終活カウンセラーに相談して理想の終活を! いつ、どうやって始める?

はてなブックマークに追加
Twitterでシェア
Facebookでシェア

「終活カウンセラー」とはどのような仕事かご存じでしょうか? 「終活」とは、人生のエンディングを迎えるにあたって行う準備のことです。今の日本は急速に少子高齢化がすすみ、昔のように子供が多い家庭が減ってきています。子供が一人という家庭も多く、できるだけ周囲に迷惑をかけずに人生を終えることを望む高齢者が増えているのです。そこで、生まれたのが「終活」という言葉。具体的にどのようなことをすればよいのか、終活カウンセラーに相談してみてはいかがでしょうか。終活について検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

  1. 終活の基礎知識
  2. 終活の方法について
  3. 終活カウンセラーについて
  4. 終活の相談、生前整理などについて
  5. 終活に関するよくある質問

この記事を読むことで、自分の終活をどう進めるべきか分かるはずです。悔いのない最期を迎えるために、よく考えてみてください。


1.終活の基礎知識

まずは、終活の目的やメリットなどをご紹介します。

1-1.終活とは?

終活が意味するものは人それぞれです。理想的な最期を迎えるための事前準備であると考える人もいれば、自分らしく人生を締めくくるための活動と考える人もいるでしょう。また、残される家族のために終活を行う人も少なくありません。つまり、終活とは、人生のエンディングを迎えるにあたっての準備や活動のことであり、「残された家族への思いやり」でもあるのです。

1-2.目的と必要性

「死を考えるのは縁起が悪いこと」というのは一昔前の考え方です。今は、自分の死について自分で考える必要がある時代と言えるでしょう。生き方を選択できるのと同じように、人間は死に方も選択できるのです。また、元気なうちに身辺を整理して遺族の負担を減らすことだけではなく、自分自身を整理することで今後の人生をより充実したものにするという目的もあります。残された人生のためにも、終活について検討する必要があるのです。

1-3.最近の傾向と背景

「終活」という言葉が注目を集めるようになった背景にあるのは、高齢化と少子化です。昔は、身内が亡くなった後に、お葬儀やお墓のことを考えるのは遺族の役目だったと思います。しかし、家族と離れて一人暮らしをする高齢者が増えた今の時代、周囲に迷惑をかけないように自分が死んだ後の準備をしておきたいと考える人が増えたのです。最近は終活をテーマに取り上げるメディアも多くなり、終活セミナーなど終活に特化したイベントを開催する団体なども出てきています。

1-4.メリットとデメリット

終活によって得られるメリットとデメリットをまとめました。

【メリット】

  • 自分の意志を家族に伝えておける
  • 今後の人生でやるべきことが見えてくる
  • 残された家族の負担を軽減できる
  • 相続トラブルを避けることができる

【デメリット】

  • 死を意識することで気分が落ち込むこともある
  • 残りの人生に対して精神的な負担となる場合もある

2.終活の方法について

では、終活の方法を具体的にご紹介しましょう。

2-1.どんなことをするのか?

終活と言っても、具体的にどのようなことをすればよいのか分からない人も多いのではないでしょうか。一般的には、以下のような内容になります。

  • 財産や所有物の整理、処分
  • 病気になったときの延命治療、寝たきりになったときに望む暮らし方について家族に伝えておく
  • 葬儀やお墓に関する準備

2-2.方法

終活を始める時期については、決まりがあるわけではありません。「70代になったら」「配偶者が亡くなったら」と考える人が多いでしょう。そのほかにも、定年や子供の独立をきっかけに終活を始める人もいます。始め方としては、まずエンディングノートを書くのがおすすめです。エンディングノートとは家族や知人に伝えておきたいことを書いておくためのノートであり、終活をスムーズに進

める上で大変役立ちます。今まで自分が歩んできた歴史を整理するために活用するのもよいでしょう。ただし、エンディングノートに法的効力はありません。実際の相続手続きには使用できないということを覚えておいてください。

2-3.問題点とは?

終活にも問題点はあります。そのブームを利用して詐欺を行う者も存在しているという点です。「終活」という言葉を使えば高齢者をだますことができる、と思っている悪質な業者が、商品の購入や不要な契約をせまってくる場合もあります。そうした業者にだまされないためにも、終活は一人で行うべきではないのです。家族や知人に相談しながら、慎重に進めていくことをおすすめします。

3.終活カウンセラーについて

終活を始める上で知っておくべき「終活カウンセラー」についてご紹介しましょう。

3-1.終活カウンセラーとは?

一般社団法人終活カウンセラー協会が認定する資格であり、簡単に言うと終活に関する悩みを一緒に考えてくれる人のことです。「終活はなぜ必要なのか」「具体的には何をすればよいのか」など、不安や疑問があれば相談してみましょう。的確なアドバイスとともに、必要であれば専門家を紹介してくれます。

3-2.目的と必要性

終活カウンセラーは、終活に関する悩みや問題を一緒に解決することを目的としています。「終活」という言葉が注目を集めているものの、具体的にどう動くべきなのか分からない中高年の中には、終活カウンセラーを必要としている人がたくさんいるのです。

3-3.何をしてくれるのか?

