引っ越しの片付けはどこから? 準備の手順や流れ・不用品処分のコツをご紹介
引っ越し準備で大変な作業といえば、なんといっても片付けでしょう。どこから手を付けたらいいのかさっぱり分からない・片付けが苦手で効率的な順番を知りたいと思っている方も多いはずです。そこで今回は、引っ越しの片付けや準備について、どこから始めるべきか、また、スケジュール組みのポイント・不用品の処分方法についてもご説明します。
不用品の処分をよりお得に楽に処分するためのコツもご紹介します。引っ越しの片付けで困っている方にはぴったりの内容となっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
1.引っ越しの片付けはどこから手を付ける?
まずは、引っ越しの準備や片付けで最初に片付ける場所についてご説明します。
1-1.使っていない場所から片付けよう
押し入れの天袋やクローゼットの上部などには、普段使わないものが多く入っているはずです。処分していいものや、先にこん包(ダンボール詰め)していいものばかりでしょう。あいたスペースにこん包済みのダンボールを置いておくことができて効率的です。
1-2.普段使わないもの・季節家電なども先に片付ける
オフシーズンの服や季節家電なども、先に処分・こん包しましょう。季節外の服は比較的処分しやすいでしょう。前回一回も着ていない服は処分対象とするのがおすすめです。重い季節家電はなるべく下の方に置いておくと安全でしょう。
1-3.明らかに不要なもの・大物を処分する
上記以外にも、明らかにいらないものがあれば先に処分するのがおすすめです。引っ越しの片付けでは想像以上にスペースが必要なので、できるだけ家からものの数を減らしておくことをおすすめします。作業スペースが広いほうが、効率よく作業できるでしょう。
2.引っ越しの片付けのスケジュール
引っ越しの片付けのスケジュール作りについてご説明します。ふつうは引っ越し当日から逆算し、スケジュールを決めますがいくつか注意点があるので見ていきましょう。
2-1.平日と休日のバランスを考える
たとえば、引っ越しまであと30日あったとしても、休日だけで換算するとあと8日、となることもあります。引っ越しまでの実働時間を考える際は、総日数で計算しないほうがよいでしょう。
2-2.予備日を作る
引っ越しの片付けを始めようと思っているときは元気でやる気に満ちているので、ミッチリとしたスケジュールを組みがちです。しかし、体調不良ややる気が出ない日、引っ越しの各種手続きや急用が入ることもあることも覚えておきましょう。3~4日に1日くらいは何もしない(できない)日があると想定してスケジュールを組むことをおすすめします。
2-3.ゴミ回収には日数がかかる
特に自治体の粗大ゴミ回収は、申請から回収までに最短1週間、長いと1か月くらいかかることがあります。大型家具は先読みして早めに申請するようにしましょう。いつ申請するか、ご自身の自治体では回収までに何日かかるかをチェックしておくことも大切です。
2-4.引っ越しまであと30日の場合のスケジュール例
引っ越しまでの片付けスケジュール例をご紹介します。
【週休2日、18時までの勤務で時々残業が入る会社員の例】
- n月1日(土)
- 自治体のゴミ区分や粗大ゴミの回収方法のチェック
- ゴミ袋などの調達
- スケジュール作り
- n月2日(日)
- 明らかな不用品の処分
- 粗大ゴミ申請(一次)
- n月3~7日(月~金)
- 平日の作業時間は2時間程度×3日(2日は何もできない日と想定)
- 不用品の仕分け作業・随時ゴミ出しなど
- n月8日(土)
- スケジュールの見直し(遅れ・想定外の作業など)
- 追加買い出し(あれば)
- 粗大ゴミの申請(二次)
- n月9日(日)
- 各種手続きで丸1日
- n月10~14日(月~金)
- 不用品の仕分け作業(普段使わないもの続き)
- n月15日(土)
- スケジュールの見直し(遅れ・想定外の作業など)
- ダンボール・ゴミ袋の追加調達など
- 不用品の仕分け続き
- n月16日(日)
- 予備日
- n月17~21日(月~金)
- 不用品の仕分け作業(そろそろ日用品・オンシーズンの服に着手)
- ゴミ出しなど
- n月22日(土)
- 粗大ゴミを出す(一次)
- そろそろ家の中に不用品がほとんどない状態にする
- こん包作業続き
- n月23日(日)
- 手続き類の最終確認
- 引っ越し当日に持参する荷物の確認
- 掃除道具の補充
- n月24~28日(月~金)
- こん包作業続き
- うち1日休暇:平日にしかできない手続きなど
- n月29(土)
- 当日の食料品類をまとめる
- 粗大ゴミ(二次)←最終
- 掃除仕上げ
- n月30日(日)
- 引っ越し当日
- 朝最終掃除をして出発
3.引っ越しの片付け方法
次に、引っ越しの片付け方法について具体的にご説明します。
