ゴミ屋敷が火事になりやすい理由は? 対策や対処法などを徹底解説

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ゴミ屋敷を放置していると、火災や盗難などのリスクが高まる恐れがあります。特に、乾燥しやすい冬場は火事になりやすいので注意が必要です。しかし、周囲にあるゴミ屋敷をどうすればいいのか、ゴミ屋敷を作ってしまった場合の対処法などで悩んでいる方は多いでしょう。

本記事では、ゴミ屋敷が火事になりやすい理由や対策を解説します。

  1. ゴミ屋敷が火事になりやすい理由は?
  2. ゴミ屋敷が火事になった事例
  3. 周囲にゴミ屋敷がある場合の対策
  4. ゴミ屋敷を作ってしまった場合の対処法
  5. ゴミ屋敷に関してよくある質問

この記事を読むことで、ゴミ屋敷の対処法などが分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。

1.ゴミ屋敷が火事になりやすい理由は?

最初に、ゴミ屋敷が火事になりやすい理由をチェックしておきましょう。

1-1.最も多いのが放火による火災

家中が不用品であふれているゴミ屋敷は、一度火がつくと途端に広がってしまいます。火事になりやすい理由はさまざまですが、最も多いのが放火による火災です。総務省消防庁の発表によると、出火原因のおよそ20%を占めているのが放火となります。放火犯の動機はそれぞれ異なりますが、「ストレスでやった」「ちょっとしたイライラを晴らすため」など些細(ささい)な理由がほとんどです。ゴミ屋敷は屋外にまでゴミをため込んでいることが多いので、放火の標的にされやすいのでしょう。

1-2.タバコの火の不始末

放火に次いで2番目に多い出火原因がタバコです。タバコの火の不始末で、あっという間に家中が火の海になってしまいます。普段から常に掃除を心がけていれば、火の不始末でもすぐに気づき、火災を防ぐことができるでしょう。けれども、足場の踏み場がないほどたくさんのもので埋めつくされているゴミ屋敷は、タバコがすき間に落ちてしまうことがあります。また、タバコのポイ捨てによって火災が起きるケースも多いようです。

1-3.注意しておきたいのはトラッキング火災

「トラッキング火災」という言葉をご存じでしょうか。コンセントに差し込んだプラグと挿入口の間にたまったホコリに着火してしまうトラッキング現象が原因で起こる火災のことを指します。特に、長時間差し込んだままになっているコンセントや湿気が多い場所にあるコンセントはトラッキング火災が起きやすいので要注意です。ゴミ屋敷はコンセント自体がゴミに埋もれてしまうため、トラッキング火災の対策ができずに火事を引き起こします。

2.ゴミ屋敷が火事になった事例

それでは、ゴミ屋敷が火事になった事例をいくつか紹介します。

2-1.ゴミ屋敷からの火災で近隣住宅が半焼した

ゴミ屋敷からの火災被害を敷地内で抑えることができればいいのですが、近隣住宅まで火災が広がってしまう可能性もあります。実際に、ゴミ屋敷からの火事で隣の家が半焼になったという事件がありました。特に、古い町並みで細い路地に家が隣接している場合、1軒からの出火で何件もの家が被害を受けてしまう恐れがあります。ゴミ屋敷の問題は、決して自分たちの問題ではありません。近隣住民も被害を受けるリスクがあることを知っておく必要があります。

2-2.誰かのタバコのポイ捨てで全焼

前述したように、ゴミ屋敷は道端にまでゴミが放置されているケースが多いでしょう。実際に起きた事例の中では、通りすがりに誰かがポイ捨てしたタバコの火が放置されていたゴミに燃え移り、そこから火災につながったケースです。その結果、住宅が全焼してしまいました。ゴミ屋敷で1番怖いのは、すぐに火が広がってしまうことです。あちこちにゴミが散乱している状態なので、火の気があればどんどん燃え広がってしまいます。消防車が駆けつけるころには手のつけようがない状態にまで火災がひどくなるでしょう。