終活カウンセラーは、具体的に以下のようなことをしてくれます。

  • エンディングノートの必要性や書き方について相談に乗ってくれる
  • 終活のポイントや優先順位の決め方をアドバイスしてくれる
  • 弁護士や行政書士などの専門家を紹介してくれる

3-4.終活カウンセラーの資格について

終活カウンセラーは、一般社団法人終活カウンセラー協会が主催する講義や講座を受けて、試験に合格すれば資格取得が可能です。講座や試験は全国各地で開催されており、1日講座を受けてそのまま試験に合格すれば資格を取ることができます。合格率は98%と非常に高いのが特徴です。

4.終活の相談、生前整理などについて

終活の相談先や生前整理についてまとめました。

4-1.相談できるところ

社労士や行政書士・税理士・葬儀屋などが終活カウンセラーの資格を持っていることも多いため、悩みに応じて相談先を選ぶとよいでしょう。終活カウンセラーはこちらのサイトから探すことができます。また、生前整理をしておきたいなら、専門の業者に依頼することも可能です。不用品の回収や買い取り・遺品整理などを行っている「ゼロプラス」では、生前整理のご相談も承っています。こちらから無料見積もりを受け付けているため、ぜひご利用ください。

4-2.生前整理について

生前整理とは、生きているうちに身の回りのものを整理しておくことを言います。終活の一つであり、残された家族の負担を減らす上でも非常に重要なものです。生前整理をすることで、その後の人生を身軽に生きることができるようになるでしょう。「ものが多くて大変」「何から手をつけてよいのか分からない」という人は、業者に依頼するのもおすすめです。

4-3.業者の選び方

生前整理を依頼する業者は、以下のポイントを参考にして選んでください。

  • 豊富な実績と経験がある
  • 生前整理に関する知識を持っている
  • 不用品の回収と買い取りを同時に行っている
  • 無料見積もりを受け付けている
  • 料金体系が明確である
  • 丁寧でスピーディーな対応をしてくれる

4-4.流れ

ゼロプラス」では、電話またはホームページから無料見積もりを受け付けています。その内容にご納得いただけましたら、実際の訪問日時を決定し、正式見積もり・作業開始という流れです。作業内容に問題がなければ、お支払いとなります。

4-5.料金について

生前整理を業者に依頼した際の料金については、業者ごとに異なります。同じ内容の作業であっても、業者によって大きな差がある場合もあるのです。そのため、事前に複数の業者に無料見積もりを依頼し、比較してみることをおすすめします。そうすることで、大体の相場を知ることにもつながるでしょう。

4-6.注意点

不用品の回収・買い取り・生前整理を行っている業者の中には、悪徳業者も存在しています。特に、回収や買い取りに必要な許可を持たずに営業している業者は要注意です。違法業者である可能性が高く、不法投棄などのトラブルに巻き込まれてしまう例もあります。業者を決める際には、必ず許可の有無を確認してください。

5.終活に関するよくある質問

「終活について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

5-1.「終活」とは、いつ生まれた言葉ですか?

A.2009年に「週刊朝日」で終活に関する連載が行われたことをきっかけに生まれた言葉です。2010年には新語・流行語大賞にもノミネートされました。

5-2.エンディングノートは何をどのように書くのかが決まっているのですか?

A.内容や様式は決まっていません。市販されているものもたくさんあるため、自分が書きやすいと思うをノートを選ぶとよいでしょう。

5-3.葬儀については具体的に何を決めておけばよいでしょうか?

A.希望のスタイルや規模、誰を呼んでほしいのかなどを決めておくとよいでしょう。呼んでほしい人の連絡先リストも載せておくと遺族が助かります。

5-4.エンディングノートに何を書けばよいのか分かりません。どうしたらよいですか?

A.最初からすべてを埋めようとする必要はありません。まずは自己紹介や自分のすきなこと、家族との思い出などを書いていくとよいでしょう。何を書いておくべきか決まってから、少しずつ埋めていくつもりで進めてください。

5-5.生前整理をしたいのですが、なかなかものを捨てられません。どうすればよいですか?

A.「必要なもの」と「不要なもの」に仕分けし、どうするか迷ったものは「保留」にして段ボールに入れておきましょう。半年~1年たってもその段ボールに入ったままなら、自分にとって不要なものだと判断して捨ててしまってください。

まとめ

いかがでしたか? 終活の必要性や方法・相談先などをまとめてご紹介しました。自分らしい最期を迎えるために、終活はしておくべきことです。安心して残りの人生を過ごすためにも、ぜひ検討してみてください。どうすべきか、どのように進めるべきか迷ったときは、終活カウンセラーに相談することをおすすめします。生前整理についても、この記事を参考にして考えてみましょう。