3-1.家の中のものの総量を減らす
引っ越しは、家のものの数を減らすチャンスです。使っていないもの・使っていても不便さを感じているものなどは、この機会に手放しましょう。新居では本当に必要なものだけで暮らせるイメージをするのが大切です。
3-2.こん包の際はどこに何が入っているかを明確に
こん包する際は、違う種類のものが同じダンボールに混ざって入っていないように注意しましょう。異なる種類のものが混ざってしまうと荷ほどきのときに大変です。 多少隙間ができても、1つのダンボールには1種類のものしか入れないようにしてください。また、ダンボールには上面と四方すべての面に、入れたものの種類を書いておくと便利でしょう。どの方向に置いても、何が入っているかが分かりやすくなります。
3-3.ひとりで持てない重さのものは入れない
本や書類などはダンボールいっぱいに入れないようにしましょう。運ぶのに2人以上必要なくらい重くしてしまうと、引っ越し当日の作業に大きな支障が出ます。重いものを入れる際は、ダンボールの体積の半分~80%くらいにおさえるとよいでしょう。
4.引っ越しで片付け出た不用品の処分方法
次に、不用品の処分方法についてご説明します。
4-1.自治体回収は回収日に注意
前述のとおり、自治体の粗大ゴミ回収は日数がかかります。また、可燃ゴミ・不燃などの一般ゴミも回収日が決まっているので、毎日自由に捨てられるわけではありません。特に不燃ゴミ・電気ゴミ・ 資源ゴミなどは回収頻度が少なめなので、回収日を逃さないようにしましょう。
4-2.不用品をリサイクルに出せばお得でエコ
まだ使えるものはリサイクルを検討しましょう。状態が良く新しい家電類は買い取ってもらえることもあります。本類もまとめて売ると便利です。量が多ければ家まで取りに来てもらう出張買取を利用できることもあります。
4-3.大量不用品は不用品回収業者に一気に処分してもらう
不用品が大量に出た場合は、不用品回収業者の利用が便利です。買取業務を兼業しているところもあり、回収料金から相殺してもらえます。粗大ゴミの回収日の調整が難しい方や、買取と回収を一気にまとめて行いたい方、とにかく時間がないという方にもおすすめの方法です。回収費用はかかりますが、その分手間や時間を節約できるのでメリットは大きいでしょう。
5.引っ越しの片付けについてよくある質問
引っ越しの片付けについてよくある質問にお答えします。
Q.回収業者の選び方は?
A.回収業者を選ぶ際は、以下のポイントを押さえましょう。
- すぐに対応してくれる(急ぎの場合)
- 料金が分かりやすい
- 買取業務を兼業している
- 古物商許可などを受けている
Q.少し古い家電を買取に出したいのですが
A.ゼロプラスでは、製造後7年までの家電を買取できます。一般的な買取業者では1~3年くらいのものが買取対象となっているので、やや買取のハードルが下がるといえるでしょう。他店で断られてしまった家電類の買取についても、ぜひお問い合わせください。ただし、状態や種類によっては買取できかねるものもあります。
Q. 回収業者を利用する主な流れは?
A.一般的な回収業者の利用方法は以下のとおりです。
- HPや電話で問い合わせを行う(無料相談)
- 無料見積もりを依頼する
- 訪問(日程調整・見積額査定)
- 回収日:訪問・不用品の運び出し
- 料金の精算
- 不用品の引き取り
より具体的な流れや、ご不明点があれば気軽に問い合わせください。
Q.ゴミ屋敷状態になっていて片付けどころではないのですが
A.ゴミ屋敷状態の家は、不用品が数多くあることがほとんどです。まずは不用品を撤去するのが優先でしょう。手に負えない場合は、回収業者や片付け業者を頼るのも一手です。ゼロプラスではゴミ屋敷の不用品処分も行っています。
Q.粗大ゴミ回収の主な流れを教えて
A.自治体の粗大ゴミ回収は、主に以下のような流れとなります。
- 自治体のHPや電話で、粗大ゴミ回収の申請を行う
- 点数や品目を伝え、回収日や料金を確認する
- 指定店舗(コンビニやスーパーなど)で、必要な分の処理券・シールを購入する
- 回収日になったら不用品を回収場所へ持って行く
自治体の粗大ゴミ回収では、1点ごとに処理券が必要となります。複数の品目を処分する際は、想像以上に高額になることもあることを理解しておきましょう。
まとめ
引っ越しの準備や片付けの手順についてご説明しました。引っ越しの片付けではスケジュール組みやゴミ出し方法の下調べなど、前準備が大切です。行き当たりばったりで作業するよりも効率的に引っ越し準備が行えるでしょう。また、どうしても時間がない場合や、不用品の処分が大変な場合は、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。あっという間に不用品を処分できるので、引っ越し期限が差し迫っている方にもおすすめできます。