2-3.何回か起きているボヤ騒ぎ

近隣にゴミ屋敷があり、大量のゴミが原因で何回かボヤ騒ぎが起きているという事例もあります。ボヤ騒ぎが1回程度ならまだ強い不安はありませんが、何回もボヤ騒ぎを起こしていると「いつか火事になるのでは」「影響を及ぼすのでは」という不安が大きくなるでしょう。ゴミ屋敷からの出火が原因で自分の家を失うことになれば、本当に「いい加減にしてほしい」という気持ちだけでは済まさない話ですね。

3.周囲にゴミ屋敷がある場合の対策

では、周囲にゴミ屋敷がある場合はどのように対処すればいいのでしょうか。

3-1.自治体に相談する

ゴミ屋敷が社会問題になりつつある今、ゴミ屋敷に対する条例を制定する自治体が増えてきました。そのため、まずは、自治体にゴミ屋敷があることを伝えることが大切です。お住まいの自治体に「ゴミ屋敷がある」「悪臭や火災の危険がないか不安」など、事実を伝えてください。自治体はすぐに動くことはできませんが、ゴミ屋敷があるという事実を知ることができます。どんな状態なのか、今現在困っていることなどを具体的に伝えることが重要です。

3-2.火災保険に加入しておく

ゴミ屋敷からの出火で被害を受けないか不安を感じている方は、事前に火災保険に加入しておくといいでしょう。万が一、隣近所のゴミ屋敷が原因で火災が発生し、延焼で家が燃えてしまった場合は、ゴミ屋敷の住人に損害賠償請求ができますが、本人の資本力がなく支払うことができない可能性があります。だからこそ、事前に火災保険に加入しておけばいざというときでも安心です。火災保険に加入することが自己防衛となり、火災の被害を受けたとしても被害額がまかなえるでしょう。

3-3.火災報知器を設置する

近所にゴミ屋敷がある場合は、自分の家に火災報知器を設置するのも対策の1つです。火災報知器は熱や室内の煙を感知すると警報が鳴るため、ゴミ屋敷の住人だけでなくほかの近隣住民にも火災を知らせることができるでしょう。早めに火災が分かれば、被害も最小限に抑えることができます。火災による死亡者やケガ人の被害も抑えられるので大きなメリットがあるといえるでしょう。

3-4.ゴミ屋敷の住人に相談する

ゴミ屋敷の住人に対して、火災のリスクを伝え、予防するためにも片付けをするように促すことも選択肢の1つです。大切なのは、上から目線で伝えるのではなく、なぜ片付けが必要なのか、片付けないとどうなるのか分かりやすく伝えることでしょう。丁寧かつ分かりやすく説明すれば、相手が理解を示してくれるかもしれません。ゴミ屋敷の住人本人が「自分では片付けることができない」と悩んでいる場合、相談相手になってあげるといいでしょう。どうしても片付けができないときは、専門業者へ依頼するように促すこともできます。ただし、頑固で理解してくれない人の場合、トラブルになる恐れもあるので無理に説得しないでください。危険を感じた場合は接触を避け、自治体に相談することをおすすめします。

4.ゴミ屋敷を作ってしまった場合の対処法

ここでは、自分がゴミ屋敷を作ってしまった場合の対処法を紹介します。

4-1.家族や自治体の窓口に相談する

ゴミ屋敷の悩みは1人で抱え込まずに、誰かに相談することが大切です。ゴミをため込んでしまう人ほど、1人で抱え込んでしまう傾向があります。特に、1人暮らしの高齢者は家族がおらず、相談相手がいない可能性があるので、その場合は自治体の窓口に相談してください。どうすれば改善できるのか、解決策を提案してくれます。そして、相談しながらゴミ屋敷を片付ける計画を立ててください。大量のゴミが家中にあると思いますので、しっかりと最初に計画を立てることが大切です。計画を立てずに進めてしまうと、途中で挫折することになります。

4-2.ゴミ屋敷を片付ける手順

ゴミ屋敷を片付ける際に計画を立てる前に、ある程度の様子を把握することが大切です。ゴミ屋敷の全体の様子をチェックし、何がどのくらいあるかざっくり計算しましょう。そうすることで、ゴミ屋敷の作業時間を導き出すことができます。作業時間は余裕を見ておきましょう。また、ゴミ屋敷を片付ける場合は、以下の手順を参考にしてください。

