事故物件には特殊清掃が必要! 清掃内容や業者への依頼方法とは?
事故物件の清掃についてお悩みではありませんか? 事故物件の清掃を自分で行うのはとても大変なことです。場合によっては感染症などの危険もあるため、できるだけ専門業者による特殊清掃を依頼したほうがよいでしょう。近隣住人に影響が及ぶ可能性も考えて、早めに対処してください。この記事では、事故物件を清掃する必要性や清掃方法などをまとめてご紹介しましょう。
この記事を読むことで、事故物件の清掃に関する悩みが解決するはずです。ぜひ参考にしてください。
1.事故物件とは?
事故物件に該当するケースや問題点をまとめました。
1-1.事故物件とは何か?
事故物件とは、以前の住人が殺人や傷害致死・火災などによって死亡した経歴を持つ物件のことです。自殺や地震などの災害・孤独死などで死者が出た場合もこのように呼ばれる場合があります。ただし、病死など事件性がない場合は、事故物件に該当しないのが一般的です。
1-2.問題点
事故物件が発生した場合、借主側と貸主側の両方に問題が生じます。
1-2-1.借り主側の問題
事故物件が発生した場合、その物件の価値は間違いなく下がります。借り手が見つからず、家賃を大幅に値下げしなければならないケースがほとんどです。その場合、借り主の遺族は損害賠償を請求される可能性があるでしょう。また、部屋の原状回復にかかる費用についても、借り主の遺族が支払うことになる場合が多くなっています。
1-2-2.貸し主側の問題
事故物件が発生した物件は、次の借り手が見つかりにくくなります。噂(うわさ)が広がるとその部屋だけでなく建物自体にも影響が及び、大きな損害を受けることになるでしょう。また、原状回復のための清掃についても、貸し主側が手配する場合がほとんどです。
2.事故物件の清掃とは
事故物件の清掃が必要な理由や特殊清掃の内容などをまとめました。
2-1.清掃の必要性
事故物件には特殊清掃が必要になる場合がほとんどです。事故の内容によっては、血液や体液が床下にまで流れ込んでいる可能性があります。そういった場合、通常の清掃では完全に除去できず、異臭の原因になることもあるのです。近隣住民への影響を最小限に抑えるためにも、特殊清掃が必要でしょう。
2-2.清掃内容
特殊清掃は一般的に以下のような内容で行われます。
- 消毒作業による消臭と感染症予防
- 不用品の処分
- 害虫駆除
- 汚染箇所の解体・清掃・消毒
- オゾン消臭・脱臭
- 壁紙やフローリングの張り替え
2-3.注意点
事故があった部屋だけでなく、周囲の部屋にも影響が及んでいる可能性もしっかりと考えるようにしてください。特に、異臭の問題は周りの部屋にも影響している場合がほとんどです。経験豊富な特殊清掃業者に依頼し、確実に異臭を除去してもらうことをおすすめします。
3.事故物件の清掃方法
事故物件の清掃について、流れや業者選びのポイントなどをご紹介します。
3-1.誰が行うのか?
貸し主や不動産業者が事故物件の清掃を行う場合もあります。しかし、専門的な知識や道具・技術を持たずに清掃を行うと、被害拡大を招く可能性もあるでしょう。そのため、やはり特殊清掃の専門業者に依頼するのがおすすめです。被害が広がる前に対処できるようにしておきましょう。
3-2.専門業者ならではのメリット
事故物件の清掃には専門的な知識が必要です。感染症を予防しながら近隣への配慮も忘れずに行わなければなりません。専門業者には「特殊清掃士」の資格を持つスタッフがいる場合が多く、特殊清掃に関する正しい知識と対応力を持っているのが特徴です。室内を手早く清掃し、元の状態に戻すことができるでしょう。
3-3.依頼の流れと料金
「ゼロプラス」では、遺品整理や不用品回収買取・事故物件の特殊清掃などを受け付けています。まずは、ホームページのフォームから無料見積もりを申し込んでください。その後、作業の日時を決定するという流れになります。料金については業者ごとに設定が異なるため、できれば複数の業者に無料見積もりを依頼し、比較してみるのがおすすめです。大まかな相場を把握しておきましょう。
3-4.業者選びのポイント
特殊清掃を依頼する業者は、以下のポイントを参考にして選んでください。
- 豊富な実績があるか
- 無料見積もりを受け付けているか
- 特殊清掃士が在籍しているか
- 料金体系が分かりやすいか
- 対応が親切でスピーディーであるか
4.事故物件の清掃に関するよくある質問
「事故物件の清掃について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.事故物件の清掃には必ず資格が必要なのですか?
A.資格がなくても事故物件の清掃はできます。ただし、感染症や臭いの問題などもあるため、できれば特殊清掃士の有資格者がいる専門業者に依頼するのがおすすめです。
Q.事故物件の清掃を専門業者に依頼したときの料金相場はどのくらいでしょうか?
A.床上の特殊清掃が30,000円前後、浴室清掃が50,000円前後というのが相場です。パック料金を用意している業者も多いため、チェックしてみてください。
Q.特殊清掃と遺品整理を同時に依頼することは可能ですか?
A.「ゼロプラス」では遺品整理と特殊清掃のどちらも受け付けています。ぜひご相談ください。
Q.事故物件の清掃で料金が高くなるのはどのような条件のときですか?
A.ゴミ屋敷のように部屋がゴミであふれ返っていた場合、床下や壁の内部に血液や体液が染みこんでリフォームが必要な場合などは、料金が高くなるでしょう。
Q.特殊清掃を依頼できる業者の中には、悪質業者も存在するのですか?
A.残念ながら存在しています。適当な清掃をして高額な料金を請求してくるような悪質な業者もあるため、十分注意してください。
まとめ
いかがでしたか? 事故物件の清掃について、その必要性や清掃方法・業者に依頼するメリットなどをまとめてご紹介しました。事故物件の清掃は、素人には大変難しい作業です。費用を抑えようとして自分で行うと、完全に清掃できず臭いが残ってしまうなどかえってデメリットが大きくなってしまう可能性があるでしょう。ぜひこの記事を参考にして、どのように清掃すべきか考えてみてください。