし、出張回収がメインで、回収費用のほかに出張費用がかかるなど、費用が割高になってしまうのがデメリットでしょう。ほかにも不用品がある場合は同時に回収に出したり、定額料金プランなどを利用したりしたほうが、コストダウンできます。不用品回収業者は、迅速な対応が可能です。急いで処分したい場合に適しています。ゼロプラスのお問い合わせフォームからご連絡ください。
2-3.無料回収業者
宅配回収で引き取りを行う、無料回収業者に依頼する方法もあります。ただし、無料回収には条件があり、送料も無料対象となるパソコンやPC用ディスプレーなどの品目が含まれていなければなりません。送料無料対象品目が同こんできない場合は、発送者が送料を負担する方法で送ることになります。業者によって条件や配送会社の指定などがあるため、利用規約をしっかり確認してから依頼しましょう。
2-4.譲渡する
スピーカーを必要としている人へ、譲渡する方法もあります。知人に譲渡するだけでなく、自治体の掲示板などを活用し、譲渡先を募る方法も検討してみてください。費用や引き渡し手段は、事前に話し合いをしておきましょう。ただし、譲渡する前に、簡単な手入れと動作確認などをして、気持ちよく使ってもらえるように準備しておくことが大切です。
2-5.買取に出す
買取に出す方法は、ゴミの削減やスピーカーのリサイクルにつながります。利用価値があるものや元値が高価なスピーカーは、業者で査定を受けてみてください。コンポなど音響機器を専門に扱う業者がいいでしょう。買取価格は業者ごとにさまざまです。複数の業者で査定を受け、買取価格を比較しましょう。
3.高額買取の可能性があるスピーカーの特徴は?
買取対象となるスピーカーの特徴や買取方法などを見ていきましょう。
3-1.買取対象となるもの
買取対象となるスピーカーは、有名メーカーのものが中心です。有名メーカーであることに加え、希少価値がある機種は、高額買取になる可能性が高いでしょう。たとえば、以下のメーカーは、中古需要が高まっています。
- JBL
- オンキョー
- TANNOY
- Mclntosh
- バウワース&ウィルキンス
ただし、音割れや破損などがなく、正常に稼働することが前提です。故障やトラブルがあるものはジャンク品扱いとなり、買取価格がつかない場合があります。無名メーカーのスピーカーは、年式が新しく、状態が良好であれば、買取可能な場合があるでしょう。
3-2.付属品がそろっている
購入時の付属品がそろっているスピーカーは、高額買取になる可能性があります。外箱・ケーブル・取扱説明書・保証書などを用意してから、査定を受けましょう。すべてがそろわない場合でも、できる限り用意しておくと、査定では有利になります。
3-3.メンテナンスが行き届いている
メンテナンスが行き届いているスピーカーは、査定時の印象がよくなるでしょう。スピーカーは静電気でホコリを誘引し、汚れなどが付着しやすいものです。査定前に細かな部分までしっかり拭き取り掃除を行い、動作確認もしておきましょう。
4.スピーカーを買取に出す方法
4-1. 音響機器専門の買取業者に依頼する
音響機器専門の買取業者なら、知識や買取実績が豊富であるため、適正価格で買取してもらえます。取り扱いメーカーも幅広く、一般的なリサイクルショップより高値で買取が可能なのが魅力です。ただし、査定基準が厳しく、音質が良好なものに限定されます。宅配買取・持ち込み買取・出張買取など、買取方法も業者ごとに異なるので、比較して利用しやすいところを選びましょう。
4-2.不用品回収業者も買取が可能
不用品回収業者では、スピーカーの回収だけでなく、希望すれば買取にも対応してもらえるのがメリットです。無料見積もりの際に、スピーカーの買取を希望する旨を伝えてください。ただし、音響機器専門業者より買取価格が下がる傾向があります。また、出張費用がかかる場合があるため、買取が成立しても手元にはさほどお金が残らないケースもあるのです。
4-3.個人売買で売却する
ネットオークションやフリマアプリを使い、個人売買でスピーカーを売却する方法もあります。希望価格で出品できるのがメリットです。しかし、個人売買はすぐに買い手が現れるとは限らないため、売れる時期を読むことができません。また、未入金・音信不通・価値観の相違によるクレームなど、購入者とのトラブルも起こりやすいので、リスクを理解して出品しましょう。
5.業者選びの注意点
買取業者は、慎重に選ぶことが大切です。業者選びの注意点をご紹介します。
5-1.対応に疑問を感じる場合は避ける
問い合わせへの対応や担当者の話し方など、少しでも疑問を感じるようなら、依頼するのを避けましょう。愛用してきたスピーカーを売却する際は、気持ちのいい取り引きができることが大切です。
5-2.事業所をきちんと構えて営業している
買取業者は、事業所をきちんと構えて営業しているところを選びましょう。業者のホームページで会社概要を確認し、買取実績や営業拠点などを調べてください。買取には、古物商の許可を得る必要があります。許可番号をきちんと提示している業者であることもポイントです。
6.スピーカーの処分でよくある質問
スピーカーの処分に関する質問を集めました。
Q.スピーカーを寄付することはできるのか?
A.はい、できます。ただし、寄付は常に募っているわけではありません。寄付したい団体や公共施設などに問い合わせをし、送付時期などを確認しましょう。また、寄付する際の送料は、発送者負担となります。
Q.楽にスピーカーを処分できる方法は?
A.宅配回収や出張回収など、こん包や運搬を必要としない方法です。スピーカーは重量があるものや、サイズが大きくて運搬が難しいものもあります。肉体的負担が少ない方法を選びましょう。
Q.パソコンに付属していたスピーカーは、メーカーで引き取り可能か?
A.パソコンの付属品であれば、メーカーでの引き取りが可能です。ただし、スピーカーだけの回収はできません。パソコンと同時回収となるので注意してください。
Q.買取価格の相場はどうやって調べたらいいのか?
A.複数の業者で査定を受けることで、買取価格の相場を知ることができます。もしくは、ネットで「メーカー名 型番 買取」などのキーワードで検索をし、おおよその買取価格を調べてみましょう。
Q.買取業者や回収業者はどのように探せばいいのか?
A.「スピーカー 買取業者 地域名」で検索してみましょう。地域名は、東京・神奈川・岡山・広島・福岡・鹿児島など、都道府県名を入力してください。より詳細に検索したいなら、東京都なら品川区、神奈川県なら横浜市、岡山県なら岡山市など、都市名を加えるといいでしょう。
まとめ
不要になったスピーカーは、自治体回収で処分することができます。不燃ゴミ・粗大ゴミ・小型家電としてリサイクルなど、ルールを守って処分しましょう。業者に依頼して回収してもらう方法もあります。迅速に処分したい方におすすめです。また、有名メーカーのスピーカーは中古需要があるため、音質などに問題がなければ、買取に出すことも考えてみてください。複数の音響機器専門買取業者などで査定を受け、買取価格や業者の対応姿勢などを比較しましょう。