  1. ゴミ屋敷の全体の様子を把握する
  2. 何がどのくらいあるか物量をざっくりと計算する
  3. 片付けを実行する日と時間を決める
  4. 片付けをする順番を決める
  5. 片付け当日になったら順番どおりに作業を進める
  6. 片付けが終わったら、ゴミ出し・不用品処分などを行う
  7. 最後に部屋をきれいに掃除して終了

大きなものから片付けると全体を見渡すことができ、スペースにも余裕が生まれます。玄関や窓など外とつながっているところからゴミを搬出するための道を確保しておきましょう。

4-3.作業が困難な場合は専門業者に依頼する

ゴミ屋敷のほとんどは1人での作業が困難でしょう。自分1人で作業を進めると途中でやる気をなくしてしまう恐れがあるため、難しい場合は専門業者に依頼することをおすすめします。ゴミ屋敷を対象に片付けや不用品回収を行っている業者に依頼することで、スピーディーに片付けることができるでしょう。時間と手間をかけることなく、きれいな状態にできます。費用はかかりますが、自分で行うよりも素早く片付けられるため、火災の心配もなくなるはずです。

5.ゴミ屋敷に関してよくある質問

ゴミ屋敷に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.トラッキング火災を防ぐコツは?
A.まずはゴミを片付けることが大切です。できるだけ、ゴミの量を減らすことでトラッキング火災を未然に防ぐことができるでしょう。また、ゴミ屋敷を片付けた後も、ものを増やさないように意識を高めてください。コンセントを定期的に掃除したり、コンセント近くにものを置かないようにしたりすることが大切です。

Q.なぜ自治体はすぐに動いてくれないのか?
A.ゴミ屋敷の中にあるものは、ゴミ屋敷の家主のものだという決まりがあるからです。たとえ、周囲からはゴミのように見えるものだとしても、家主の大切な財産という認識となります。そのため、自治体からしてみれば「個人の敷地内や個人の財産に手を出してはいけない」という理由ですぐに動くことができません。しかし、あまりにも目に余る状況であれば、ゴミ屋敷の家主に行政指導が入る可能性があります。

Q.行政代執行法とは?
A.義務を果たさない住民に対して、行政が強制的にその義務を執行する制度です。住民からゴミ屋敷に関するトラブルの申し出があると、行政はまず調査を行うことになります。実際に、ゴミ屋敷がどのような状況なのか、実際に赴き様子を窺うことになるでしょう。そして、あまりにひどい場合は指導・勧告を行います。それでも改善しない場合は、命令→行政代執行という流れに至るのです。

Q.業者に依頼する場合の費用はいくらぐらいか?
A.具体的な費用は、範囲や不用品の量などによって異なりますが、戸建て住宅がゴミ屋敷になっている場合は約30万~35万円かかるでしょう。35万円以上になる可能性もあるため、見積書の内容をしっかりと確認することが大切です。また、ワンルームの場合は約8万~10万円、2DKマンションの場合は約18万~22万円が目安となります。

Q.おすすめの専門業者は?
A.不用品回収やゴミ屋敷の片付けを行っているゼロプラスをご利用ください。ゼロプラスでは、不用品の回収だけでなく買取も行っています。不用品の中に買取可能なものがあれば、処分費用を最小限に抑えることが可能です。買取不可になった場合でも、そのまま処分できるので手間と時間をかけずスピーディーに片付けることができるでしょう。悩んでいる方はぜひ1度お問い合わせください。

まとめ

ゴミ屋敷はたくさんのゴミが散らかっている状態なので、いつどこで火災が発生するか分かりません。最も多いのは放火による火災ですが、住人による火の不始末やタバコのポイ捨てなどによって火災が発生したこともあります。近所にゴミ屋敷がある場合は、自治体に伝えるといいでしょう。自治体は自らすぐに動くことはできませんが、伝えることでゴミ屋敷が認識できます。自分がゴミ屋敷を作ってしまった場合は、なるべく早めに片付けてください。自分1人で片付けられないケースが多いため、プロの業者に手伝ってもらうといいでしょう。業者の力を借りてきれいになれば、後はその状態をキープすることだけに力を入れればいいのです。